こんばんはです。
本日は523ショックから6年の記念日ですが、
国内外の緊張感の無い薄商いもさることながら、
足元では523ショック時のような需給面での過熱感もなく、
むしろ巨額な自社株買いや公金大魔王買いもあり、
株式市場も523ショック時の様な高値でもないので、
523ショックリターンズになるとは思えないのですが・・・
いかんせん景気と業績に直結する貿易戦争が継続・拡大しており、
去る・イン・メイ(辞任)となりそうなブレグジット騒動、
それだけでなく伊財政騒動にも影響し、
そもそものEUに対する懐疑派が台頭しかねない本日からの欧州議会選は、
結果次第では少なくとも一時的には大きなリスクとなりそうであり、
中東リスクもドンパチとなれば一時的には大きなリスクとなり、
しかもこれら盛り沢山なリスクは何一つ収束してないので、
株式市場が高値ではないとは言え、割安感には繋がらず、
かといってセリクラ感(総悲観)のような事態にも陥っておらず、
むしろ根強い謎の織り込み済観測もあるくらいですから、
まだまだ現物を新たに買おうとは思えない状況です。
従ってこれらのリスクが続く限り、現物売り主導でのジリ下げが続くか、
せいぜいBOXが続くのかなという状況です。
(1ドル110円を割ると、業績懸念が強くなりそうですけどね)
しかもこれらのリスクを軽減・相殺できると期待していた、
米欧日中の緩和方向の金融政策期待、米日中の財政政策期待は、
日中欧への期待は続いているものの、昨夜になって主役である米国が、
FOMC議事要旨を受けて、利下げへの期待がやや萎んでおり、
(足元の金利低下はリスク回避な債券買い要素が強いです)
与野党でほぼ合意していた巨額な米インフラ投資についても、
協議の場で米民主党が露疑惑での弾劾をチラつかせたことで、
激おこトランプ丸となって協議を打ち切ってしまったので、
米財政政策(インフラ投資)への期待も萎んでおります・・・
(米与野党の対立が悪化すると、つなぎ予算協議にも支障が・・・)
とにかく欧州政治と日中の財政政策の動向を除き、
貿易戦争、金融政策、中東騒動は全て米国が仕掛けたというか、
先導していることであり、米国は世界一の経済規模ですから、
米国が貿易戦争の収束へと舵を切り(中東の収束も)、
利下げ等の金融緩和に動き、米財政政策(インフラ投資)に動くなり、
期待を高めないことには、市場も懐疑の中で育つことすらも出来ないです。
しかも米中を始めとする貿易戦争は、
国家間の関税合戦だけでも影響が大きいのに、
ついにはゴルフ好きのトランプマンがファーウェイをファーしたり、
中国の監視カメラやドローンの企業にまで規制措置を示唆しており、
経済規模が1位の米国と2位の中国だけでなく他国も巻き込み、
企業レベルでの規制合戦にまで発展・拡大すると、
これまでの貿易戦争の影響に対する試算もアテにならなくなり、
そもそも謎だった織り込み済み観測も改めて吹っ飛ぶことになるので、
せめて金融政策と財政政策をぶっ放すか期待を高めないとね・・・
そして冒頭でも少し触れた通り、現在の市場については、
緊張感も悲壮感も過熱感もなく、本日に至っては週末感すらありましたが、
昨夜の海の向こうも含めた市場の動きとしては、
安全資産の債券が買われ(米英欧日共に)、金も小幅に買われ、
米債券市場では長期金利を含む逆イールド現象が再燃しており、
かといって為替市場ではドル安ではなく、
政治リスクもある欧州通貨安や報復臭い人民元安もあってドルが買われ、
円は定番のリスク回避な円最強買いとなっております。
株式式場は緊張感のない薄商いながらも米英欧日の株安(VIX上昇)、
中国株安、セクターでは特にファーウェイ関連を含む中国関連、
半導体・ハイテク株の売りが続き(一方でディフェンシブ買いも)、
ドル高による資金流出懸念で新興国株も売られており(新興国通貨安も)、
原油、銅、商品も売られているので、
(今のところHY債は踏ん張っており、CDSも緊張感はイマイチです)
債券や為替市場も含めると、ベタにリスクオフの動きではあります。
だけに・・・貿易戦争等のリスクが収束しないまま、
米国を始め金利が上昇する事態となれば(需給的には上昇余地が大きい)
火に油以外の何物でもないので、ショック安も有り得ますが、
この状況下では中国の米債売り攻撃や米財政懸念にでもならない限り、
金利上昇となる可能性自体が極めて低いので、
金利上昇からのショックというは過度な心配と見て、
素直に現状のリスクオフの動きが収束(商いの伴った上昇)するか、
その原因である貿易戦争、それによる景気と業績の先行き懸念、
欧州政治と中東リスク、これらが全て収束とは言わないまでも、
せめて貿易戦争が収束するなり、
期待が萎んだ米利下げと米インフラ投資政策が復活しないことには、
日中欧の金融政策期待と日中の財政政策期待だけでは厳しいでしょう。
ただしトランプマンの訪日で、対日関税撤廃を含む日米貿易戦争収束、
明日の月例経済報告で消費税増税延期&減税期待が高まれば、
もしかしたら日本だけ・・・という可能性も有り得なくはないですが、
そうだったとしても明日は週末であり、継続は力なりですから、
明日だけでなく、週明け以降の動きを見てから判断しても遅くはないので、
まさかの急転直下での米中合意にでもならない限り、
明日については短期勝負も新たな長期での参戦も控えておきましょう。
新興市場も明日については同様です。
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本日は523ショックから6年の記念日ですが、
国内外の緊張感の無い薄商いもさることながら、
足元では523ショック時のような需給面での過熱感もなく、
むしろ巨額な自社株買いや公金大魔王買いもあり、
株式市場も523ショック時の様な高値でもないので、
523ショックリターンズになるとは思えないのですが・・・
いかんせん景気と業績に直結する貿易戦争が継続・拡大しており、
去る・イン・メイ(辞任)となりそうなブレグジット騒動、
それだけでなく伊財政騒動にも影響し、
そもそものEUに対する懐疑派が台頭しかねない本日からの欧州議会選は、
結果次第では少なくとも一時的には大きなリスクとなりそうであり、
中東リスクもドンパチとなれば一時的には大きなリスクとなり、
しかもこれら盛り沢山なリスクは何一つ収束してないので、
株式市場が高値ではないとは言え、割安感には繋がらず、
かといってセリクラ感(総悲観)のような事態にも陥っておらず、
むしろ根強い謎の織り込み済観測もあるくらいですから、
まだまだ現物を新たに買おうとは思えない状況です。
従ってこれらのリスクが続く限り、現物売り主導でのジリ下げが続くか、
せいぜいBOXが続くのかなという状況です。
(1ドル110円を割ると、業績懸念が強くなりそうですけどね)
しかもこれらのリスクを軽減・相殺できると期待していた、
米欧日中の緩和方向の金融政策期待、米日中の財政政策期待は、
日中欧への期待は続いているものの、昨夜になって主役である米国が、
FOMC議事要旨を受けて、利下げへの期待がやや萎んでおり、
(足元の金利低下はリスク回避な債券買い要素が強いです)
与野党でほぼ合意していた巨額な米インフラ投資についても、
協議の場で米民主党が露疑惑での弾劾をチラつかせたことで、
激おこトランプ丸となって協議を打ち切ってしまったので、
米財政政策(インフラ投資)への期待も萎んでおります・・・
(米与野党の対立が悪化すると、つなぎ予算協議にも支障が・・・)
とにかく欧州政治と日中の財政政策の動向を除き、
貿易戦争、金融政策、中東騒動は全て米国が仕掛けたというか、
先導していることであり、米国は世界一の経済規模ですから、
米国が貿易戦争の収束へと舵を切り(中東の収束も)、
利下げ等の金融緩和に動き、米財政政策(インフラ投資)に動くなり、
期待を高めないことには、市場も懐疑の中で育つことすらも出来ないです。
しかも米中を始めとする貿易戦争は、
国家間の関税合戦だけでも影響が大きいのに、
ついにはゴルフ好きのトランプマンがファーウェイをファーしたり、
中国の監視カメラやドローンの企業にまで規制措置を示唆しており、
経済規模が1位の米国と2位の中国だけでなく他国も巻き込み、
企業レベルでの規制合戦にまで発展・拡大すると、
これまでの貿易戦争の影響に対する試算もアテにならなくなり、
そもそも謎だった織り込み済み観測も改めて吹っ飛ぶことになるので、
せめて金融政策と財政政策をぶっ放すか期待を高めないとね・・・
そして冒頭でも少し触れた通り、現在の市場については、
緊張感も悲壮感も過熱感もなく、本日に至っては週末感すらありましたが、
昨夜の海の向こうも含めた市場の動きとしては、
安全資産の債券が買われ(米英欧日共に)、金も小幅に買われ、
米債券市場では長期金利を含む逆イールド現象が再燃しており、
かといって為替市場ではドル安ではなく、
政治リスクもある欧州通貨安や報復臭い人民元安もあってドルが買われ、
円は定番のリスク回避な円最強買いとなっております。
株式式場は緊張感のない薄商いながらも米英欧日の株安(VIX上昇)、
中国株安、セクターでは特にファーウェイ関連を含む中国関連、
半導体・ハイテク株の売りが続き(一方でディフェンシブ買いも)、
ドル高による資金流出懸念で新興国株も売られており(新興国通貨安も)、
原油、銅、商品も売られているので、
(今のところHY債は踏ん張っており、CDSも緊張感はイマイチです)
債券や為替市場も含めると、ベタにリスクオフの動きではあります。
だけに・・・貿易戦争等のリスクが収束しないまま、
米国を始め金利が上昇する事態となれば(需給的には上昇余地が大きい)
火に油以外の何物でもないので、ショック安も有り得ますが、
この状況下では中国の米債売り攻撃や米財政懸念にでもならない限り、
金利上昇となる可能性自体が極めて低いので、
金利上昇からのショックというは過度な心配と見て、
素直に現状のリスクオフの動きが収束(商いの伴った上昇)するか、
その原因である貿易戦争、それによる景気と業績の先行き懸念、
欧州政治と中東リスク、これらが全て収束とは言わないまでも、
せめて貿易戦争が収束するなり、
期待が萎んだ米利下げと米インフラ投資政策が復活しないことには、
日中欧の金融政策期待と日中の財政政策期待だけでは厳しいでしょう。
ただしトランプマンの訪日で、対日関税撤廃を含む日米貿易戦争収束、
明日の月例経済報告で消費税増税延期&減税期待が高まれば、
もしかしたら日本だけ・・・という可能性も有り得なくはないですが、
そうだったとしても明日は週末であり、継続は力なりですから、
明日だけでなく、週明け以降の動きを見てから判断しても遅くはないので、
まさかの急転直下での米中合意にでもならない限り、
明日については短期勝負も新たな長期での参戦も控えておきましょう。
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