こんばんはです。
米中通商協議は継続中、来週からは日米物品貿易協定会合を控える中、
トランプ社長が欧州に対して、
「こっちはボーイングが株価も航空機も墜落しとるっちゅうのに、
欧州のエアバスへの補助金はふざけとるなぁ、対米貿易も黒字やし、
こうなったら110億ドルの関税の刑や!」と鶴の一声が・・・
対中関税に比べると微々たるもんだとは言え、
商売人だからなのか、赤字が許せないのはもちろんのこと、
採算の取れてないものには納得がいかないのでしょうけど、
関税は議会を通す必要が無く、トランプマンのサジ加減で決まるだけに、
ほんまに困ったもんですなぁ。
来週は同じくサジ加減な米財務省為替報告書も提出される予定ですし、
何より日米協議もありますので、ゴルフ仲間の安倍ちゃんへの配慮とか、
新天皇の即位を祝いに来日してくれるくらいですから、
商売抜きな協議となることを願うばかりですが・・・
まぁとにかく足元のマクロ指標等で顕在化している景気の鈍化要因は、
昨年末までの米主導の金融引締めと米が仕掛けた貿易戦争なので、
米欧の金融引締め姿勢が鈍化、日中の金融緩和継続、
さらに中国の減税等の景気対策はあれど、
貿易戦争については収束ではなく米中の合意期待だけですから、
果たして景気の鈍化は一時的と言えるのか・・・
だとしても景気は回復軌道に戻れるのでしょうか・・・
っつうか世界とは逆の増税に踏み切る日本は大丈夫なのか・・・
そして企業業績についても、
今週末から決算発表が本格化する米国(実質的には来週から)、
来週からは本格化する欧州、再来週から本格化する我が国の決算は、
以上の様なマクロ環境を吹き飛ばずような堅調な結果となるのか・・・
本決算と共に今期見通しを発表する我が国の決算は大丈夫なのか・・・
てな感じで私が心配したところで、
先に述べた世界的に八ト姿勢な金融政策、中国の景気対策効果、
米中貿易戦争の合意期待によって、世界的に株価が高値圏であろうとも、
低調な企業決算に対しては謎の織り込み済み観測が根強いのも事実です。
本日の日本株に対しても、閑散に売りなしにしか見えないのですが、
(昨夜の米欧株も相変わらずの薄商い)
崩れずに踏ん張ったのは、こういうことやからだとの声が・・・
昨日に続き、言わせてもらうと、ほんまかいな・・・(笑)
以上の通り、企業決算は蓋を開けてみないことにはわからないものの、
足元のマクロ指標は回復したとは言えず、鈍化傾向が続いており、
貿易戦争は米中合意期待はあれど、米欧間で激化、日米間は未知数、
各国中銀はこういった状況考慮しての金融政策のハト姿勢、
昨夜はIMFが前回に続く世界経済見通しを下方修正(中国は上方)、
先日に発表したOECDの経済見通しも低調、
金融市場においても為替市場はどちらとも言えず、
債券と金融政策通りの動きとも言えますが、
債券市場は金融政策通りとリスク回避な債券買いが入り混じっており、
米国の短中期金利の逆イールドは継続しており、
少なくともリスクオンの動きではなく、
原油は堅調ながら地政学的な要因も大きいので(銅はイマイチ)、
株式市場だけが「織り込み済み」との判断なのか、
お気楽モードが続いているという感じです(HY債も)。
しかも本気で「織り込み済み」と判断しているならば、
商いを伴ったお気楽モードになるはずが、誰も本気ではない薄商いなので、
市場全体がリスクオフとまではならず落ち着いているからこそ、
織り込み済み等を口実に先物主導の需給要因だけで動いていると言えます。
果たして、株式市場とそれ以外のどちらの景気判断が正しいのか、
いずれは答えが出るでしょうけど(個人的には後者が正解かと)、
少なくとも金融市場に直接的な影響を与えるFRB等の各国中央銀行が、
景気判断を誤っているというのはマズイですから、
今回だけは市場が正解ではなく間違っていた方がいいと思うばかりです。
ちなみに今夜はドラギナイト(ECB理事会)があり、
なにやらTLTROをぶっ放すなんて観測もありますので、
もしかすると「織り込み済み」モードが加速する可能性もありますが、
ぶっ放すと言うことは、景気判断がよろしくないということですからね。
(今夜はEU首脳会議、OPEC月報、米CPI、FOMC議事要旨、
明日は中国CPI&PPI、カリアゲ最高人民会議、
安川電とユニクロ決算、独CPI、IEA月報、G20、
週末はSQ、中国貿易収支、ブレグジット期限、FRB副議長講演、
米ミシガン大学指数、米金融機関決算といったイベントもあります)
ということで、どちらの景気判断が正解なのかは置いといたとしても、
少なくとも市場がどちらに動くにせよ商いを伴った本気度が窺えるまでは、
腰を据えた新たな参戦は、決算を終えた銘柄以外は控え、
織り込み済みモードに割り切って乗る短期勝負に留めるのが無難です。
新興市場については、昨日は商いを伴った上昇となったものの、
本日は商いが減少しての続伸だったので、
局地的な賑わいの規模次第と言わざるを得ず、
全体感としてはまだ上目線に切り替える状況ではないです。
国内外の市場を取り巻く環境としても、
先に述べた通りアテにならん状況ですから、
シンプルに商いの伴った上昇が「継続」するまでは、
局地的に賑わっている銘柄、決算を終えた銘柄以外は、
慎重に構えておいた方がいいでしょう。
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米中通商協議は継続中、来週からは日米物品貿易協定会合を控える中、
トランプ社長が欧州に対して、
「こっちはボーイングが株価も航空機も墜落しとるっちゅうのに、
欧州のエアバスへの補助金はふざけとるなぁ、対米貿易も黒字やし、
こうなったら110億ドルの関税の刑や!」と鶴の一声が・・・
対中関税に比べると微々たるもんだとは言え、
商売人だからなのか、赤字が許せないのはもちろんのこと、
採算の取れてないものには納得がいかないのでしょうけど、
関税は議会を通す必要が無く、トランプマンのサジ加減で決まるだけに、
ほんまに困ったもんですなぁ。
来週は同じくサジ加減な米財務省為替報告書も提出される予定ですし、
何より日米協議もありますので、ゴルフ仲間の安倍ちゃんへの配慮とか、
新天皇の即位を祝いに来日してくれるくらいですから、
商売抜きな協議となることを願うばかりですが・・・
まぁとにかく足元のマクロ指標等で顕在化している景気の鈍化要因は、
昨年末までの米主導の金融引締めと米が仕掛けた貿易戦争なので、
米欧の金融引締め姿勢が鈍化、日中の金融緩和継続、
さらに中国の減税等の景気対策はあれど、
貿易戦争については収束ではなく米中の合意期待だけですから、
果たして景気の鈍化は一時的と言えるのか・・・
だとしても景気は回復軌道に戻れるのでしょうか・・・
っつうか世界とは逆の増税に踏み切る日本は大丈夫なのか・・・
そして企業業績についても、
今週末から決算発表が本格化する米国(実質的には来週から)、
来週からは本格化する欧州、再来週から本格化する我が国の決算は、
以上の様なマクロ環境を吹き飛ばずような堅調な結果となるのか・・・
本決算と共に今期見通しを発表する我が国の決算は大丈夫なのか・・・
てな感じで私が心配したところで、
先に述べた世界的に八ト姿勢な金融政策、中国の景気対策効果、
米中貿易戦争の合意期待によって、世界的に株価が高値圏であろうとも、
低調な企業決算に対しては謎の織り込み済み観測が根強いのも事実です。
本日の日本株に対しても、閑散に売りなしにしか見えないのですが、
(昨夜の米欧株も相変わらずの薄商い)
崩れずに踏ん張ったのは、こういうことやからだとの声が・・・
昨日に続き、言わせてもらうと、ほんまかいな・・・(笑)
以上の通り、企業決算は蓋を開けてみないことにはわからないものの、
足元のマクロ指標は回復したとは言えず、鈍化傾向が続いており、
貿易戦争は米中合意期待はあれど、米欧間で激化、日米間は未知数、
各国中銀はこういった状況考慮しての金融政策のハト姿勢、
昨夜はIMFが前回に続く世界経済見通しを下方修正(中国は上方)、
先日に発表したOECDの経済見通しも低調、
金融市場においても為替市場はどちらとも言えず、
債券と金融政策通りの動きとも言えますが、
債券市場は金融政策通りとリスク回避な債券買いが入り混じっており、
米国の短中期金利の逆イールドは継続しており、
少なくともリスクオンの動きではなく、
原油は堅調ながら地政学的な要因も大きいので(銅はイマイチ)、
株式市場だけが「織り込み済み」との判断なのか、
お気楽モードが続いているという感じです(HY債も)。
しかも本気で「織り込み済み」と判断しているならば、
商いを伴ったお気楽モードになるはずが、誰も本気ではない薄商いなので、
市場全体がリスクオフとまではならず落ち着いているからこそ、
織り込み済み等を口実に先物主導の需給要因だけで動いていると言えます。
果たして、株式市場とそれ以外のどちらの景気判断が正しいのか、
いずれは答えが出るでしょうけど(個人的には後者が正解かと)、
少なくとも金融市場に直接的な影響を与えるFRB等の各国中央銀行が、
景気判断を誤っているというのはマズイですから、
今回だけは市場が正解ではなく間違っていた方がいいと思うばかりです。
ちなみに今夜はドラギナイト(ECB理事会)があり、
なにやらTLTROをぶっ放すなんて観測もありますので、
もしかすると「織り込み済み」モードが加速する可能性もありますが、
ぶっ放すと言うことは、景気判断がよろしくないということですからね。
(今夜はEU首脳会議、OPEC月報、米CPI、FOMC議事要旨、
明日は中国CPI&PPI、カリアゲ最高人民会議、
安川電とユニクロ決算、独CPI、IEA月報、G20、
週末はSQ、中国貿易収支、ブレグジット期限、FRB副議長講演、
米ミシガン大学指数、米金融機関決算といったイベントもあります)
ということで、どちらの景気判断が正解なのかは置いといたとしても、
少なくとも市場がどちらに動くにせよ商いを伴った本気度が窺えるまでは、
腰を据えた新たな参戦は、決算を終えた銘柄以外は控え、
織り込み済みモードに割り切って乗る短期勝負に留めるのが無難です。
新興市場については、昨日は商いを伴った上昇となったものの、
本日は商いが減少しての続伸だったので、
局地的な賑わいの規模次第と言わざるを得ず、
全体感としてはまだ上目線に切り替える状況ではないです。
国内外の市場を取り巻く環境としても、
先に述べた通りアテにならん状況ですから、
シンプルに商いの伴った上昇が「継続」するまでは、
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