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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
実体面に変わりはなくとも
こんばんはです。

昨夜のパウパウナイトの講演内容が釈然としなくとも、
貿易戦争が収束してなくとも、景気と業績が鈍化したままであろうとも、
円高による国内企業業績懸念が払拭されてなくとも、
米インフラ投資や我が国の景気対策が未発動であろうとも・・・
昨夜をきっかけに、株(VIXも)、米英債券(金利)、HY債だけは、
商いはイマイチながらも反発しており、
本日の我が国は債券買い(金利低下)と円高が継続し、
商いもイマイチながら、日本株は大幅反発で終えております。

昨日も書いた通り、悪材料の主役でもある貿易戦争については、
米中や米メキシコの歩み寄り観測はあれど、
トランプマンは変わらずメキシコへの関税を示唆したままであり、
米中の関税合戦は変わらず、対中関税の第三弾の残りと第4弾も控え、
ファーウェイや他の中国企業への規制路線に変わりはなく、
それらに対する中国側の報復関税や外国企業への規制、
レアアース規制の姿勢にも変わりはなく、
あげくに今週末のG20財務省・中銀総裁会合にて、
ムニューチン財務長官と人民銀総裁の会談するとの報道を受けて、
為替に対する協議はあるかも知れませんけど、
人民銀総裁は政治家でも役人でもないですから、
貿易戦争の歩み寄り期待と言うのは無理があり過ぎます(笑)

てな感じで、貿易戦争は何一つ収束には至っておらず、
かといって米インフラ投資は野党との協議は頓挫したまま、
我が国の渋チン景気対策も未発動、消費税増税も決まってないので、
目先の具体的で可能性が高い好材料やイベントとしては、
日中米欧の緩和的な金融政策だけであり(中国の追加景気対策も?)、
だからこそ昨夜の金融市場の総元締めでもあるFRB議長の講演が、
釈然としなくとも、利下げを否定することがなかったので、
市場が動くきっかけになったと言えます。

しかも足元では金融政策に直結する債券市場では、
米主導の世界的な債券高(金利低下)が進み、
安全資産としての債券買いとか(利下げは織り込み済み水準)、
日米欧金融緩和の催促と言う名のもとに債券バブルの様相だったので、
昨夜のパウパウナイトで利下げ観測が高まろうとも、
織り込み済みで債券安(金利上昇)へと反転してもおかしくないです。

債券以外の市場についても、
為替市場ではドル安と欧州通貨高となったのは直近に過ぎないものの、
定番のリスク回避な円最強高だけは継続していた上に、
株安(VIX上昇)、原油安、商品安も進んでいたので(HY債も)、
できれば株式市場(VIXも)と米英債券(金利)、HY債だけでなく、
日欧債券や円、原油、商品も反転すれば安心?わかりやすい?のですが、
明日にはECB理事会(ドラギナイト)、19-20日は黒田薬局会合、
25-26日にはOPEC総会も控えていることからも、
一斉反発となるのは、早くとも明日のドラギナイト以降かも・・・

とりあえず一斉反発ではないものの、注目されていた米債券の反転と共に、
株式市場も商いはイマイチながら反転しており、
足元の投機的な需給環境にも過熱感は無く、
国内でも信用買い残に過熱感はなく、本日は空売り比率もやっとこさ減少、
3日時点の裁定買い残に至っては(株数ベース)、
昨年12月と今年2月の水準も下回り、2016年9月以来の水準なので、
今後、円の巻き戻し(円安)までが加わるようだと、
円売り・先物買いが加速してもおかしくない需給環境です。
(6月中の巨額な配当金支払いや巨額な国内外の自社株買いも)

以上の通り、実体面ではなんら改善しないまま、
日中米の金融政策というドーピングへの期待によって、
昨夜から始まった米債と米株主導の反転の動きが、
日欧債券や為替(特に円)、原油、商品も含む一斉反転となるのか・・・
なったとしても、それがいつまで続くのかと言えば・・・

何度か触れている通り、国内のMSQが14日、
残りの対中関税第3弾発動が15日、対中関税第4弾の公聴会が17日、
トランプマンの正式な大統領選出馬表明が18日、
FOMCが6月18-19日、日銀会合が6月19-20日、
消費税動向や解散が見えてくる党首討論が19日(国会会期末は26日)
米MSQが21日、EU首脳会議が21-22日、OPEC総会が25日、
米中首脳会談観測もあるG20サミットが28-29日、
そしてクリスマス安値の裏が下旬、
という貿易戦争や金融政策等に絡むイベントが中旬以降から続くので、
それまでは実体面を無視した反転の動きが継続しそうです。

当然ながらこれらのイベントが空振りに終われば、
中旬以降は実体を反映するように再びリスクオフへと戻るでしょうし、
中旬までに貿易戦争が激化したり、明日のECB理事会が空振るとか、
まさかのドイツ銀の破綻や伊のEU離脱表明とか、中東でのドンパチとか、
一部で囁かれている米スキャンダルが噴き出すようだと、
反転も途中で終わる可能性は高いですが、
今週も含む中旬までのテンコ盛りな経済指標については、
あまりにもドイヒーではなく、やや低調という程度ならば、
昨夜のパウエルおじさんの睨み(利下げへの)もあるので、
発表直後の激しい動きだけに留まりそうです。

ということで、実体面を無視していようとも、
米債と米株主導の反転の動きが続いている限り、
ひとまず中旬までという目線で割り切って乗ればいいでしょう。
腰を据えて新たに参戦する方については、
好決算で大きく売られていた銘柄への打診参戦はともかく、
本番は中旬以降と見て、慎重な姿勢は維持しておきましょう。
新興市場についても同様でおます。

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