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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
温度差と共にフライング気味のままFOMCへ
こんばんはです。

昨夜はドラ・トラの口車が炸裂したことで、
今夜のFOMCを前に賑わいを見せております。

ドラギの口車はフォーラムがあったので有り得る話ですけど、
トランプマンの口車は日常化しているだけに、
起きてから対処するしかないと割り切るしかないのですが、
それにしても昨夜の米株を始め海の向こうの株式市場はお気楽と言うか、
商いも増加させての株高で終えており(VIX低下)、
本日の日本株も商いはイマイチながらもやや増加させての大幅高、
中国株と香港株も商いをやや増加せての大幅高で終えております。

商品も安全資産の金までが買われる不気味さはありますが、
原油は大幅反発、銅も大幅続伸、その他商品も堅調なので、
株も含めリスク資産が買われております(HY債も)。

一方、債券市場は相変わらずの慎重姿勢なのか、
世界的な金融緩和姿勢を素直に反映しているだけなのか、
米長期金利低下(逆イールドも継続)を始め、
独の長期金利が過去最低水準、仏の長期金利がマイナス圏に突入等々、
世界的な債券高(金利低下)基調が続いており、
為替市場はお気楽というより素直にドラギえもんの口車に合わせたように、
ユーロ安主導の動き(ポンド>円>ドル>ユーロ)となっているので、
債券市場と為替市場は、チームリスク資産とは温度差のある動きです。

以上の通り、今週のメインイベントである今夜のFOMCを前に、
足元で低迷が目立っていた原油や商品はまだしも(金と穀物以外)、
株式市場のフライングっぷりが目立ちますので、
債券と為替が警戒感ではなく織り込みに行ってるのであれば、
今夜のFOMCで利下げに動かず、示唆だけに留まれば、
為替の動きは難しいところもありますけど、
債券売り、株売り、油売りを始めリスク資産売りとなって、
結果的にドル高だろうがドル安だろうがリスク回避な円高となるかも・・
と考えてしまうのが妥当と言えます。

しかしながら株式市場を始め足元の投機的な需給環境には過熱感がなく、
国内では裁定買い残が低水準な上に、売り残と買い残が逆転しており、
国内外では巨額な自社株買い、国内では配当金支払い期間のピーク、
ボーナス支給期間も迎えているので、
FOMCをきっかけに金利の急騰が止まらない状況にでも陥らない限り、
普通の考えである債券売り、株売りになるのは限定的というか、
FOMC直後だけに留まりそうです。

そして足元のマクロ環境と企業業績については、
御存知の通り、国内外共に鈍化が顕在化しており、
(特に国内企業業績は想定為替レートを割る足元の円高も圧迫要因)
週初に発表された米NY連銀指製造業指数、
昨夜発表された独と欧州のZEW指数もドイヒー過ぎる上に、
その要因である貿易戦争についても、
トランプマンとガキデカ(習近平)がデートの約束をしたとは言え、
何一つ合意したわけではなく、現状はむしろ激化したまま・・・
かといって日中米の財政出動(景気対策)は、
メインの米インフラ投資の協議が頓挫したまま・・・
日本は正気の沙汰とは思えない消費税増税に踏み切りそう・・・
他にもブレグジットリスクは日に日に高まっており、
伊の財政問題やドイツ銀行のキナ臭さといった欧州リスク、
米・イランを始めとする中東の緊張は続いているにも関わらず、
金融市場では、債券と為替は実体面に近い動きと言えるものの、
米株は史上最高値に接近、英欧株も年初来高値圏に接近、
出遅れながら日本株も逆三尊を上抜け間近、本日の中国株の反発しており、
実体面と金融市場に風邪を引きそうなくらいの温度差が生じております。

しかも昨夜からに過ぎないトランプ口撃での貿易戦争の収束期待を省けば、
ほぼドーピング(緩和的な金融政策)への期待と需給環境だけが、
温度差を作って来たので、不健全だということは重々承知しており、
金融政策と言うからには、金融市場(リスク資産)がお気楽なのに、
実体面だけを重視して金融緩和に踏み切っていいのか?
財政出動こそが必要では?貿易戦争さえ収束させればええのでは?
日本は消費税増税って頭がおかしいのでは?という疑問もテンコ盛なので、
FOMC後の金融市場は、織り込み済だけでなく、しつこいようですが、
実体面との温度差を縮めるのではと考えるのが普通なのですが・・・

ほんまに貿易戦争が収束に向かったり、
そうでなくとも、米国だけでなく日英欧中・新興国が足並みを揃え、
一斉に金融緩和へと踏み切れば、いかんせん需給的には過熱感がないので、
理屈もへったくれもなく、あげくに金融市場から実体面を引っ張る、
なんて理屈も溢れたりするいつか見た光景となることで、
温度差を埋めずにむしろ拡大してもおかしくないです。

それにしてもトランプマンのパワハラツイートを受けたドラギえもんは、
スルーしてましたけど、クビまでちらつかされたパウエルおじさんは、
利下げに動けばパワハラに屈しただけでなく、
中央銀行としての独立性が失われることで信認低下どころか、
もはや金融市場の総元締めであるFRBの金融政策すらも、
トランプマンのサジ加減次第と思われ、
まさかの米トリプル安にならないのかと心配にもなりますけど、
そうではなくクビ切り上等、こっちから辞めたるがな!とばかりに、
利上げに踏み切ったり、辞任したら笑うしかないですけど、
金利がロケット上昇してパニックに陥りそうなので、
今夜は利下げを示唆する程度が、ええ塩梅なのでしょうかね・・・

とにかく口撃が中心の金融政策や貿易戦争の材料が飛び交うと共に、
市場と実体面での温度差が開いたまま、株式市場はフライング気味なので、
昨日も書いた通り、FOMC後の動きを見てから動けばいいでしょう。

従って理想としては、緩やかな金利上昇、ドル高と共に、
商いを伴った株高、原油高、商品高となることであり、
そうなるのであれば、過剰なドーピングによる温度差とか、
貿易戦争はほんまに収束するのか?といった疑問は置いといて、
商いの伴った株売り(リスク資産売り)に転じるか、
歯止めの効かない金利急騰になるまでというシンプルな目線で、
素直に波に乗ればいいでしょう。

そんな理想的な動きにはならず、相変わらずの薄商いでの株高となれば、
金利の急騰には注意をしつつ、ひとまずG20までという短期目線で、
割り切って波に乗ればいいでしょう(長期は打診程度での参戦に)。
そしてG20以降は貿易戦争と業績次第ですが(国内では消費税増税も)、
一応、明日には黒田薬局会合、英中銀会合もありますので、
トランプからのパワハラ覚悟で黒ちゃんが動けば、
単独ならばもはや効果薄でしょうけど、
米英欧中、新興国の金融政策の足並みが揃っている状況ならば、
効果てき面となる可能性はあります。

一方、FOMCを経て、金利急騰(債券の巻き戻し)、
もしくは金利急騰とならずリスク回避な債券買い(金利低下)、
どちらになろうとも、シンプルに商いを伴った株安となれば、
素直に温度差のある実体面が改めて警戒されていると解釈し、
商いを伴った反発に転じるまでは、慎重に構えておきましょう。
薄商いでの株安ならば、G20までの押し目と判断するのもアリですが、
明後日を見てから動くのが無難でおます。

ちなみに新興市場も同様の見方でいいでしょう。

以上の通り、長々となってしまいましたが、
個人的にはFOMCを前にフライング気味となったせいで、
一時的?今週一杯?は織り込み済みの反応となりそうですが、
その後は理想的な展開にはならずともG20までは、
薄商いながらお気楽なリスクオンモードが続くと見ております。

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