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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
10連休前の裏付け確認ウィーク
おはようございます。

今週は空前絶後の10連休に向けた最後の一週間となりますが、
10連休中の市場に対する見方としては、
みんなが警戒しているからこそ上がるのでは?という見方が多い・・・
という見方も多い・・・という見方も多い・・・
つまり最近はネット等での情報収集環境も整っていたりするので、
みんなが逆に逆に考えた結果、結局は意見が二分?している感もあり、
心理面での見方は丁半博打に近い状態になっております。

需給面については、株だけは投機筋のポジ、裁定買い残、信用買い残、
空売り比率、外国人動向を始め過熱感というほどではないのですが、
米債券、原油、VIX(ショート)の投機筋のポジは過熱圏であり、
為替もやや過熱圏に入りつつあるので、これらの巻き戻しが起きると、
さすがにリーマンショックやブラックマンデー級はなくとも、
セルインメイやプチショックはありそうな需給環境と言えます。
HY債もやや不穏なオイニーも漂ってますが、
原油と債券(金利)がきっかけの鍵のようには思えます。
(日本株目線ではユニクロが鍵を握っている感は否めないですけどね)

水準面で言えば、株式市場は昨年末のクリスマス安値から、
薄商いでの心許ない上昇ではありますが(中国株だけゴリラ商い)、
米株が史上最高値圏、中国株が昨年来高値圏、
日欧株が年初来高値圏に踏みとどまっており、
あくまでPER等の数値上では割高感はなく、
テクニカル面での見方は人それぞれですが、過熱感というほどではなく、
むしろ200日線を超えた等の強気なシグナルも散見されます。
ただし我が国はユニクロの暴走を始め、NT倍率がフィーバーしていたり、
日経平均が先走る歪な株高が続いていると言えます。

金融政策面についても、米FRBは昨年末までの強気な金融引締め姿勢を、
年明けから鈍化姿勢へと舵を切り(手の平を返し)、
ECBも同様に手の平を返して緩和姿勢に戻しており、
中国は緩和姿勢を継続中、日本も無間地獄な緩和姿勢を続けており、
世界的に市場にも景気にもやさしい金融政策の緩和姿勢となっております。

財政政策面については、中国が減税を含む財政出動に動いており、
米国も減税効果は切れつつあるものの、財政出動路線なのですが、
欧州はユーロ圏が財政統一されてないせいか渋チン状態、
日本も同様の渋チンな上に世界の潮流とは逆の増税路線なので、
これだけでも日欧株の出遅れ感が頷けなくもないです。
(足元では消費税増税延期観測は台頭してまうけどね)

以上の通り、日欧の渋チン財政政策(金融緩和頼み)、日本は増税、
株以外の需給面での過熱傾向(ドル高傾向も)を除く、
これらの株式市場目線な環境だけで判断するのであれば、
世界的な緩和路線の金融政策(低水準な金利)と米中財政政策、
株式市場の需給環境によって、マクロ・ミクロ等の悪材料には蓋をし、
好材料だけを見ての「底打ち」や「悪材料織り込み済」
という御都合解釈と共に、株価は薄商いながら、
「高値圏」に留まっているのも頷けなくはないという状況です。
日本株は世界の景気敏感株らしく国内材料で動くよりも、
海の向こう次第という現状なので、
歪ながらも海の向こうに追随しているという状況です。

いやはや・・・株価は高値圏にも関わらず、
ほんまに「景気は底打ち」「悪材料織り込み済み」なのでしょうか?
さらなる株高となるのでしょうか?
むしろ「好材料織り込み済み」になってもおかしくないのでは・・・

先にも触れた通り、こういった動きの裏付けとなる足元のマクロ環境は、
一部で堅調なものはあれど概ね鈍化傾向(特に日欧)、
先週発表された米欧マクロ指標を見ても、
単月に過ぎない米小売売上高の堅調ぶりと新規失業保険ばかりが注目され、
PMI等の他の低調なマクロ指標は無視されております。
同じく裏付けとなる企業業績は、
米国が「市場予想」を上回る決算が多いものの減益での着地が多く、
今後発表される決算の市場予想も減益見通しのままであり、
日欧も減益予想(国内は今期見通しも減益予想)ですから
これらマクロ・業績の鈍化要因となった金融引締めの鈍化だけでなく、
もう一つの鈍化要因である貿易戦争もふんわりした合意観測だけでなく、
具体的な合意観測にでも進展しないことには、
景気は底打ち、悪材料織り込み済みという解釈で、
高値圏の株価を正当化するには早計であり、
あまりにもマクロ・業績面での裏付けとの温度差が大きい言わざるを得ず、
あくまで先に述べた通りの心許ない株高が続いているだけと言えます。

そして以上の裏付け材料を確認するのを始め、
これらに関わる今週のイベントとしては(詳細は前日記事を御参照)、
政治面では22-25日の安倍組長の欧州訪問、23日の英議会再開、
24-25日のカリアゲ金太郎のプーチン大魔王詣で、
25-27日の中国主導の一帯一路の国際懐疑・・失礼、会議、
25日からの麻生若頭の訪米、26-27日の安倍組長の接待訪米、
何気に不気味な28日のスペイン総選挙と忙しいですが、
貿易戦争の動向やブレグジット、欧州政治に変化があるのか注目です。
マクロ指標は先週に続き、鈍化?底打ち?堅調?を確認するだけなので、
今週の主役イベントは国内外の企業決算と言えます。
米国は半導体、ハイテク、IT等のイカつい米企業決算が、
23-25日を中心に目白押しであり、国内企業決算についても、
前回決算で「こんな急変は初めてや」と悲鳴を上げた永守電産を皮切りに、
23日から決算ラッシュが開幕、10連休前の週末にピークを迎えます。
そして何気に注目というか10連休を前に、
何かやらかすのか注目でもある24-25日の黒田薬局会合です。

ということなので、足元の裏付けの乏しさや歪な動き、
貿易戦争等の不穏な状況よりも、市場の動きこそ正解や!
市場が先行しとるんや!景気は底打ちや!悪材料織り込み済みやで!
と言う見方の方はもはや御自由に・・としか言えませんけど、
裏付けの乏しい心許ない状況は百も承知やで!とリスク覚悟の上で、
短期目線で乗る方は、くれぐれもお気を付けください。
腰を据えての新たな参戦は、米中、米欧、日米の貿易戦争さえ収束すれば、
小難しく考えずに参戦すればいいのですが、貿易戦争が収束するまでは、
マクロ・企業決算という裏付け材料が、現在の様な一部の改善だけでなく、
せめて今週発表分で改善が確認されるまでは、
現時点では休むも相場、置き去りとなっても焦らず、
御縁が無かったと割り切り、慎重に構えておきましょう。

新興市場については、局地的な賑わいと大商いは続いているので、
決してムードが悪化しているわけではないのですが、
牽引する主役銘柄の継続性が乏しくなり、日替わり定食となりつつあり、
全体としても商いを伴った上昇と下落が日替わり定食なので、
息切れ感が色濃くなりつつあります。
新興企業の決算が本格化するのは10連休明け以降であり、
リスクオン・オフを決める海の向こうや国内主力大型株の現状は、
先に述べた通り、裏付けに乏しい心許ない株高が続いている上に、
今週は国内外共に裏付け確認となる決算ラッシュも迎え、
新興企業にも影響が大きい米ハイテク・IT決算も盛り沢山なので、
シンプルに商いを伴った下落が継続するまでという見方もアリですけど、
そろそろ慎重姿勢を強くして身構えておくのが無難でしょう。

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