fc2ブログ
不沈艦日記
マーケット展望などなど。
上っ面だけ堅調だった週明け
こんばんはです。

本日は1-3月期GDP速報値が発表され、
地合いが良ければ過去の数字と無視されがちなのですが、
今回は消費税増税の判断材料にもなることで注目が集まり、
蓋を開けてみたら数字上は堅調な結果となり、
ガースー黒光り官房長官を始め政府の見解としても、
「内需を支えるファンダメンタルズは堅調やで」
といかにも消費税増税はやりまっせと言わんばかり・・・
つい先日に内閣府が発表した景気動向指数を受けての景気判断は、
「悪化」に下方修正したばかりなのに・・・
景気ウォッチャー調査、工作機械受注も低調なのに・・・(笑)
(日銀短観次第で判断というのもありましたけど)

そして本日の市場でも話題になっていた通り、GDPの中身としては、
堅調なのは忖度な公共事業と、駆け込みと言わんばかりの住宅だけ、
貿易戦争とパンダメンタルズ(中国景気)の弱さを反映するように、
設備投資、輸出は減少、内需の弱さを反映するように輸入は大幅減、
個人消費も減少しているにもかかわらず、
輸入が輸出を上回るマイナスとなったことで、
差し引きでプラスになるという数字上の嵩増しによって、
GDP全体のプラスに寄与しているのが実態です・・・

いやはや、今回のGDPの実態だけでなく他のマクロ指標を見ても、
とてもやないけど消費税増税が出来るとは思えないにも関わらず、
世界的な潮流の減税に逆流する増税に向かおうとする我が国・・・
ドMなのでしょうか・・・それとも米国の子分として、日出る国として、
あえて増税したらどうなるのか?という社会実験を強いられているのか?

てな感じで国内のマクロ環境だけでも怪しい限りなのですが、
国内企業業績も今期減益見通しのままであり、
海の向こうでは、米中を始めとする貿易戦争が激化しており、
足元では中東のドンパチ懸念、欧州政治の騒ぎも続いており、
マクロ環境でも米国はまだら模様、中欧は鈍化傾向、
企業業績も米国は増益を維持しているものの、欧州は減益なので、
米FRBの利下げ、欧州の金融緩和(TLTRO)、
中国と日本の追加金融緩和という金融政策(ドーピング)への期待、
米国のインフラ投資、中国の景気対策、日本の景気対策、
という財政政策(栄養剤)への期待が、
何とかリスク(懸念)和らげているという健全とは言えない状況であり、
市場では足元の過熱してない需給環境も下支えとなっております。

昨年までは、金融引締めによる金利上昇にも屈せず、
景気拡大&株高という健全な動きが続くのではとの期待もあっただけに、
随分と様変わりしたもんだなと改めて思うばかりです・・・

とにかく貿易戦争さえ収束すれば、健全になるとは思うのですが、
貿易戦争の収束が見えない現状においては、
不健全であろうとも世界的な金融緩和と財政出動に期待するしかなく、
国内では消費税増税の延期&減税にも期待するしかないのですが、
消費税については冒頭で書いた通りであり、
金融緩和と財政出動は、ぶっ放されてないのはもちろん、
期待としてもリスクや鈍化傾向のマクロと業績を相殺できるほど、
高まってないという現状です。

本日の市場の動きを見ても、日経平均は上昇、TOPIXは小幅高、
米株先物も堅調に推移していたのですが、
商いも4月23日以来の薄商いという本気感は見られず、
場中には中国株が売られ(中国市場の再開と共に人民元安も)
それと共に中国&ファーウェイ関連、貿易戦争関連を始め外需も売られ、
値下がり銘柄も多く、中小型、新興市場は売られております。

国内目線ではGDPに対する消化不良、
消費税増税に対する見方が錯綜しているせいで(衆参W選も)、
高揚感も緊張感も無い薄商いだったとも言えますが、
先にも述べた通り、海の向こうのリスクが落ち着いておらず、
それを相殺できるほど金融&財政政策期待も十分に高まっていないので、
あくまで買戻しを含む需給環境だけが支えていたという感じです。

それにしても市場の動きと貿易戦争やファーウェイに対する状況を見ると、
市場だけでなく景気と言う意味でも、中国だけが沈没、米国だけが浮上、
どちらの影響も大きい日欧は狭間でイマイチ、
という構図になるのかとも思えるのですが・・・
足元では米国が中国以外の国に対しては柔軟姿勢も見せており、
我が国も今週末のトランプマン上陸、その前の21日には日米次官級協議、
24日にはパワハライトハイザーUSTR代表が訪日して協議するので、
もしかすると日米通商協での御褒美があれば、
日本も浮上する構図となる可能性もあります(欧州も新興国も)。

いずれにせよ中国沈没と言う構図があからさまに強くなれば強くなるほど、
メンツ重視の独裁覇権国家の中国がスンナリと白旗を揚げるとは思えず、
報復・抵抗してくるでしょうから、米中間のこじれは長引き、
中国の沈没だけでは済まなくなりそうです。

いやはや東京五輪があるだけに、消費税増税はもちろんのこと、
海の向こうの騒ぎもさっさと収束して欲しいのですが、
現状としては昨日も書いたので詳細は割愛しますが、
早くとも6月中旬までは良からぬ状況が続くと見ております。
年末(年後半)高、東京五輪までの堅調ぶりを願うならば、
目先は一気にガス抜きした方がわかりやすいと言うか、
スッキリするのではないかと、個人的には思いますけどね(笑)

ということで、以上の様な状況を承知の上で短期で動いたり、
好決算&今期見通しが堅調にも関わらず大きく売られている銘柄は、
打診程度に拾うのはありですが、貿易戦争が収束するなり、
金融・財政政策がぶっ放されるなり(期待が大きく高まるなり)、
それらを裏付けるようにシンプルに商いを伴った上昇となるまでは、
ひとまず6月中旬まではと言う目線で慎重に構えておくのが無難です。

新興市場についても、基本的には同様の見方なのですが、
局地的な賑わいのある銘柄や短期勝負については御自由にどうぞ。
ただし海の向こうと国内主力大型株がリスクオフとならなければ、
新興市場は賑わうでしょうし、逆ならば過度に売られることだけは、
くれぐれも気を付けて立ち回りましょう。

お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。


スポンサーサイト




コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2021 不沈艦日記. all rights reserved.