令和、冷和、もうええわ!
というオヤジギャグを言いたくもなる日本株・・・
海の向こうでは、するんかい!せえへんのかい!
するんかい!せえへんのかい!という新喜劇かのように、
貿易戦争を巡る要人発言とか、観測報道が飛び交い、
それに合わせて市場も過敏な一喜一憂の動きを続けているので、
いっそのこと過敏な一喜一憂が収まるまでは、
屁こいて寝ておきましょうと言いたくもなるばかり・・・
しかしまぁ・・・昨夜は「欧州の自動車関税はカンベンしたるわ」
とトランプマンが言っているとの「観測」報道があったり、
嫁さんがキレイなムニューチンおじさん(米財務長官)が、
「中国とは真剣に協議してまっせ、近々協議しまっせ」と発言し、
これまでは真剣やなかったのか?という素朴なツッコミとはならず、
貿易戦争の収束期待というポジティブ解釈となり、
株式市場だけはそれに合わせてポジティブな動きとなったのですが、
朝方にトランプマンがファーウェイを締め出す大統領令観測が報じられ、
日欧には自動車関税をカンベンしたる代わりに、
対米輸出の数量制限はしまっせ!との観測が報じられ、
さらに米・イランを始めとする中東のきな臭さや伊の財政問題もあり、
昨夜の貿易戦争に対するポジティブ解釈が帳消しされたりと、
まさに過敏な一喜一憂相場となっております。
せめてマクロと業績が堅調という裏付けでもあれば、
過敏な一喜一憂相場にはならんのでしょうけど、
昨夜の米小売売上高を始め米マクロ指標は軟調なものが発表され、
欧州も昨夜の独GDPは堅調だったものの概ね軟調、
中国も昨日の経済統計を始め軟調、
国内は足元の景気動向指数、景気ウォッチャー調査の低調ぶりに続き、
昨日はドイヒーな工作機械受注も発表されております。
企業業績も米国は決算シーズンを何とか増益で着地したものの、
欧州は低調、我が国は終わった期が増益となったものの、
先行きの国内外の業績見通しについては、貿易戦争が収束するなり、
米利下げや日中欧の金融緩和がぶっ放されるなり、
日中米の財政政策が出て来ないことには(国内は足元の円高も)、
業績の先行き懸念は払拭されないままですから、
マクロと業績の裏付けや政策を追い風にした腰の据わった動きとはならず、
過敏な一喜一憂相場が続くのも止む無しと言えます。
しかも足元の国内外の株式市場では、
昨夜の米株は続伸したものの、薄商いに近い商い減少・・・
中国株も本日は上昇したものの、足元では商いの減少傾向が続いており、
昨夜の欧州株は、米国からの自動車関税延期報道もあり、
やや商いを伴った続伸だったものの、その後に関税はカンベンしたるけど、
日本と共に輸出数量を制限するとの報道もあり、
昨夜の動きもアテにならなくなっており、
そして我らが日本株も、一昨日までは商いを伴った7日続落、
昨日は商い減少での反発、本日は昨日よりも商い減少させての反落・・・
てな感じで国内外の株式市場は、需給的な過熱感が無いせいもあるのか、
セリクラ感どころか、明確な意志を感じられない商いが続いており、
良く言えば緊張感に欠ける平和な動きとも言えますし、
悪く言えばリスクオフの本番はこれからとも言えます。
(需給面で過熱しているVIXは、巻き戻しの上昇基調は崩れてない)
一方、債券市場では債券買い(金利低下)が続いており、
米国では長期金利を巻き込む逆イールドが再燃していたり、
(長期金利を除く逆イールドは、ずーーと続いたままですけどw)
EUの財政規律に反している伊が債券売り(金利上昇)となっているので、
伊の債券売りは素直に財政懸念を反映していると言えるのですが、
債券買いはリスクオフによる安全資産買いの動きに加え、
米FRBを始めとする世界的な金融緩和を期待した動きとも言えます。
ただし需給的には債券安となる余地が大きい状態が続いているので、
いつ巻き戻し(債券安)が起きてもおかしくないです。
為替市場では、中国が関税で米国と真向勝負ができないからなのか、
露骨な人民元安誘導と動きが続いており、
ドルは米債券買い(米金利低下)に合わせるドル安の動きではなく、
足元で低調な欧州マクロ環境や伊の財政問題、
ブレグジット騒動を抱える欧州通貨が軟調なこともあり、
ドル高基調が続いているのですが、
円はお得意のリスク回避な円高基調も継続しているので、
為替市場は円だけの需給的な巻き戻しも含め、
リスク回避色が強いと言えます。
米株と共にリスクオン・オフのスイッチとも言える原油については、
米とイランの緊張(イラクも)、サウジやイスラエルのきな臭さ、
といった中東の地政学リスク、OPEC総会での減産継続観測もあり、
直近では堅調ですが、GW前からの軟調な基調は崩れておらず、
リスクオフと言うよりも、需給要素の強い動きです。
他の商品についても直近では堅調ですが、
GW前からの軟調な基調は継続しており、
中国と世界の景気の鏡でもある銅も直近では堅調ですが、、
GW前からの軟調だけでなく、下げ幅も大きいと言えるので、
原油、銅、商品は緊張感には欠けるものの軟調な基調は継続しております。
(ハイイールド債も同様です)
以上の通り、需給面での過熱感のない株式市場だけが、
緊張感に欠けておりますが、そんな株式市場でさえも、
貿易戦争が収束してないことや、金融&財政政策への期待が不十分なのか、
マクロ面と業績面での先行きに対する説得力に欠けるせいで、
ドッシリと構える王者の風格な動きとはならず、
貿易戦争等のヘッドラインでの過敏な一喜一憂相場が続いており、
債券、為替、原油、商品は一喜一憂というよりも、
GW前からの警戒(リスクオフ)感の強い基調は崩れてまへん・・・
従って米中を始め貿易戦争が収束するなり、収束観測が強まるなり、
米欧日中の金融緩和策や米中日の財政政策がぶっ放されるなり、
ぶっ放し観測が強まるなり(国内では消費税増税延期・減税観測も)、
これらを裏付けるように、株式市場が商いを伴った上昇に転じると共に、
債券が適温水準で安定、為替も落ち着き(特にドル高、円最強高)、
原油も堅調となるまでは、一喜一憂相場を冷めた目で見るくらい、
慎重に構えておくのが無難です。
明日は週末なので、腰を据えた新たな参戦だけでなく、
短期目線での週を跨ぐような新たな参戦も控えておきましょう。
新興市場についても同様です。
ちなみにマクロ・業績、貿易戦争や政策の裏付けがないまま、
急速な債券安(金利上昇)となるようだと、
景気の重石となるだけでなく、市場も悲鳴を上げることになり、
それこそナンチャラショックになってもおかしくないので、
現在の過度な債券高(金利低下)もよろしくないのですが、
先走りな債券安(金利上昇)には要注意と言えます。
(さらに原油安まで加わると被害は大きくなりそうです)
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海の向こうでは、するんかい!せえへんのかい!
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貿易戦争を巡る要人発言とか、観測報道が飛び交い、
それに合わせて市場も過敏な一喜一憂の動きを続けているので、
いっそのこと過敏な一喜一憂が収まるまでは、
屁こいて寝ておきましょうと言いたくもなるばかり・・・
しかしまぁ・・・昨夜は「欧州の自動車関税はカンベンしたるわ」
とトランプマンが言っているとの「観測」報道があったり、
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「中国とは真剣に協議してまっせ、近々協議しまっせ」と発言し、
これまでは真剣やなかったのか?という素朴なツッコミとはならず、
貿易戦争の収束期待というポジティブ解釈となり、
株式市場だけはそれに合わせてポジティブな動きとなったのですが、
朝方にトランプマンがファーウェイを締め出す大統領令観測が報じられ、
日欧には自動車関税をカンベンしたる代わりに、
対米輸出の数量制限はしまっせ!との観測が報じられ、
さらに米・イランを始めとする中東のきな臭さや伊の財政問題もあり、
昨夜の貿易戦争に対するポジティブ解釈が帳消しされたりと、
まさに過敏な一喜一憂相場となっております。
せめてマクロと業績が堅調という裏付けでもあれば、
過敏な一喜一憂相場にはならんのでしょうけど、
昨夜の米小売売上高を始め米マクロ指標は軟調なものが発表され、
欧州も昨夜の独GDPは堅調だったものの概ね軟調、
中国も昨日の経済統計を始め軟調、
国内は足元の景気動向指数、景気ウォッチャー調査の低調ぶりに続き、
昨日はドイヒーな工作機械受注も発表されております。
企業業績も米国は決算シーズンを何とか増益で着地したものの、
欧州は低調、我が国は終わった期が増益となったものの、
先行きの国内外の業績見通しについては、貿易戦争が収束するなり、
米利下げや日中欧の金融緩和がぶっ放されるなり、
日中米の財政政策が出て来ないことには(国内は足元の円高も)、
業績の先行き懸念は払拭されないままですから、
マクロと業績の裏付けや政策を追い風にした腰の据わった動きとはならず、
過敏な一喜一憂相場が続くのも止む無しと言えます。
しかも足元の国内外の株式市場では、
昨夜の米株は続伸したものの、薄商いに近い商い減少・・・
中国株も本日は上昇したものの、足元では商いの減少傾向が続いており、
昨夜の欧州株は、米国からの自動車関税延期報道もあり、
やや商いを伴った続伸だったものの、その後に関税はカンベンしたるけど、
日本と共に輸出数量を制限するとの報道もあり、
昨夜の動きもアテにならなくなっており、
そして我らが日本株も、一昨日までは商いを伴った7日続落、
昨日は商い減少での反発、本日は昨日よりも商い減少させての反落・・・
てな感じで国内外の株式市場は、需給的な過熱感が無いせいもあるのか、
セリクラ感どころか、明確な意志を感じられない商いが続いており、
良く言えば緊張感に欠ける平和な動きとも言えますし、
悪く言えばリスクオフの本番はこれからとも言えます。
(需給面で過熱しているVIXは、巻き戻しの上昇基調は崩れてない)
一方、債券市場では債券買い(金利低下)が続いており、
米国では長期金利を巻き込む逆イールドが再燃していたり、
(長期金利を除く逆イールドは、ずーーと続いたままですけどw)
EUの財政規律に反している伊が債券売り(金利上昇)となっているので、
伊の債券売りは素直に財政懸念を反映していると言えるのですが、
債券買いはリスクオフによる安全資産買いの動きに加え、
米FRBを始めとする世界的な金融緩和を期待した動きとも言えます。
ただし需給的には債券安となる余地が大きい状態が続いているので、
いつ巻き戻し(債券安)が起きてもおかしくないです。
為替市場では、中国が関税で米国と真向勝負ができないからなのか、
露骨な人民元安誘導と動きが続いており、
ドルは米債券買い(米金利低下)に合わせるドル安の動きではなく、
足元で低調な欧州マクロ環境や伊の財政問題、
ブレグジット騒動を抱える欧州通貨が軟調なこともあり、
ドル高基調が続いているのですが、
円はお得意のリスク回避な円高基調も継続しているので、
為替市場は円だけの需給的な巻き戻しも含め、
リスク回避色が強いと言えます。
米株と共にリスクオン・オフのスイッチとも言える原油については、
米とイランの緊張(イラクも)、サウジやイスラエルのきな臭さ、
といった中東の地政学リスク、OPEC総会での減産継続観測もあり、
直近では堅調ですが、GW前からの軟調な基調は崩れておらず、
リスクオフと言うよりも、需給要素の強い動きです。
他の商品についても直近では堅調ですが、
GW前からの軟調な基調は継続しており、
中国と世界の景気の鏡でもある銅も直近では堅調ですが、、
GW前からの軟調だけでなく、下げ幅も大きいと言えるので、
原油、銅、商品は緊張感には欠けるものの軟調な基調は継続しております。
(ハイイールド債も同様です)
以上の通り、需給面での過熱感のない株式市場だけが、
緊張感に欠けておりますが、そんな株式市場でさえも、
貿易戦争が収束してないことや、金融&財政政策への期待が不十分なのか、
マクロ面と業績面での先行きに対する説得力に欠けるせいで、
ドッシリと構える王者の風格な動きとはならず、
貿易戦争等のヘッドラインでの過敏な一喜一憂相場が続いており、
債券、為替、原油、商品は一喜一憂というよりも、
GW前からの警戒(リスクオフ)感の強い基調は崩れてまへん・・・
従って米中を始め貿易戦争が収束するなり、収束観測が強まるなり、
米欧日中の金融緩和策や米中日の財政政策がぶっ放されるなり、
ぶっ放し観測が強まるなり(国内では消費税増税延期・減税観測も)、
これらを裏付けるように、株式市場が商いを伴った上昇に転じると共に、
債券が適温水準で安定、為替も落ち着き(特にドル高、円最強高)、
原油も堅調となるまでは、一喜一憂相場を冷めた目で見るくらい、
慎重に構えておくのが無難です。
明日は週末なので、腰を据えた新たな参戦だけでなく、
短期目線での週を跨ぐような新たな参戦も控えておきましょう。
新興市場についても同様です。
ちなみにマクロ・業績、貿易戦争や政策の裏付けがないまま、
急速な債券安(金利上昇)となるようだと、
景気の重石となるだけでなく、市場も悲鳴を上げることになり、
それこそナンチャラショックになってもおかしくないので、
現在の過度な債券高(金利低下)もよろしくないのですが、
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