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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
ヤマ場も近く息切れ感もあり、そろそろ・・・
こんばんはです。

先週火曜日から始まった薄商いの巻き戻し相場ですが、
昨夜の米株が一服となり(ほぼ横ばいの小幅安)、
本日の日本株も新興市場以外は反落(中国と香港は大幅安、人民元安)、
日米共に薄商いなりに商いをやや増加させており(空売り比率も上昇)、
足元ではテクニカル的にも過熱感が出て来ていたので、
先週火曜日からの一本調子な巻き戻しにやや息切れ感も漂っております。

巻き戻しのきっかけの一つとなった債券が、
足元ではモタついており(原油も為替も)、
昨夜からは更なる債券高(金利低下)が進んでいるので、
米利下げと日欧金融緩和を見込んだ動きだとも言えるのですが、
更に債券高・商いを増加させての株安が進むと(原油安、ドル高も)、
金融政策期待よりもリスク回避色が強くなってしまいます。

そして何より市場を取り巻く環境としては、
世界的に足元のマクロ環境と企業業績は鈍化が顕在化しており、
その要因の一つであるトランプマンが仕掛ける貿易戦争は、
米・メキシコ間だけは関税の発動が延期されたものの、
日米は昨日から週末まで協議はあれど本格協議は参院選以降、
米・欧、米・印はこじれたままであり、
主役である米中はさらなる激化も有り得る状況です。

とにかく貿易戦争が収束しないことには、
マクロと業績の先行き懸念は払拭されないので、
貿易戦争の収束の代わりに米利下げや日欧金融緩和といった金融政策、
日中米の景気対策に頼るしかないのですが、
景気対策は中国が断続的に打っているものの(市場は反応薄)、
日本はそもそも渋チンの景気対策な上に、
その効果を相殺しそうな消費税増税にも踏み切ろうとしており、
米国のインフラ投資は巨額なのですが、
野党共和党がトランプマンに対して露疑惑での弾劾を示唆したことで、
せっかく合意していたインフラ投資の協議が頓挫したままですから、
現時点ではお薬(金融政策)に頼るしかないという状況です。

しかもトランプマンは景気鈍化の責任をFRBに押し付けようとしており、
実際にマクロ指標を見ると、昨年夏がピークのものが多いので、
景気鈍化の「きっかけ」を作った真犯人は、
FRBとECBの金融引締め姿勢だとは思うのですが、
火に油を注いだのは間違いなくトランプマンの貿易戦争ですから、
とにかく貿易戦争さえ収束すればとは思うのですが、
トランプマンは責任を押し付け大作戦が成功したと思っているのか、
支持率か株価でも落ちない限り、強硬姿勢を緩めそうにはなく、
中国もここまで米国に強硬姿勢をアピールされている状況で、
それに屈して譲歩してしまうと、対内的にも対外的にも、
独裁&覇権国家としてのメンツや威信が丸潰れとなってしまい、
しかも香港では民主化デモにでも発展しそうなデモが拡大していることで、
利害よりも弱腰姿勢を見せるわけにはいかなくなっており、
(中国当局はデモを仕掛けたのは米国だとも暗に言ってます)
さらに中国4000年の伝統芸でもある、
内憂となれば外に敵を作ってガス抜き大作戦を繰り広げられると、
報復関税とか外国企業への規制とかレアアース規制だけでなく、
不買運動とか何やったら周辺国へ軍事的な挑発もやり兼ねないだけに、
米中間の貿易戦争収束への道は遠ざかった感もあります。

他にもブレグジットや伊財政問題を含む欧州政治リスク(ドイツ銀行も)、
安倍ちゃんマンの仲介が功を奏すかもしれないですが、
現状では燻ったままの米・イランを含む中東リスク、
何気に影響が大きい米IT企業への規制拡大リスクもあります。

以上の通り、市場を取り巻く環境は何一つ改善・収束しておらず、
国内では消費税増税に踏み切る暴挙の可能性が高まっている中、
世界的なお薬(金融緩和)頼みと需給環境だけで、
先週火曜日から薄商いでの巻き戻し相場が続いていたのですが、
昨夜からは息切れ感が漂っているので、
明日も商いを増加させながら冒頭で書いた動きが続くのであれば、
繰り返し書いている通り、米中貿易戦争や金融政策に直結するイベントが、
週明けの17日から月末まで断続的に続くヤマ場期間入りとなり、
今週も週末にはMSQ、米小売売上高や中国経済統計も発表されるので
明日以降については、腰を据えての新たな参戦は控えておきましょう。

短期での勝負や新興市場についても、
昨夜からの息切れが単なる一息だったとしても、
ヤマ場入りの17日まで勝負するのは自由ですけど、
そろそろ慎重姿勢を強めた方がいいでしょう。

もしヤマ場期間中に貿易戦争が収束し、米利下げや日銀緩和も放たれ、
米景気対策期待も高まるというトリプルアクセルとまでは言わなくとも、
ダブルアクセルとなれば(現在は可能性がかなり低くなってますがw)、
お祭りになっていつでも参戦すれば良い環境になりますので、
明日を含む今週とヤマ場期間は、焦る必要はないということです。

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