fc2ブログ
不沈艦日記
マーケット展望などなど。
温度次第の今週
おはようございます。

週末に発表された米マクロ指標は2月ISM製造業の鈍化継続始め、
米個人消費支出・個人所得も低調な結果となり、
日中欧のマクロ指標も低調なものばかり・・・

しかも米金利とドルは年初来の高値を抜けてない適温の範疇とは言え、
週末は米金利上昇・ドル高となったにも関わらず、
トランプマンやクドローおじさんの貿易戦争に対するポジティブトークで、
貿易戦争の収束期待が再燃したとのことで、米株は反発、英株も反発、
欧州株も続伸、ナスダックに至っては25日高値も超えて引けており、
日経平均先物も同様に高値を超えて引けております。

以上の通り、私の慎重?下目線の見方が外れたのはもともかく(笑)、
米金利上昇(英欧も)、ドル高(円安)、日米英欧中の株高
という動きだけを見れば、緩やかな金利とドルの上昇&株高なので、
理想的で健全な動きだったと言えるのですが・・・

マクロ環境が堅調、金融引締めの鈍化姿勢による適温の範疇、
貿易戦争の収束期待というトリプルポジティブではなく、
マクロ環境は鈍化継続、適温の範疇ながら米金利上昇・ドル高なので、
実際は貿易戦争の収束期待のみに等しい状況ですから、
堅調なマクロ指標という裏付けが無い状況では、
理想的で健全な動きが継続するとは思えないです・・・

かと言って、週末は米金利上昇・ドル高となったものの適温の範疇なので
先週初までの貿易戦争収束期待と適温相場によって、
マクロ・ミクロの悪材料に対する御都合解釈モードが復活したのでは?
と言えなくもないのですが、週末の原油・銅・商品は売られており、
なにより株式市場は週末とは言え、下げとなった前日(木曜日)よりも、
商いを減少させての上昇ですから、週末時点では理想的な健全モード、
御都合解釈モードのどちらとも言い切れない動きです。

とりあえず週末に復活した貿易戦争の収束期待については、
トランプマン自らが米中通商協議は順調やで!と言う一方で、
すでに発動済みの対中関税は棚に上げて、
対中追加関税を延期する引き換えに米農産物の関税撤廃を要求したで!
とドヤツイートをしていたので(週末は穀物高に)、
メンツ大好物&覇権国家の親分である習近平が素直に応じるのか?
という素朴な疑問は拭えませんけど・・・それは置いといて、
いつも強硬姿勢なライトハイザーUSTR代表の発言は、
主席交渉官という立場上、仕方ないのかなとも思うので、
トランプマン、クドローNEC委員長、ムニューチン財務長官らの、
前向きな姿勢が現実の可能性は高く、
週末に報道された米中首脳会談の中旬頃開催も含め、
貿易戦争の収束期待が高まっていること自体は事実かも知れないです。

となると・・・

マクロ指標の鈍化が継続している間(マクロ指標が堅調になるまで)は、
貿易戦争の収束期待だけでなく、低金利安定・ドル高抑制の適温継続が、
御都合解釈モードが復活する条件ではありますので、
このまま週末の金利上昇・ドル高が継続して温度が上昇すれば、
御都合解釈モードも効かなくなり、商いの伴った株高を始め、
原油高・リスク資産高となるのは厳しいでしょうから、
せいぜい薄商いのまま、需給主導・先物主導という大人の都合だけで、
SQ等の需給イベントまでヒョロ上がるくらいしか期待は出来ないです。

ちなみに足元の需給環境としては、
株、為替、債券、原油共にガスは抜けているので、
米財政懸念による債券安(金利上昇)の余地が大きいのでは?
という気掛かりもありますが、株高、ドル安(円最弱安)、原油高
となる余地は大きい需給環境ではあります。
逆の言い方をすると、リスクオフの深堀り余地は小さい需給環境です。

以上の通り、今週の市場の動きとして鍵を握りそうなのは、
シンプルに商いが重要なことに変わりはないのですが、
米金利上昇・ドル高(温度上昇)が継続するのかどうかが、
鍵を握りそうです。

市場を取り巻く小難しい背景・環境として鍵を握るのは、
結果的にこれまでと変わらないのですが、
貿易戦争の収束期待、金融引締めの鈍化姿勢が継続するのか、
マクロ指標と企業業績の鈍化が継続するのか、
それとも回復に転じるのか、という点です。

ちなみにこれら市場の動き、市場を取り巻く小難しい背景・環境が、
変化するきっかけとなりなそうな今週のイベントとしては、
週を通して貿易戦争動向、トランプマンスキャンダル動向、
債務上限引き上げ期限切れを含む米財政騒動、ブレグジット動向、
5-15日までの全人代での政策動向、キナ臭い印パ紛争やベネズエラ、
カリアゲマンの癇癪再燃?といったものが継続したリスクですが、
日程の決まった注目イベントとしては、
4日はユニクロの月次、セールスフォース決算
5日は中国財新サービス業PMI、米サービス業PMI改定値、
米新築住宅販売、米ISM非製造業、ターゲットとコールズの決算、
6日はADP雇用、米貿易統計(12月分)米1月製造業受注、
ベージュブック、トランプマンの元弁護士コーエンの議会証言
NY連銀総裁講演、ダラーツリー決算、
新月の7日は景気後退入り示唆との噂もある我が国の景気動向指数、
ドラギナイト(ECB理事会)、ユーロ圏GDP確定値、
OECD世界経済見通し、ブレイナードFRB理事講演、コストコ決算、
8日はメジャーSQ、GDP改定値、家計調査、景気ウォッチャー調査、
中国貿易統計、ユーロ圏財務相会合、大トリの米雇用統計、
9日は中国CPI&PPI、パウエルFRB議長講演、
といったところなので、
今週は月初恒例の米経済指標テンコ盛りウィークとも相まって、
満遍なく連日のようにきっかけとなるイベントが続く一週間でおます。

ということなので、週末時点の市場の動き、
週末時点の市場を取り巻く小難しい環境・背景を見る限り、
健全モードでも御都合解釈モードでもないので、繰り返しになりますが、
米金利とドルの落ち着き(適温)と共に貿易戦争の収束期待が継続するか、
もし米金利とドルの上昇が継続するならば、
今週のマクロ指標が堅調な結果となる裏付けが必要なので、
今週に商いを伴う株高となるのは期待できず、
週明けにも一服モードとなってもおかしくないです。
もし週明けも株高が続いたとしても、
せいぜいMSQを見据えた需給主導の薄商いの株高が続くだけなので、
いずれにせよ今週は腰を据えての新たな参戦は控え、
短期での立ち回りに留めるのが無難でおます。
すでに腰を据えて参戦済みの方については、
シンプルに商いの伴った株安に転じれば、撤退を視野に入れましょう。

新興市場については、国内外が商いを伴うリスクオフとなれば、
ゴリゴリに新興市場が売られるのは相場の常ではあるので、
国内外への動向も必要ですが、先週木曜日は商いを伴った下げとなり、
週末は商いを減少させての反発というパワー不足だったので、
シンプルに商いを増加させての上昇となるまでは、
IPOや資金の集中している個別についてはともかく、
全体感としては、慎重姿勢を継続しておきましょう。

お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。


スポンサーサイト




コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2021 不沈艦日記. all rights reserved.