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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
本番はこれから感・・・
こんばんはです。

貿易戦争が激化しようとも、ロシア疑惑があろうとも、
情緒不安定な呟きを繰り返すツイッター依存症であろうとも、
ヤリチンスキャンダルがあろうとも、
さらに物議を醸す移民政策を強行しようとも・・・
トランプマンの支持率は上場来(就任来)高値更新だそうで、
もはやムテキングモードに突入しております(笑)

だからこそ貿易戦争は譲歩するのかな?との淡い期待も抱きますが、
昨日も書いた通り、来年の大統領選挙を見据えているのでしょうから、
過去最高の支持率を追い風に、むしろ強硬姿勢に拍車が掛かりそうです。

ただ・・・トランプマンの荒い鼻息を浴びている中国側が、
素直に9-10日の通商協議に応じたり、
何より以前の様に報復関税をやるアルヨ!という脅しも見せず、
静けさを維持しているのは不気味で仕方がないです(笑)

カネも腕力も貧弱で屈するしかない小国ならばともかく、
屈するわけにはいかないメンツ重視の独裁&覇権国家の中国が、
もしトランプマンの荒い鼻息に屈したように見えることだけは、
断じて避けたいでしょうから、米中協議はこじれる可能性が高く、
これまでのように米国側が席を立って交渉を打ち切るのでなく、
今回は中国側から席を立って緊急帰国のパフォーマンをするつもり?
それとももしかしたら自爆とは言いませんけど、
米国の専売特許のように自ら金融危機等を引き起こし、
貿易戦争どころではない状況に陥れないかと・・・。
(自爆の可能性はほぼ冗談ですけどねw)

とにかく足元のハードデータ系のマクロ指標は米国が堅調なだけで、
日中欧は低調であり、景気の先行指標でもあるマインド系指標は、
世界的に鈍化傾向が続いており、
企業業績も米国は僅かに増益もしくは横ばいで着地しそうな一方、
日欧は減益での着地、今期見通しも減益という状況であり、
これらの原因はあきらかに米主導の金融引締めと貿易戦争と言えます。

従って金融引締め路線だけは世界的に鈍化した適温状態とは言え、
貿易戦争は米欧、米印、日米間でも収束しておらず、
騒ぎの渦中である米中に至っては、これまでの関税引上げだけでなく、
倍以上の規模となる対中追加関税まで鼻息荒く示唆しており、
ほんまに発動されることになれば、先行き懸念がさらに大きくなるので、
それこそ米利下げとかまさかのQEリターンズにでも踏み切らない限り、
一部で囁かれている景気と業績の鈍化は一時的とか底打ちという見方は、
吹き飛んでしまうことになり、当然ながら足元のマクロ指標や決算にて、
堅調なものが発表されようとも、先行き懸念が呑み込んでしまいます。

本日、場中に発表された我らがトヨタの決算は、
今期見通しが減収増益となり、取組も悪くは無かったのですが、
トヨタ自身の株価もマイナスのまま終え、
業績の鈍化は一時的とか底打ちとか織り込み済みにはなってまへん。

何よりトヨタ以外のこれまで発表された国内企業決算自体が、
褒められものではないですし、トヨタの今期想定為替レートも、
1ドル110円、1ユーロ125円という甘い設定なので、
本日のように110円を割ることになれば、
減収減益懸念が台頭してもおかしくはないですからね。
(他の想定為替レートが甘い設定の外需企業も含め)

そう言えば、昔のことではありますけど、
想定為替レートでトヨタが甘く、東芝が厳しいと、
ロクなことがないという個人的なアノマリーと言うか、
単純によろしくない環境(景気)だった記憶がありますが、
御存知の通り、東芝は様変わりしており(昔もウソレートでしたけどw)、
現在はあくまでトヨタの為替レートだけで言っているので、
言い切れない部分はありますけど、
トヨタは日本の顔だからこその使命感もあるでしょうから、
頑張って数字を絞り出したのかなと思いたくもなるということです。

足元の市場の動きについては、
昨夜も債券買い・金利低下(米は長期債を除く逆イールドも継続中)、
定番のリスク回避な円高、原油と銅の軟調ぶりも継続中、
安全資産の金も昨夜を含め足元では堅調なので
金を除くこれら債券、為替、原油、銅は、
GW前から警戒モードの動きが続いているだけなのですが、
お気楽モードだった株式市場とVIXは週明けから警戒モードとなり、
昨夜の米英欧株は大幅安、VIXも大幅上昇、中国株は本日も下落、
日本株も大幅安となっており、やっとこさ市場全体が警戒モードというか、
リスクオフな動きとなっております。

ただし株式市場の商いだけは、
10連休明け&月初だった昨日の日本株の大商いは特殊だったとしても、
昨夜の米英欧株と本日の日本株の商いは、地味に増加しただけで、
セリクラ感には程遠く、本番はこれから感が漂っております。

そして需給面から見ると、過熱しているVIX、
過熱気味の債券、為替、原油、唯一、需給的に過熱してない株式市場
と言う構図なので、現状は債券だけがリスク回避な債券買いとは言え、
需給の巻き戻しとは逆の動きということからも、
本番はこれから・・・懲りないVIXショック・・・
これらの引き金になるのは、巻き戻しの米債券安(金利上昇)、
なのかなと言う気もします。
(逆の見方をするとこのまま債券買いが続くならば、
 程よいリスクオフで終わりそうですけどね。)

そういう意味では金融政策と密接な物価指標である10日の米消費者物価
他の米経済指標、低調だった昨夜の米3年債入札に続き、
今夜と明晩の米債入札が、きっかけイベントの一つとして注目です。
もちろん主役ネタの貿易戦争動向は、
9-10日の米中協議だけでなく、トランプマンや米中高官の発言等が、
最もきっかけになりやすいイベントであることに変わりはないですけどね。

ということで、繰り返しになりますが、米FRBが利下げ、
まさかまさかのQEでも発動しない限り(米インフラ投資政策も)、
現状では米中通商協議が落ち着かないことには・・・
せめて日本だけ関税が許されないことには・・・
消費税増税延期&減税とならないことには・・・
マクロ面、業績面での裏付けがないままであり、
需給面においてもVIXは過熱、債券、為替、原油は過熱気味なので、
株式市場は需給面で唯一過熱してないことを手掛かりにするしかなく、
割り切っての短期勝負とか数年単位で腰を据えている人はともかく、
新たに腰を据えて参戦できるような状況ではないです。

新興市場については、昨日は薄商いでの続伸、
反落となった本日も意外と薄商いではありましたが、
GW前から続く下落局面での商い増加、上昇局面での商い減少、
という下げゴリモードが終わったとは言えないです。
何より先にも述べた通り、国内外共にキナ臭い状況であり、
緊張感と商いを伴う世界的なリスクオフとなれば、
新興市場はリスク資産の最たるものとして過度に売られるので、
せめて9-10日の米中通商協議が終わるまでは、
主力大型株と同様、慎重に構えておきましょう。
新興企業の決算はこれからが本番ですから、
それを見極めてからでも遅くはないでしょう。

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