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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
謎の悪材料織り込み済相場が継続中
こんばんはです。

本日は引け後に注目の日本電産が決算を発表。

前回の3Q決算発表時に永守社長は「こんな急変は初めてやで」
と珍しく弱気だったことで、市場では炭鉱のナガモリが嘆いとるで!
えらいこっちゃ!となっただけに、本日も注目されたのですが、
終わった期の下期が嘆きと一致するドイヒーぶりだったことと、
今期の上期も余波が続いている減収減益見通しですが、
下期はフガフガ回復見通し(売上8.7%増、経常22.3%増)です。

しかしながら市場コンセンサスは下回っているようです(笑)

米国みたいに市場コンセンサスを低くしておけば、低調な決算であっても、
織り込みとか出尽くしの反応になり易いのですが、
相変わらず我が国の市場コンセンサスはナンセンス・・・
軽くスベッたのは置いといて、コンセンサスが高過ぎると思うばかり。

とは言え、例の如くオラオラな永守節でも炸裂すれば、
コンセンサスについては吹き飛びそうですが、
足元で米中、米欧、日米の貿易戦争は収束したわけではなく、
本日発表された自動車部品の小糸製作所の決算を見ても、
終わった期の4Qは意外と落ち込みが軽微でしたが、
今期は上期も下期も2桁減益見通しですから、
いくら景気や環境への対応力の高い日本電産が、
終わった期の下期の落ち込みと今期の上期の落ち込みが長引くことなく、
下期から回復する見通しだったとしても、
日本電産以外にも当てはまるのだろうか?と個人的には思うので、
ひとまず明日の決算説明会での永守節は注目です。

そして明日のナガモッコリ電産の反応はというと、
取組は良いので、上昇してもおかしくないのですが、
明日以降の日本株全体もモッコリするのかと言えば、
国内企業決算は幕が開いたばかり、10連休も控えており、
貿易戦争は先に述べた通りの状況であり、
他の企業決算が優等生&強気な日本電産と同様だとは言えず、
さらに今夜からは米国の主要企業決算がテンコ盛りですから、
日本電産の決算と反応だけではまだまだ安心できないです。

なにより素朴な疑問として、
百歩譲ってほんまに足元で顕在化している景気と企業業績の鈍化が、
一時的であったり、底打ちであったとしても
株価は米株が史上最高値圏、中国が昨年来高値圏、
日欧が年初来高値圏ですから、本来ならば企業決算、マクロ指標を含め、
「好材料」が出たとしても出尽くしになってもおかしくないのですが、
なぜか市場ではマクロと業績の「悪材料」は織り込み済との観測が多く、
どうも不思議で仕方ないのですが・・・

一万歩譲って、日本電産のように今期見通しが増収増益ならばまだしも、
現時点での米企業決算全体としての予想は1.7%減益、
我が国の企業決算全体としての予想は、終わった期が減収減益、
今期も同様というかさらに悪化するとの見通しですから、
いくら中国の景気対策とか世界的な金融政策のハト姿勢はあれど
この株価水準で景気と業績の鈍化は織り込み済みとか、
景気と業績は底打ちと言うのは、早計過ぎると思わざるを得ず・・・。
せめて景気と業績の鈍化要因の大きな一つである貿易戦争が収束するなり、
決算とマクロ指標が堅調オンパレードにでもならないとね・・・

まぁ需給面に関しては、日本電産の取組が良いのを含め株式市場だけは、
債券、原油、為替、VIXのように過熱感はなく、
国内外の株式市場は全体としても過熱感はないので、
買戻しも含めた需給要因での株価上昇ならばわからなくもないのですが、
悪材料は織り込み済みというのだけは・・・謎です(笑)

まぁ私がどんなに謎だと言おうとも、各国中銀やIMF、OECD、
我が国を含む各国政府の景気判断が下方修正されようとも、
市場の動きこそが正解というのも現実ではあるのですが、
いくら株式市場の需給的な過熱感が無かったとしても、
さすがに株式市場と足元の景気と業績に温度差があり過ぎるので、
今回だけはどうも株式市場の動きが不正解と思えてならないです。

そして昨夜の米株はマチマチの薄商いであり、
本日の日本株も相変わらずの薄商いが続いており、
これまで堅調だったユニクロダや半導体関連、中国関連が売られ、
内需、ディフェンシブが買われる循環物色の動きはあれど、
NT倍率の大股開き状態という歪な構図は継続したままです。

とにかくイースターだから薄商いとも言えず、
昨年末安値であるクリスマスから現在までの上昇局面においても、
中国株以外は米国株も欧州株も日本株も薄商いでの上昇が続いており、
景気と業績の鈍化は一時的とか底打ちとか、織り込み済みだとか、
さらに貿易戦争の収束期待とか中国の財政政策期待を含め、
本気で思っている感はなく、需給のみでの上昇にしか見えず、
株価の水準的にもむしろ好材料出尽くしになる可能性の方が、
かなり高いとしか思えない状況です。

以上の通り、債券と為替を含めた不正解な動きではなく、
株式市場だけの不正解のような動きですから(要因は違えど原油も)、
好材料出尽くしのきっかけとなりそうなのは、株価の根幹でもある業績、
つまりこれから本格化する国内外の決算ラッシュ、
それにも影響する貿易戦争ネタ(動向)となりそうですが、
いかんせん債券、為替、原油、VIXは需給的にも過熱感があるので、
決算や貿易戦争以外のネタで(金融政策とかマクロ指標、政治ネタ)、
株式市場以外の巻き戻しが起きる可能性は十分にあり、
そうなるとVIXも弾けて、株式市場にも及ぶことになりそうです。
足元ではジワジワと金利も上昇しており、原油もフィーバー中、
中国株も一服の兆しがあるだけにね。

ということで、言い続けてたらアホでもいつかは当たるやろ!
と言われても仕方ない懲りない下目線なので、
こういった状況だと割り切っての短期勝負は自由ですが、
ユニクロや半導体、中国関連が売られ、中国株も一服の動き(HY債も)、
といった転換の兆しも窺えるので、くれぐれもお気を付けください。
腰を据えての新たな参戦については、貿易戦争が収束するか、
シンプルに本気買いと言える商いを伴った上昇が続きでもしない限り、
決算を終えた銘柄以外は、引き続き慎重に構えておきましょう。

新興市場については、局地的な賑わいが続いていたり、
今週は先週までの大商いでの上げ下げとは違い、
昨日は薄商いでの反落、本日も薄商いでのマチマチなので、
意外と平和な動きとも言えるのですが、
牽引する主役銘柄の継続性が乏しくなり、
主役も日替わり定食と物色の散らかり傾向が強くなっており、
しかも新興企業の決算が本格化するのは10連休明け以降、
リスクオン・オフを決める海の向こうや国内主力大型株が、
先に述べた通りの不穏な状況でもありますので、
シンプルに商いを伴った下落が継続するまでという見方もアリですけど、
10連休入り前の今週としては、決算を終えた銘柄、
変則決算の銘柄以外は短期的なサーフィンに留め、
慎重姿勢を強めて構えておくのが無難でしょう。

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