FC2ブログ
不沈艦日記
マーケット展望などなど。
催促&きっかけ待ちの今週
おはようございます。

週末の市場の動きから振り返ると、米株が大幅安、英欧株安、
日本株の現物も大幅安、夜間の日経平均先物は更に下落となり、
各国共に商いは増加したものの(VIXも大幅上昇)、
セリクラという程の商いではなく、中国株も薄商いでの横ばいだったので、
イマイチ緊張感も悲壮感も乏しく、本番はこれから感が漂ったままです。
(ドイツ銀行の不気味な上場来安値更新も継続中です)

株と共にリスク資産である原油は急落が続いており、
景気と中国の鏡でもある銅、他の商品は軟調モードが継続、
これまでどっちつかずだった安全資産の金が急伸しており、
踏ん張っていたHY債も崩れているので、
商品とHY債は、株よりも緊張感は増しております。

為替市場では足元で堅調だったドルが一服となり、
欧州通貨が戻したものの、定番のリスク回避な円最強高は継続、
米国への報復のような人民元安も継続しているので、
緊張感と言うかリスク回避モードは継続している上に、
ついにドルが崩れるのか注目と言ったところです。

一方、債券市場では米国主導で世界的な債券高(金利低下)が加速し、
米金利は利下げを織り込むと共に2017年以来の水準となり、
逆イールドも絶賛継続中、日英欧の長期金利は2016年以来の水準、
独とギリシャの長期金利は過去最低(財政不安の伊は上昇)なので、
シンプルにゴリゴリのリスク回避での安全資産としての債券買い・・・
米利下げと日欧の金融緩和を催促・・・ということなのでしょうけど、
もはや債券バブルとでも言いたくなるくらいの状況です(笑)

以上の通り、市場の動きとしてはシンプルにリスクオフなのですが、
債券市場の警戒感ばかりが際立ち、株、原油、商品、為替は、
原油の急落っぷりはあれど、株式市場の商いも含め、
イマイチ緊張感や悲壮感には欠けているので、
債券市場が単に過熱しすぎで不正解だということで、
債券安(金利上昇)と共にリスクオフが収まればいいのですが、
もし債券市場が正解であるならば、他の市場の本番はこれからであり、
水準的にも現在の金利水準が概ね2017年以来の水準なので、
対円以外は概ね2017年以来の水準である為替市場はともかく、
株式市場も2017年以来の水準でもある昨年末安値近辺まで、
本番はこれからのような下げになりそうではあります(原油も)。

ただし足元の投機的な需給環境を見ると、ユーロ以外には過熱感が見えず、
株式市場に至ってはガスが抜けている上に、
国内外共に巨額の自社株買いや国内では日銀等の公金買いもあるので、
本番はこれからという事態になったとしても、
金利が程よい上昇ではなく急騰するとか、
何チャラショックでのゴリ商いな現物売りでも起きない限り、
昨年末のクリスマス安値を割るとは思えない需給環境です。

以上が市場の動きだけの目線ですが、市場を取り巻く環境としては、
何気にキナ臭くなっている中東リスク(特に米とイラン)、
ブレグジットや伊財政不安を含む欧州政治のズンドコリスクもありますが、
御存知の通り、最大のリスクは米国が仕掛ける貿易戦争であり、
主役である米中間の貿易戦争は激化中な上に、
新たに米国の対メキシコ関税も火を噴いたことで、
日本を含む他国への関税懸念も拡大しており、
これら貿易戦争の影響を裏付けるように、足元のマクロ環境と企業業績は、
世界的に鈍化が顕在化しております(特に日中欧)。

しかも日本は企業の平均的な今期想定為替レートが1ドル110円なので、
1ドル108円台前半まで進んだ円高による業績懸念も増しており、
消費税増税懸念という国内独自の重石も残ったままです。

そしてこれらのリスクを吹き飛ばす?軽減する?ものとして、
金融政策では米利下げ、欧州の金融緩和アゲイン、日中の追加金融緩和、
財政政策では巨額な米インフラ投資、中国の追加景気対策、
日本の消費税増税延期・凍結・減税、渋チンな景気対策なのですが、
米国のインフラ投資については、トランプマンと野党が揉めていることで、
現状は厳しくなっているので、手っ取り早い目先としては、
各国の緩和的な金融政策頼みといったところです(消費税延期もかな)。

ということなので、目先としては不健全ながら、
債券(金利)動向に直結する金融政策に期待するしかなく
最も好ましく健全なマクロと業績に直結する貿易戦争の収束については、
もはやトランプマンは株価よりも支持率が落ちないことには、
振り上げた拳を降ろすどころか追撃も食らわしそうな強硬姿勢であり、
中国側も報復関税(1日に発動済)や人民元安誘導だけでなく、
レアアース規制や中国企業の権益を損ねる外国企業などを対象とした、
「信頼できない企業」リスト(お前が言うなリスト)を作成するとか、
歩み寄る姿勢は見られず、激化しているので、
17日からの対中追加関税公聴会、月末のG20での米中首脳会談までは、
貿易戦争ネタが出尽くしになるのも厳しそうですが、
今週は全米商工会議所が旬ネタでもある対メキシコ関税に対して、
差止請求に踏み切る動きもあり、
そうなるとさすがに支持率が落ちる可能性があるので、
18日に控える大統領再選を目指して正式な出馬表明をする集会までに、
もしくは5日からの米とメキシコの協議において、
対中ではなく対メキシコ関税については拳を降ろす可能性もあります。

金融政策については、中国はいつ動くのかわかりまへんけど、
ECB理事会は6日、FOMCは18-19日、日銀会合は19-20日
これらの日程に期待するしかないのですが、
何気に今週はFRBが金融政策の見直し等を検討する会議を開催し、
結果を公表するのかは不明ですが、パウエルFRB議長を始め、
FRBメンバーの会議での講演も多くあるので、
FOMCではななくこちらの会議がきっかけになる可能性も・・・。

そして今週は月初恒例の米経済指標テンコ盛りウィークなので、
週を通して発表されるマクロ指標にて(日中欧も)、
貿易戦争の影響を確認することになり、
特に三日新甫で新月でもある明日の法人企業統計調査、
中国財新製造業PMI、米欧製造業PMI、ISM製造業、米新車販売、
4日の米製造業受注、5日の中国財新サービス業PMI、
米欧サービス業PMI、ADP雇用、ISM非製造業。ベージュブック、
6日の米貿易収支、7日の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数、
独鉱工業生産、雇用統計は注目です。
これらが良ければ、貿易戦争の影響懸念が軽減されますが、
低調ならば懸念が増加、市場のリスクオフも加速させる可能性はあります

ということで今週については、
謎だった織り込み済みの声がトーンダウンしていたりと、
徐々に悲観色が強まりつつあるからこそ・・・
金融政策に伴うカネ余りと過熱感の無い需給環境は事実だからこそ・・
過熱気味のバブリーな債券さえ反転すれば(金利が上昇)、
リスクオフも収束しそうではあるのですが、
いかんせん市場を取り巻く環境(りすく)は先にも述べた通り、
何一つ収束しておらず、むしろ悪化(激化)しているので、
貿易戦争の収束、FRBの利下げ、ECBの追加金融緩和、
各国の財政政策、これらの期待が具体的に高まるか、
市場目線では金利が上昇に転じるか(急上昇ではなく程よく)、
せめてセリクラのような商いを伴ったリスクオフにでもならない限り、
腰を据えての新たな参戦は控えておきましょう。
ただし好決算でクリスマス安値を割っているような銘柄については、
打診程度に参戦するのはアリですが、
ダメならばさっさと撤退する姿勢だけは徹底しておきましょう。
個別の短期勝負については自由ですが、
今週以降は中途半端な持ち越しだけは、くれぐれもお気を付けください。
新興市場についても同様でおます。

お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。


スポンサーサイト




コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2021 不沈艦日記. all rights reserved.