おはようございます。
週末の米株はSQのせいもあるのか安値引けとなりましたが、
SQの割には商いはイマイチだったので、緊張感もイマイチです。
一応、安値引けの理由とされているのが、利下げは50bpではなく、
25bpになるのではとの観測が強まり、失望したとのことですが、
そもそも米株は史上最高値圏、リセッション入りしている訳でもなく、
パウエルおじさんも予防的な利下げを示唆している程度なので、
誰も失望しているとは思えないのですが・・・(笑)
まぁSQでもあった米株の反応はともかくとしても、
米債券とドルは失望?素直?な米債券安(金利上昇)ドル高でしたが、
原油はイラン情勢の緊迫もあって反発したり銅も大幅続伸、商品高、
安全資産の金は一服と米市場全体としてはチグハグな動きの週末です。
英欧市場は英新首相を巡るブレジット動向とか、
伊の財政を含む政局不安とかありながらも、
来週のECB理事会での利下げ観測が高まっていることで、
英欧債券高(伊債券安)、欧州通貨安となり、
英欧株はSQながら薄商いでのマチマチで終えており、
イタリアだけが株は大幅安、債券は小幅安で終えております。
そして欧州通貨安のせいか、米株が軟調でのリスクオフ風味のせいか、
ドル高ながら円安とはならず、日経平均先物もやや軟調に終えております。
ちなみに週末の中国株は反発したものの激薄商いは相変わらずであり、
人民元にも大きな動きはないです(週末は人民安)。
以上の通り、週末の市場はチグハグで緊張感もイマイチですが、
そもそも7月に入ってからの株式市場では、変わらぬ世界的な薄商いの中、
米株だけが堅調、日中英欧株は軟調というアメリカンファーストが続き、
さすがに米株も火曜から一服(VIX上昇)という状況です。
為替市場では10日前後以降からドルが一服すると共に、
欧州通貨、人民元、新興国通貨はBOX、円高という基調が継続中、
債券市場も10日前後以降から再び世界的な債券高(金利低下)が継続中、
原油と商品も10日前後から軟調(銅だけは逆の動き)、
ゴリゴリの金は週末に一服した程度という状況なので、
週末だけでなく7月に入ってから・・・少なくとも火曜日以降は、
アメリカンファース相場が止まっているだけでなく、
米利下げ&世界的な金融緩和期待のドーピングモードも止まり、
緊張感は無いものの、リスクオフ基調が続いております(銅を除く)。
理想としては緩やかな金利上昇と商いを伴う株高(出来ればドル高も)
という健全なリスクオンを期待したいところですが、
足元のマクロ環境と業績は、日中欧が鈍化したまま、
米国はまだら模様の中、世界的にも決算シーズンを迎えており、
しかも景気鈍化要因である貿易戦争は未だに収束してないこともあり、
週末の動きにも垣間見える通り、金利上昇・ドル高となれば、
まだら模様の米景気には重石となることからも、
市場でも悲鳴を上げる場面が見られますので、
マクロ環境と業績の回復確認もしくは回復期待が高まるか、
貿易戦争が収束しない限り、健全なリスクオンは期待出来ないでしょう。
ちなみにイラン情勢もキナ臭くなっており、週末に英タンカーが拿捕され、
英国では23日に英国版トランプのジョンソンが保守党党首に選出され、
24日に首相就任、同じく24日には本家トランプの露疑惑公聴会が、
モラー捜査官出席の上で非公開ではく公開で実施され、
25日には対イラン(ホルムズ海峡警備)有志連合の会合もあるので、
英国版トランプが就任早々にインパクトを狙ったり、
本家トランプが露疑惑の再燃から目を逸らすために、
イランことをしそうではあります・・・個人的な観測ですけどね。
もちろん英国版トランプ(ボリス・ジョンソン)による、
ハードブレグジット懸念の再燃リスクも無くはないですし、
イタリアの騒動も拡大する可能性はあり、今週末の米議会休会入りを前に、
米債務上限問題プロレスにもゴングが鳴りそうです。
そんなリスクも含めて健全なリスクオンが期待できないとなると、
不健全ながらも薄商いではなく商いを伴ったドーピングモードを
期待したいところですが、今週25日のECB理事会、
もしくは30-31日のFOMCまでは(日銀は29-30日)、
金融政策を巡る右往左往が続きそうですから、
今週としては、貿易戦争は収束するのが何よりも先決なのですが、
25日のECB理事会までは、マクロ指標や環境の良し悪しによって、
金融政策動向や債券市場と為替市場が右往左往することよりも、
目先としてはまず、緊張感が無かろうともリスクオフの動きというか、
そう見えさせている株安(原油安も)が止まることが重要なので、
(債券と為替だけを見ればドーピング期待の継続中とも言えるので)
発表が本格化している米欧企業決算が注目・焦点であり、
突発的なリスクとしては23-25日頃がキナ臭いイラン情勢、
ボリスク(ボリス・ジョンソンのハードブレグジット)といった所です。
今週の我が国としても、米国を始め海の向こう動向も重要ですが、
国内目線では、24日を皮切りに本格化する国内企業決算、
それにも影響する基調として継続中の円高動向が最も重要であり、
一応、本日の参院選で与党が苦戦したり、まさかの敗退となったり、
さらに参院選明けから本格化する日米通商協議が(24-26日)、
厳しい展開になったり、そもそもの消費税増税という重石もあるので、
安倍ちゃんマンがさっさと豪快な景気対策を打ち出さなければ、
参院選までの忖度した週末の買いが剥落すると共に、
再び日本だけが買われないモードに陥ってもおかしくはない状況です。
(一応、世界的には日韓問題も意識されている面もあるようです)
そして足元の投機的な需給環境としては、意外と米株に過熱感があったり、
相変わらず金が過熱しているものの、全体としては過熱感がなく、
国内外の巨額な自社株買い、国内では公金買いと過去最高の配当再投資、
ボーナスシーズンというのもあるので、ドーピング相場の継続余地があり、
健全なリスクオンとなる余地もあるのですが・・・、
それでも先週までや民主党政権時代には、日本株が買われなかった上に、
現在と今週は先に述べた状況ではありますので、
需給環境が良好とか米株が牽引するという常識的な見方は置いといて、
まずはシンプルに商いを伴った株高が継続すると共に、
足元で続いている緊張感のないリスクオフ基調が止まるまでは、
全体感として長期の方も短期の方も慎重に構えておくのが無難です。
しかしながら緊張感が無いのも事実なので、割り切ってのド短期勝負とか、
決算を終えた個別については、御自由にどうぞ。
新興市場についても同様でおます。
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週末の米株はSQのせいもあるのか安値引けとなりましたが、
SQの割には商いはイマイチだったので、緊張感もイマイチです。
一応、安値引けの理由とされているのが、利下げは50bpではなく、
25bpになるのではとの観測が強まり、失望したとのことですが、
そもそも米株は史上最高値圏、リセッション入りしている訳でもなく、
パウエルおじさんも予防的な利下げを示唆している程度なので、
誰も失望しているとは思えないのですが・・・(笑)
まぁSQでもあった米株の反応はともかくとしても、
米債券とドルは失望?素直?な米債券安(金利上昇)ドル高でしたが、
原油はイラン情勢の緊迫もあって反発したり銅も大幅続伸、商品高、
安全資産の金は一服と米市場全体としてはチグハグな動きの週末です。
英欧市場は英新首相を巡るブレジット動向とか、
伊の財政を含む政局不安とかありながらも、
来週のECB理事会での利下げ観測が高まっていることで、
英欧債券高(伊債券安)、欧州通貨安となり、
英欧株はSQながら薄商いでのマチマチで終えており、
イタリアだけが株は大幅安、債券は小幅安で終えております。
そして欧州通貨安のせいか、米株が軟調でのリスクオフ風味のせいか、
ドル高ながら円安とはならず、日経平均先物もやや軟調に終えております。
ちなみに週末の中国株は反発したものの激薄商いは相変わらずであり、
人民元にも大きな動きはないです(週末は人民安)。
以上の通り、週末の市場はチグハグで緊張感もイマイチですが、
そもそも7月に入ってからの株式市場では、変わらぬ世界的な薄商いの中、
米株だけが堅調、日中英欧株は軟調というアメリカンファーストが続き、
さすがに米株も火曜から一服(VIX上昇)という状況です。
為替市場では10日前後以降からドルが一服すると共に、
欧州通貨、人民元、新興国通貨はBOX、円高という基調が継続中、
債券市場も10日前後以降から再び世界的な債券高(金利低下)が継続中、
原油と商品も10日前後から軟調(銅だけは逆の動き)、
ゴリゴリの金は週末に一服した程度という状況なので、
週末だけでなく7月に入ってから・・・少なくとも火曜日以降は、
アメリカンファース相場が止まっているだけでなく、
米利下げ&世界的な金融緩和期待のドーピングモードも止まり、
緊張感は無いものの、リスクオフ基調が続いております(銅を除く)。
理想としては緩やかな金利上昇と商いを伴う株高(出来ればドル高も)
という健全なリスクオンを期待したいところですが、
足元のマクロ環境と業績は、日中欧が鈍化したまま、
米国はまだら模様の中、世界的にも決算シーズンを迎えており、
しかも景気鈍化要因である貿易戦争は未だに収束してないこともあり、
週末の動きにも垣間見える通り、金利上昇・ドル高となれば、
まだら模様の米景気には重石となることからも、
市場でも悲鳴を上げる場面が見られますので、
マクロ環境と業績の回復確認もしくは回復期待が高まるか、
貿易戦争が収束しない限り、健全なリスクオンは期待出来ないでしょう。
ちなみにイラン情勢もキナ臭くなっており、週末に英タンカーが拿捕され、
英国では23日に英国版トランプのジョンソンが保守党党首に選出され、
24日に首相就任、同じく24日には本家トランプの露疑惑公聴会が、
モラー捜査官出席の上で非公開ではく公開で実施され、
25日には対イラン(ホルムズ海峡警備)有志連合の会合もあるので、
英国版トランプが就任早々にインパクトを狙ったり、
本家トランプが露疑惑の再燃から目を逸らすために、
イランことをしそうではあります・・・個人的な観測ですけどね。
もちろん英国版トランプ(ボリス・ジョンソン)による、
ハードブレグジット懸念の再燃リスクも無くはないですし、
イタリアの騒動も拡大する可能性はあり、今週末の米議会休会入りを前に、
米債務上限問題プロレスにもゴングが鳴りそうです。
そんなリスクも含めて健全なリスクオンが期待できないとなると、
不健全ながらも薄商いではなく商いを伴ったドーピングモードを
期待したいところですが、今週25日のECB理事会、
もしくは30-31日のFOMCまでは(日銀は29-30日)、
金融政策を巡る右往左往が続きそうですから、
今週としては、貿易戦争は収束するのが何よりも先決なのですが、
25日のECB理事会までは、マクロ指標や環境の良し悪しによって、
金融政策動向や債券市場と為替市場が右往左往することよりも、
目先としてはまず、緊張感が無かろうともリスクオフの動きというか、
そう見えさせている株安(原油安も)が止まることが重要なので、
(債券と為替だけを見ればドーピング期待の継続中とも言えるので)
発表が本格化している米欧企業決算が注目・焦点であり、
突発的なリスクとしては23-25日頃がキナ臭いイラン情勢、
ボリスク(ボリス・ジョンソンのハードブレグジット)といった所です。
今週の我が国としても、米国を始め海の向こう動向も重要ですが、
国内目線では、24日を皮切りに本格化する国内企業決算、
それにも影響する基調として継続中の円高動向が最も重要であり、
一応、本日の参院選で与党が苦戦したり、まさかの敗退となったり、
さらに参院選明けから本格化する日米通商協議が(24-26日)、
厳しい展開になったり、そもそもの消費税増税という重石もあるので、
安倍ちゃんマンがさっさと豪快な景気対策を打ち出さなければ、
参院選までの忖度した週末の買いが剥落すると共に、
再び日本だけが買われないモードに陥ってもおかしくはない状況です。
(一応、世界的には日韓問題も意識されている面もあるようです)
そして足元の投機的な需給環境としては、意外と米株に過熱感があったり、
相変わらず金が過熱しているものの、全体としては過熱感がなく、
国内外の巨額な自社株買い、国内では公金買いと過去最高の配当再投資、
ボーナスシーズンというのもあるので、ドーピング相場の継続余地があり、
健全なリスクオンとなる余地もあるのですが・・・、
それでも先週までや民主党政権時代には、日本株が買われなかった上に、
現在と今週は先に述べた状況ではありますので、
需給環境が良好とか米株が牽引するという常識的な見方は置いといて、
まずはシンプルに商いを伴った株高が継続すると共に、
足元で続いている緊張感のないリスクオフ基調が止まるまでは、
全体感として長期の方も短期の方も慎重に構えておくのが無難です。
しかしながら緊張感が無いのも事実なので、割り切ってのド短期勝負とか、
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