こんばんはです。
米中通商協議を巡る激おこトランプ丸ツイートが炸裂・・・
楽観的に見れば、お得意のトランプディールとか、
トランプマンと同じ見解を示したライトハイザーUSTR代表は、
主席交渉官だからこそ、立場的に強硬姿勢を崩すわけにはいかないとか、
中国側の交渉役である副首相が9日から訪米すると言ってるんやから、
どうせ歩み寄るんでしょ?との見方もありますが・・・
みんなが知ってるバレバレのトランプディールに効果があるのか?
海千山千の中国はまんまと受け入れるのか?
というそもそもな疑問があったり、
いつも穏健姿勢役を担っているムニューチンおじさん(財務長官)が、
今回は珍しく貿易協議の方向が大きく変わったと言っていたり、
ここまであからさまに強硬姿勢を世界に示した米国に対し、
いくら利害を優先する中国とは言え、メンツ第一の独裁国家でもあるので、
いかにも譲歩したように見られることを受け容れるとは思えない・・・
しかも米中通商協議中の預金準備率の引下げ、
9日からの協議を前にした本日の人民元基準値設定を含め、
米国の気に食わない人民元安誘導が続いており、
挑発的と言うか、中国の姿勢を裏付けるような動きも続いてます。
トランプマンとしても、商売人として損が許せない面もあるでしょうけど、
(シンプルに明後日の米貿易収支が悪いからこその激おこかもw)
政治家としては来年の大統領選が勝負だと考えると、
財政政策面では野党とも合意しそうなインフラ投資政策が控えており、
金融政策面ではパワハラとか中銀の独立性への疑問はあれど、
現状は利下げ余地だけでなくQEという手段も残っており、
足元の米マクロ指標はマインド系以外は堅調、
米企業決算も当初の減益ではなく僅かながらも増益で終わりそうであり、
そもそも株式市場も史上最高値圏ではありますので、
来年の大統領選までノンストップで株高が続く可能性よりも、
財政&金融の各政策余地があり、足元だけは堅調なマクロ環境と企業業績、
足元の需給環境も債券、為替、原油は過熱しているものの、
株式市場はVIXの急速な巻き戻しさえなければ、
ショック安が起きるほどの需給環境ではないだけに、
今の内に株式市場のガスを抜いた方が、
来年の大統領選を株高で迎えられる可能性が高く、
アメリカンファーストな勝利を得た貿易戦争だとドヤ顔もできるので、
今回の通商協議は本気で強気姿勢に舵を切った可能性も高く、
少なくとも現時点では楽観視すべきではないと思うばかりです。
そして米中間を始め貿易戦争が再び激化するようだと、
足元で堅調な米国のハードデータ系のマクロ指標、
かろうじて増益で着地しそうな米企業決算に対しても、
昨夏がピークのISMを始めとする米マインド系指標通り、
先行き懸念が高まることになり、欧州と中国と我が国は、
足元のマクロ指標がハードデータ系とマインド系共に低調、
企業決算は足元も先行きも減益なのに更に悪化するとの懸念が高まり、
そうなると史上最高値圏の米株、年初来高値圏の日英欧株、
足元で下げたとは言え貿易戦争の影響が直撃する中国株は、
さすがにマクロ面、業績面では正当化できず、
需給環境だけでは支え切れないと言えます。
支えたとしても上値余地は極めて限定的でしょう(時間的にも)。
以上はあくまで私の勝手な貿易戦争に対する見方、
それによるマクロ面と業績面での先行きに対する懸念、
足元の市場に対する懸念に過ぎないので、
鍵を握る米中通商協議の行方はホワイトハウスにでも電話して、
トランプマンに聞くしかないのですが、市場の声に耳を傾けると・・・
中国株、原油、銅などの香ばしい面々や米債券を始めとする債券市場、
ドルを始めとする為替市場では、
GW前から警戒感のある動きだった一方(HY債もちょっぴり警戒感)、
株式市場だけは10連休(GW)中の先週末まで、
米株が史上最高値圏、英欧株と日経平均先物は年初来高値圏、
足元で下げていた中国株も昨年来高値圏に踏みとどまり、
相変わらずの薄商いながらも意外と平和な動きだったのですが・・・
週明け早々に冒頭で書いたトランプ口撃が火を噴き、
セルインメイか!?と思いきや、昨夜の米欧市場は商いがイマイチ、
米株は一時的に大幅安となったものの引けに掛けて戻したり、
本日の中国株が反発したりと(我が国の新興市場も薄商いながら堅調)、
意外と緊張感が薄かったので、
私の勝手な悲観的な見方とか株式市場以外の警戒モードが正解ではなく、
楽観的な見方と株式市場の動きが正解なのかとも思ったのですが・・・
本日の新興市場を除く日本株は、
今年2番目の大商いを伴う大幅安(SQ日を除けば今年最高の商い)
というプチぎゃぁぁぁーーールデンウィーク明け、
令和ならぬ冷和な相場で終えております・・・
もしかすると10連休明けという特殊な状況だったせいで、
こういった動きや商いになった可能性も否定はできませんが、
米中通商協議を始め先に述べた通りの状況なので、
日程的には9-10日の米中通商協議を終えるまで、
市場の動きとしては、騒動の中心である米国と中国が落ち着くと共に、
本日の日本株はプチセリクラやったと言える反発が継続するまで、
もしくはシンプルに日本株が商いを伴った反発となるまでは、
短期勝負の方も慎重に動くのが無難であり、
腰を据えての新たな参戦についても、
決算を終えた銘柄以外は控えておきましょう。
新興市場については、海の向こうの動きだけはリスクオフだったものの、
緊張感が薄かったせいなのか、米中通商協議への影響が少ないからのか、
それとも新興企業決算の本格化はこれからだからなのか、
本日は上昇して終えておりますが、主力大型株とは違い薄商いだったので、
アテにならん上昇であり、GW前から続く下落局面での商い増加、
上昇局面での商い減少という下げゴリモード終わったとは言えないです。
何より海の向こうが緊張感を伴うリスクオフとなれば、
新興市場はリスク資産の最たるものとして過度に売られるので、
GW前からの薄商いでの上昇や本日のマザの上放れは気にせず、
主力大型株と同様、慎重に構えておきましょう。
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米中通商協議を巡る激おこトランプ丸ツイートが炸裂・・・
楽観的に見れば、お得意のトランプディールとか、
トランプマンと同じ見解を示したライトハイザーUSTR代表は、
主席交渉官だからこそ、立場的に強硬姿勢を崩すわけにはいかないとか、
中国側の交渉役である副首相が9日から訪米すると言ってるんやから、
どうせ歩み寄るんでしょ?との見方もありますが・・・
みんなが知ってるバレバレのトランプディールに効果があるのか?
海千山千の中国はまんまと受け入れるのか?
というそもそもな疑問があったり、
いつも穏健姿勢役を担っているムニューチンおじさん(財務長官)が、
今回は珍しく貿易協議の方向が大きく変わったと言っていたり、
ここまであからさまに強硬姿勢を世界に示した米国に対し、
いくら利害を優先する中国とは言え、メンツ第一の独裁国家でもあるので、
いかにも譲歩したように見られることを受け容れるとは思えない・・・
しかも米中通商協議中の預金準備率の引下げ、
9日からの協議を前にした本日の人民元基準値設定を含め、
米国の気に食わない人民元安誘導が続いており、
挑発的と言うか、中国の姿勢を裏付けるような動きも続いてます。
トランプマンとしても、商売人として損が許せない面もあるでしょうけど、
(シンプルに明後日の米貿易収支が悪いからこその激おこかもw)
政治家としては来年の大統領選が勝負だと考えると、
財政政策面では野党とも合意しそうなインフラ投資政策が控えており、
金融政策面ではパワハラとか中銀の独立性への疑問はあれど、
現状は利下げ余地だけでなくQEという手段も残っており、
足元の米マクロ指標はマインド系以外は堅調、
米企業決算も当初の減益ではなく僅かながらも増益で終わりそうであり、
そもそも株式市場も史上最高値圏ではありますので、
来年の大統領選までノンストップで株高が続く可能性よりも、
財政&金融の各政策余地があり、足元だけは堅調なマクロ環境と企業業績、
足元の需給環境も債券、為替、原油は過熱しているものの、
株式市場はVIXの急速な巻き戻しさえなければ、
ショック安が起きるほどの需給環境ではないだけに、
今の内に株式市場のガスを抜いた方が、
来年の大統領選を株高で迎えられる可能性が高く、
アメリカンファーストな勝利を得た貿易戦争だとドヤ顔もできるので、
今回の通商協議は本気で強気姿勢に舵を切った可能性も高く、
少なくとも現時点では楽観視すべきではないと思うばかりです。
そして米中間を始め貿易戦争が再び激化するようだと、
足元で堅調な米国のハードデータ系のマクロ指標、
かろうじて増益で着地しそうな米企業決算に対しても、
昨夏がピークのISMを始めとする米マインド系指標通り、
先行き懸念が高まることになり、欧州と中国と我が国は、
足元のマクロ指標がハードデータ系とマインド系共に低調、
企業決算は足元も先行きも減益なのに更に悪化するとの懸念が高まり、
そうなると史上最高値圏の米株、年初来高値圏の日英欧株、
足元で下げたとは言え貿易戦争の影響が直撃する中国株は、
さすがにマクロ面、業績面では正当化できず、
需給環境だけでは支え切れないと言えます。
支えたとしても上値余地は極めて限定的でしょう(時間的にも)。
以上はあくまで私の勝手な貿易戦争に対する見方、
それによるマクロ面と業績面での先行きに対する懸念、
足元の市場に対する懸念に過ぎないので、
鍵を握る米中通商協議の行方はホワイトハウスにでも電話して、
トランプマンに聞くしかないのですが、市場の声に耳を傾けると・・・
中国株、原油、銅などの香ばしい面々や米債券を始めとする債券市場、
ドルを始めとする為替市場では、
GW前から警戒感のある動きだった一方(HY債もちょっぴり警戒感)、
株式市場だけは10連休(GW)中の先週末まで、
米株が史上最高値圏、英欧株と日経平均先物は年初来高値圏、
足元で下げていた中国株も昨年来高値圏に踏みとどまり、
相変わらずの薄商いながらも意外と平和な動きだったのですが・・・
週明け早々に冒頭で書いたトランプ口撃が火を噴き、
セルインメイか!?と思いきや、昨夜の米欧市場は商いがイマイチ、
米株は一時的に大幅安となったものの引けに掛けて戻したり、
本日の中国株が反発したりと(我が国の新興市場も薄商いながら堅調)、
意外と緊張感が薄かったので、
私の勝手な悲観的な見方とか株式市場以外の警戒モードが正解ではなく、
楽観的な見方と株式市場の動きが正解なのかとも思ったのですが・・・
本日の新興市場を除く日本株は、
今年2番目の大商いを伴う大幅安(SQ日を除けば今年最高の商い)
というプチぎゃぁぁぁーーールデンウィーク明け、
令和ならぬ冷和な相場で終えております・・・
もしかすると10連休明けという特殊な状況だったせいで、
こういった動きや商いになった可能性も否定はできませんが、
米中通商協議を始め先に述べた通りの状況なので、
日程的には9-10日の米中通商協議を終えるまで、
市場の動きとしては、騒動の中心である米国と中国が落ち着くと共に、
本日の日本株はプチセリクラやったと言える反発が継続するまで、
もしくはシンプルに日本株が商いを伴った反発となるまでは、
短期勝負の方も慎重に動くのが無難であり、
腰を据えての新たな参戦についても、
決算を終えた銘柄以外は控えておきましょう。
新興市場については、海の向こうの動きだけはリスクオフだったものの、
緊張感が薄かったせいなのか、米中通商協議への影響が少ないからのか、
それとも新興企業決算の本格化はこれからだからなのか、
本日は上昇して終えておりますが、主力大型株とは違い薄商いだったので、
アテにならん上昇であり、GW前から続く下落局面での商い増加、
上昇局面での商い減少という下げゴリモード終わったとは言えないです。
何より海の向こうが緊張感を伴うリスクオフとなれば、
新興市場はリスク資産の最たるものとして過度に売られるので、
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