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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
明日は週末ながら中旬以降を見据え
こんばんはです。

相変わらずツッコミどころ満載の環境ですが、
市場では週初までの米債券(米金利)米株が主導したリスクオフの動きが、
これまた米債券と米株が先導&需給主導で反転しており、
昨夜は上昇となった米英欧株の商いがやや減少したり、
本日を含む足元の日本株と中国株の際立つ薄商いも気掛かりだったり、
昨夜の半導体SOXとラッセル2000の一服とか、
本日のユニクロダとハゲバンコの嵩増しによる日経の踏ん張り、
TOPIXの小幅安、新興株の売られっぷり、
さらに昨夜からの世界的な債券安の一服、円高の継続、
原油を始め商品の軟調ぶり継続というのも気掛かりですが、
現時点では反転基調が崩れたとは言えません。

ちなみにツッコミどころ満載の環境を改めて確認しておくと、
連日の様に書いているので詳細は割愛しますが、
主役のリスクである貿易戦争については、
米メキシコ間は歩み寄りの動きはあるものの、
主役の米中間は何一つ収束しておらず、むしろ激化したままであり、
日米間の協議は参院選以降から(来週11日から次官級協議も)
米欧、米印等の協議はこじれたままなので、
出尽くしとか織り込み済みとは言えない状況です。

そんな貿易戦争のせいで、米景気と業績はまだら模様ながら、
日・中・欧・新興国は業績も含めて鈍化が顕在化しており、
国内独自のものとして、不透明な消費税増税動向(W選動向とも)、
企業想定為替レートを割り込む円高による業績懸念も抱えたままであり、
他にもGAFAへの世界的な規制、ブレグジットや伊の財政問題、
ドイツ銀行のきな臭さを含めた欧州リスクは収束しておらず、
米・イランの緊張を始めとする中東リスクも収束してまへん。

以上の通り、実体面ではよろしくないとしか言えないのですが、
それを相殺できるとまでは言い切れませんが、
少なくとも下支え出来るものとして、米・日・中の景気対策、
米・欧・日・中の緩和的な金融政策があります。

ただし景気対策については、現時点では日中の景気対策への反応は乏しく、
市場が待ち望んでいるのは最も巨額な米インフラ投資なのですが、
法案自体に米与野党共に合意はしているものの、
野党が露疑惑を巡る弾劾を示唆したことで、
トランプマンがへそを曲げて協議が打ち切られている状況です。

従って貿易戦争の収束することが何よりなのですが、
トランプマンの支持率でも落ちないことには収束しそうになく、
現時点でのよろしくない実体面を下支え出来るものとしては、
米・欧・日・中の金融政策だけという状況です。

米FRBは火曜日に講演したパウエルおじさんが、
利下げを否定しなかったことで、利下げ期待が維持されているので、
週初までのリスクオフを先導すると共に、
利下げを催促するように加速していた米債券高(米金利低下)株安が、
少なくとも2回の利下げをほぼ織り込む水準まで加速したこともあり、
一旦は反転しているという状況です。

ドラギのおっさん率いるECBについても、
今夜の理事会で緩和策(TLTRO)をぶっ放すか強く示唆すれば、
これまたよろしくない実体面を下支えすると共に、
市場の反転基調の後押しにはなります。

黒田薬剤師率いる黒田薬局も19-20日に会合を控えており、
最近は食傷気味というか効果への疑問も高まっているので、
単独で黒い巨砲をぶっ放したところで反応は乏しそうですが、
日米欧が連携して断続的にぶっ放せば、反応も大きくなりそうです。

そして現在の市場における需給環境としても、
ユーロ以外は為替、債券、株、原油、商品には投機的な過熱感はなく、
株式市場では国内外の巨額な自社株買い、配当金支払い月に加え、
国内では裁定買い残が16年9月以来の低水準、
信用買い残も過熱しておらず、空売り比率も減少傾向なので、
国内は円安となれば先物買いが加速するでしょうし、海の向こうは、
現在の反転(債券売り・株買い)基調を後押しする需給環境でもあります。

以上の通り、不健康な(よろしくない)実体面に対して、
負荷を軽減する貿易戦争の収束や栄養補給の景気対策ではなく、
ドーピング(金融政策)の注入で痛みを和らげるとの「期待」だけで、
米債と米株が先導&需給主導の反転基調が続いているので、
明日の雇用統計を含むマクロ指標がドイヒー過ぎるのはともかく、
低調な結果となっても利下げ観測が高まるという不健全な解釈となり、
実体面の改善を裏付けるような商いを伴った上昇でなくとも、
現在の薄商いでの反転基調は貿易戦争、金融政策に絡むイベントが重なる
中旬以降までは継続する可能性が高いです。

ということなので、今夜のドラギナイトを含む金融政策動向、
貿易戦争動向によって突発的に動くリスクはありますが、
シンプルに市場目線で判断するのであれば、
問答無用な商いを伴った株安に転じたり、
債券(金利、特に米金利)と株価が火曜日の水準に戻らない限り、
米債と米株主導の反転基調が中旬まで継続すると見て、
割り切って乗ればいいでしょう。
ただし明日は週末なので、中旬まで目線でなくド短期勝負の方については、
中途半端に持ち越すのは控え、腰を据えて新たに参戦する方についても、
好決算で大きく売られていた銘柄への打診参戦はともかく、
本番は中旬以降と見て、慎重な姿勢は維持しておきましょう。

新興市場についても同様ですが、
本日は薄商いながらも売られっぷりは大きく、明日は週末なので、
主力大型株よりもやや慎重に動くくらいがいいでしょう。

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