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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
懲りずに下目線のまま海の向こうへ
こんばんはです。

明日から海の向こうへ行かなければならないせいか、
脳みそ筋肉にバイアスがかかってしまったのか、
本日はすっかり読みが大外れとなる大幅続伸となった日本株・・・

商いは物足りないながらも増加させての上昇となり、
先行する新興市場は今年5番目の商いを伴った上昇となったので、
国内株の動きだけを見れば、良さげな動きと言わざるを得ないですし、
足元の国内債券買い(金利低下)も含めると、
一部で囁かれている今週末の黒田薬局会合での追加のお薬期待?
と言えなくもない国内独自の動きも感じられます。

海の向こうについては、
昨夜の米株は指数寄与度の大きいボーイングショックがありながら、
それを呑み込む大幅高となり、VIXも低下、英欧株も反発、
原油と銅は反発、金反落、米英欧債券安(金利上昇)となったので、
為替市場でのブレグジット進展期待によって、
ポンド高(ポンド>ユーロ>ドル>円)となった動きを除けば、
動きとしては、安全資産の金と債券売り、株買い・リスク資産買い、
と言えなくもないのですが・・・

いかんせん米英欧株の薄商いは継続しており(上海は本日もゴリ商い)、
本気の現物買いは見られず、買戻しのみと言わざるを得ないです。

何より市場を取り巻く環境についても、
米欧金融政策が引締め姿勢を鈍化せたことは追い風ですが、
肝心の貿易戦争リスクは燻ったままであり、
足元で発表されている国内外のマクロ指標は低調なので、
あくまで金利低下安定・ドル安抑制という適温状態が必須であり、
昨夜のようなドル安はいいとしても金利上昇となれば、
本気の現物買いとはならない買戻しのみの薄商いが続き、
株高も長続きはしないでしょう。

一応、昨夜発表された米1月小売売上高は、
「市場予想」を上回ったから米経済は堅調という見方もありますが、
米GDPの7割を占める消費の書き入れ時である12月分が、
ただでさえドイヒーだったのに下方修正されており、
しかも今回の1月分は「前月(12月)比」で0.2%増に過ぎず、
どう考えても堅調とは思えず、それだけしか伸びてないんでっか?
雇用統計の「2月分」では小売業の雇用者数減少が目立っていたので、
米消費不振は2月まで尾を引いているんじゃないのか?
と言いたくもなるのですが・・・
これでも堅調とか、はたまた織り込み済みというのか・・・
それとも前年比では2.3%増やから、ええっちゅうことなのか・・・

なんにせよ本気で米景気が堅調であるならば、
貿易戦争も収束に向かうと思っているのであれば、
商いも膨らむはずですから、誰もそうとは思っておらず、
買戻しとガスの抜けた(買いポジの)需給要因だけと言わざるを得ず、
いつ何か些細なことでも、脆く崩れ落ちてもおかしくないのですが、
何もきっかけ材料がなければ、今週末に米英欧MSQを控えているので、
薄商いのヒョロ上がりが続く可能性もありますけど・・・

ちなみに欧州のマクロ指標は、昨夜の独鉱工業生産を始め、
低調なものが続いており、中国も記憶に新しいドイヒーな貿易収支、
我が国は昨日の工作機械受注がドイヒー、
本日の1-3月期法人企業景気予測調査も低調、
てな感じで日中欧のマクロ指標はよろしくないです。

以上の通り、肝心の貿易戦争に進展は見られないまま、
足元では日中欧のマクロ環境が低調、米国のマクロ環境も翳りが見え、
日中米欧の金融緩和姿勢と日中欧の追加緩和期待、
欧州を除く日中米の財政面での政策期待、そして需給環境、
という実体を伴わない期待と大人の都合が後押している脆い状況なので、
せめて期待から確信に変わるような商いを伴った上昇とならない限り、
貿易戦争が再燃したり、低調なマクロ指標が発表されたり、
ブレグジットやトランプスキャンダル等の政治ネタをきっかけに、
一気に崩れることは覚悟の上で立ち回るしかないです。
ただし需給環境からも、昨年末安値割れ等の深堀りは無いと思いますが、
調整が長引く可能性は十分に有り得ます。

ちなみに今夜以降のきっかけとなりそうなイベントとしては、
今夜は英議会でEU離脱修正案採決、米2月消費者物価、
ライトハイザーUSTR代表の議会証言、
明日は1月機械受注統計(工作機械受注に続く注目)、春闘集中回答日、
英議会では、今夜次第ですが「EUからの合意なき離脱」の採決、
米1月耐久財受注、12月分の発表時に悪材料視された米1月建設支出、
14日は中国2月経済統計、OPEC月報、
英議会では今夜と明日次第ですがEU離脱期限の短期延長採決、
消費と共に低調な住宅指標である米1月新築住宅販売、
15日は黒光り銀行会合、中国で全人代閉幕と何気に不気味な315晩会、
IEA月報、NY連銀製造業指数、ミシガン大指消費者態度数、
米鉱工業生産、米英欧MSQといったところです。

ということで現状は腰を据えて新たに参戦するような状況ではなく、
短期勝負に留めるのが無難であり、商いを伴った株安に転じれば、
既に腰を据えて参戦している分も含め、撤退も視野に入れましょう。

新興市場については、本日は商いを伴った上昇となったので、
シンプルに商いを減少させての反落は気にせず、
商いの伴った株安が「継続」するまでは、勝負姿勢でいいのですが、
いかんせん海の向こうや国内主力大型株は薄商いという温度差があり、
先に述べた通り、リスクオフへ一転してもおかしくない状況なので、
新興市場には逆風となる金利上昇、連動性のある米ハイテク株、中国株は、
特に注視しながら立ち回りましょう。

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