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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
閑散に売りなし、決算に売りなし?
こんばんはです。

本日は引け後に注目のユニクロと安川電機の決算が発表されました。

まず3月期決算の外需&中国関連企業決算の前哨戦となる安川電機ですが、
終わった期の着地は事前の下方修正すらも下回り、
4Q自体の数字も低調、注目の受注高も対中国を始め大きく減少、
今期見通しも市場予想を下回る減収減益・・・
(今期想定為替レートは1ドル110円、1ユーロ120円)

どう見てもよろしくない決算としか思えないのですが、
規模が小さめの自社株買いも発表し、取り組み妙味もありますので、
米中通商協議の合意期待とかIMFの中国経済見通しの上方修正と共に、
4Qで底打ちや!というフライング気味な御都合解釈も加われば、
昨年7月以来の高値圏からさらに上昇し、
再来週から決算発表が本格化する3月期決算の外需&中国関連企業も、
同様の解釈と共に連れ高・・・可能性は極めて薄そうですけどね。

次にユニクロの決算ですが、市場予想と同水準ながら、
通期予想を下方修正しているので、よろしくはないのですが、
御存知の通り、ユニクロは指数寄与度が最も高いせいもあり、
サプライズな月次や決算を出さない限り、指数の都合で動くのが常であり、
しかも本日がユニクロ決算、明日はSQという恒例のSQLOなので、
いつも以上に指数の都合次第という状況であり、
さらにユニクロ自体の取組妙味に加え、
株価は高値圏ながら安川電機ほどの堅調ぶりではないだけに、
明日は上昇しても不思議ではないと言えます(笑)

そして他の小売決算についても好悪入り混じっており、
今秋には消費税増税を控えている一方で、
目先では高額消費を中心に駆け込み需要期待はありますけど、
(一部には今夏の参院選前に消費税増税撤回期待もw)
長い目では外需よりも旨味は乏しそうですけどね。

以上のよろしくない安川電機とユニクロの決算、
マチマチの小売企業決算を受けて、
再来週から本格化する3月期の国内企業決算(今期見通し)に対して、
懸念が増すと共にSQをきっかけに、
再来週の決算シーズンまで株価も調整するのであれば、
再来週以降、GW以降、決算は織り込み済みとの解釈にもなり得ますが、
いくら日本株が世界的な出遅れとは言え、クリスマス底からの高値圏、
なにより今期業績見通しが減益になりそうだと言いながら、
しかも本日までの決してよろしくない国内企業決算を受けて、
増収増益見通しだった昨年4月の決算シーズンと株価が同水準というのは、
さすがに今期減益見通しが織り込み済みと言うのは無理があるかと・・

市場からの声も、様子見ムードの薄商い、閑散に売りなしと言いながら、
低調な業績や景気は織り込み済み、閑散ならぬ決算に売りなし、
との楽観的な見方がやたら多いだけに気掛かりです。

海の向こうについても、今週末から決算が本格化する米国は、
市場予想がいつもながらの控えめとは言え減益予想であるにも関わらず、
米株は史上最高値圏、欧州と英国は年初来高値圏ですから、
我が国と同様、決算や景気の鈍化を織り込み済みというのは、
無理があるとしか思えないのですが・・・

一応、世界的にも金融政策は、FRBが引締め姿勢を鈍化させ、
昨夜発表されたFOMC議事要旨においても、
一部では年内の利上げという声はあれど、概ね鈍化姿勢が裏付けられ、
昨夜にドラギナイトを開催したECBも、
TLTROをぶっ放す暴挙には出なかったものの、
手の平返しな金融緩和姿勢に戻っており、日中は金融緩和を継続なので、
素直に景気にも市場にもやさしい金融政策と言えるのですが、
そうなったのは足元の景気鈍化が顕在化しているからこそであり、
(昨夜はドラギのおっさんも年内の物価を含む欧州景気は厳しいと)
その原因が昨年末までの米欧の金融引締めと貿易戦争ですから、
しかも貿易戦争は米欧間にまで拡大、来週からは日米間協議も控えており、
米中の合意決着ならまだしも「合意観測」だけでは、
昨日も書いた通り、債券と為替市場は金融政策通り、
原油は地政学リスクを含む独自の需給環境であったとしても、
株式市場の業績の減益見通しと景気鈍化を織り込み済みというのは、
いくら市場が先行するとか、足元の需給環境だけは過熱圏でなくとも、
さすがに無理があるとしか思えないです。

ということなので、ひとまず決算シーズンに突入するまでは、
貿易戦争が収束するか、私の心配や懸念が間違いで株式市場が正解やで!
と言わざる得ない商いの伴った株高が継続でもしない限り、
腰を据えた新たな参戦は、決算を終えた銘柄以外は控え、
短期勝負についても、明日は週跨ぎも控えておくくらいが無難です。

新興市場については、本日は商いを伴った下落だったのですが、
マザのの商いはオンコリスとサンバイオ約半分を占めており、
その両銘柄が上昇したにも関わらず(上髭で終えてますけど)、
全体(指数)としては下落しているので、
両銘柄や局地的な個別の賑わいを含めたとしても、
せめて商いを伴った上昇が継続するまでは、賑わっている個別はともかく、
明日の週跨ぎも含め慎重に構えておきましょう。
先にも述べた通り、国内外の市場を取り巻く環境としても、
アテにならん状況ですからね。

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