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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
アメリカンファーストップ待ちの今週
おはようございます。

米株買い・日本株売り(円買い)というか日本株買わない(中国株も)
と言いたくもなる動きが続いております(笑)

それはともかく米国はリーマンショックを引き起こし、
世界的な金融緩和に陥れたくせに、いの一番で金融引締めに動き、
英国も追随し、日欧もそろそろ引締めに動くかも・・となったところに、
トランプマンが貿易戦争を仕掛けた結果、日中欧の景気を鈍化させ、
ついに米景気にも鈍化が垣間見えた途端、貿易戦争は放置プレーのまま、
景気鈍化はFRBのせいや!と言い出し、FRBも忖度してなのか、
利下げに動くと言い出す始末(ちゃっかり英国も)・・・
その結果、利下げ期待で米株だけの暴走・独走状態が続いており、
イランとの緊張を蒸し返した軍事面・実体経済だけでなく、
金融市場においても、まさにアメリカンファースト状態となっております。

こういった構図は今に始まったことではないとは言え、
米株の独走も含め、さすがに呆れて屁が出そうなのですが、
日本株だけでなく欧州株も中国株も米国株すらも薄商いが続いているので、
このまま米株の独走を含むアメリカンファーストな構図が継続するとか、
米経済(米株)が牽引してくれるとか、米利下げと世界的な金融緩和が、
実体経済と金融市場を下支えすると本気で思っている感は無く、
足元のガスが抜けた需給環境の後押しだけの株高という状況です。

改めて週末の動きを見ると、株式市場は相変わらずの世界的な薄商いの中、
米株だけは3指数共に史上最高値更新のアメリカンファースト高、
一方、英株は年初来高値近辺ながら続落、
欧州株も年初来高値近辺ながらマチマチ、
新興国株も高値近辺ながらマチマチ、
中国株は5月高値近辺ながら足元で軟調、
日本株は逆三尊を抜けたものの5月高値近辺程度なので、
アメリカンファースト状態と共に冒頭でも書いた通りの状況です。
(VIXも12.39と低水準です)

債券市場では、米利下げ観測と言いながら需給的な債券安余地も大きく、
出尽くしの様に米債券安(金利上昇)となってますが(日英欧債券も)、
さらに金利が急騰することもなく、かといって緩やかな上昇でもなく、
落ち着いているので、安全資産としての債券買いも含まれそうですが、
動きとしては利下げ期待が継続していると言えます。
(逆イールドは継続ながら、週末はやや長短金利差が拡大)

為替市場では、週末も米利下げ期待のようにドル安が続いておりますが、
かつてのように米株高となればドル安ながら円最弱安とはならず、
円高となっているので、債券と同様、リスク回避色も感じられます。
ただし足元の投機筋の需給環境を見ると、
円売りポジは一昨年以来の低水準 ユーロ売りポジは今年最低、
ポンド売りポジは今年最高水準(豪ドル売りポジも)、
ドル買いポジは過熱しているとは言えないので、
ドル高、ポンド高、ユーロ安、円安となる余地は大きい状況です。

原油は利下げ期待によるドル安効果もありますが、
イラン情勢の緊迫化継続や足元のハリケーンによる供給懸念、
投機的な需給環境に過熱感がないこともあり、
週末は横ばいながら概ね堅調な状況が続いております。
他の資源についても、安全資産の金は投機的な需給面での過熱感はあれど、
相変わらずの堅調ぶりですが、景気と中国の鏡でもある銅や他の資源は、
やや反転の動きは見られるものの概ね低迷しております。
(HY債は踏ん張っております。)

以上の通り、週末時点での金融市場は、リスク回避色も混じえつつ、
本気感のない米利下げ期待と需給だけという脆い相場が続いているので、
引き続き、収束してない貿易戦争動向、
(中国の対外的姿勢にも影響する香港デモの動向も)
それによる世界的に鈍化しているマクロと企業業績動向、
これらを帳消し・軽減できるのかは怪しいながら、
金融市場の下支えにはなりそうな米利下げと世界的な金融緩和動向、
これらが変わらない焦点ではあるのですが・・・

他のリスクとしては、どう転ぶのか、いつ起きるのかもわからず、
ほぼ負うべきリスクに等しいですけど、今週は公聴会やG7もあることで、
よからぬ圧力が増しそうなFBを始めGAFA・ハイテク企業動向、
米・イラン情勢、来週に次期英首相候補が決まるブレグジット動向、
徐々に話題になりつつある米債務上限問題といったところです。

そしてこれら焦点とリスクに関わる今週のイベントとしては、
(今週のイベントの詳細は昨日の記事を御参照ください)
これだ!というピンポイントなイベントはないのですが、
今週にライトハイザーUSTR代表とムニューチン米財務長官が、
訪中するかもしれない米中協議、15日までのIAEAとイランの協議、
16日のパウエル議長講演を始め、
週を通しての各国中銀関係者の金融政策に対する発言、
17日のデジタル市場の競争問題に関する公聴会
17-18日のFB公聴会とG7財務相・中銀総裁会合、
15日の中国経済統計、16日の米小売売上高を始め、
週を通して満遍なく発表されるマクロ指標、
そして業績相場へと移行するのか注目の今週から始まる米企業決算、
我が国としては来週から本格化する企業決算を前にした21日の参院選、
といったところです(消費税増税の影響も)。
他にも17日満月、19日米SQというイベントもあります。

ということで今週については、先に述べた焦点やリスクに動きがなければ、
需給を下支えとした利下げ期待と言う名のアメリカンファースト相場が、
継続する可能性はありますが、先に述べた通り、
貿易戦争が収束しないまま、利下げ期待だけでは極めて怪しいと言うか、
現時点で長続きするとは思えない状況なので、
本気と言える商いを伴わない限り(せめて米株が)、
米株が日本株を牽引してくれるという常識的な考えは、
少なくとも今週一杯は捨てておいた方がいいでしょう。
従って為替(円高)や債券(金利上昇)に注意しながら、
割り切って短期的な波乗りをするのは自由ですが、
腰を据えての新たな参戦は控えておきましょう。
来週から本格化する国内企業決算に向けて、
銘柄選別にでも時間を費やすくらいでいいと思うばかりです。

新興市場も同様でおます。

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