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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
騒がしい26-27日以降を見据え
おはようございます。

今夜まで米中の通商協議が続いておりますが、
1日が期限の対中追加関税発動の延期を含め双方が歩み寄りを見せており、
貿易戦争の収束期待が高まっております。

連日のように書いているので、私自身が飽きつつもありますが、
現在は景気と市場の重石となる米金融引締め姿勢が鈍化したことで、
景気にも市場にもやさしい低金利安定・ドル高の歯止め(ドル安)
という適温状態が維持されている上に、
景気の先行きに影響する貿易戦争の収束期待も高まっている状況なので、
足元のマクロ指標と業績の悪材料に対しては、
もはや手遅れとはならず、悪いのは一時的だったとか、
織り込み済み、出尽くしとなる御都合解釈が機能する構図が継続中です。

週末時点の市場の動きを見ても、米英欧債券高(金利低下)、
ドル安(ユーロ>ポンド>円>ドル)という適温が維持されており、
原油反発、銅大幅反発、商品全般堅調、金までも堅調、
株式市場は米株は反発(薄商い)、VIX大幅低下(13.51)
英株反発(商い高水準ながらやや減)、欧州株続伸(薄商い、伊反落)
中国株はゴリラ商いでの大幅高、日経平均先物も小幅高で終えており、
市場全体の動きとしては、悪材料には御都合解釈となる適温相場によって、
株高・商品高というリスク資産買いで終えているので(HY債も堅調)、
先に述べた構図と一致した動きと言えます。

さらに足元の需給環境としても、国内では裁定買い残、信用買い残、
空売り比率、投資主体別売買動向での外国人動向を始め、
海の向こうの株・為替・債券・商品の投機筋のポジもガスが抜けており、
適温相場でのリスクオンとなる余地が大きい状況です。

ということで、貿易戦争の収束期待と金融引き引締め鈍化姿勢維持により、
御都合解釈モードが機能する構図が続くことで、
市場では適温相場でのリスクオンの動きが崩れずに続く限り、
小難しく考えず、素直に乗っかればいいとも言えるのですが・・・

現在の市場の動きで違和感や目に付くものとしては、
日米欧株の薄商い、人民元高でもゴリラ商いで堅調な中国株、
英国の商い増加傾向、最近はすっかり無視されているものの、
継続している米金利の逆イールド(1年>6月>2年>5年>3年>)
適温相場ではありがちな商品全般の堅調ぶりと共に、
景気と中国の鏡でもある銅のゴリゴリな堅調ぶり、
さらに安全資産の金までも堅調といったところなので、
中国はポジティブそうな違和感、英国はネガティブそうな違和感、
米国は財政問題の燻り感、日欧は主体性のない様子見、不気味な金
というザックリとした感じ(動き)は窺えます。

市場を取り巻く小難しい背景に対する違和感や疑問としても、
貿易戦争の収束と金融引締めの鈍化姿勢だけで、
日米英欧中の足元の低調なマクロ指標や業績は、
一時的な低調で済むのか?すでに手遅れでは(景気鈍化)?
特に欧州と中国の景気は大丈夫なのか?欧州金融機関は大丈夫なのか?、
米財政問題なりFRBの更なる手の平返しでの金融引締め再燃により、
米金利が上昇して適温から高温になっても世界の景気は耐えられるのか?
さらに良からぬテンコ盛りの米債務等が爆発しないのか?
ブレグジットを始め欧州の政治騒動は爆発しないのか?
そもそもホンマに米中通商協議は収束するのか?
低調なマクロ指標と企業業績の鈍化が顕在化している我が国は、
消費税増税は大丈夫なのか?もはや日銀は手詰まりなのでは?
なんてケチをつければいくらでもありますけどね(笑)

そんな市場の動きや小難しい背景の違和感を含め、
今週は米金融政策、貿易戦争、米財政問題、ブレグジット、
欧州財政問題、国内予算動向、国内外のマクロ指標、米小売企業決算、
に関わるイベントが多く、動くきっかけになるのかが注目でおます。
(今週のスケジュールの詳細は昨日の記事を御参照ください)

マクロ指標や米小売企業決算は週を通して発表され、
米債務上限引き上げ期限の1日までは、米財政・予算の騒動が続き
(26日は非常事態宣言の取消法案の下院採決も)
ブレグジット協議(騒動)も27日の審議・採決まで続き、
何気に不気味な米自社株買い課税法案が今週のどこかで提出されたり、
トランプマンの元弁護士の議会証言3連発(26-28日)とか、
継続的なイベントもありますが、それ以外の決まったイベントとしては、
週明けの日本時間に判明するかもしれない米中通商協議の結果、
26日はパウエルFRB議長の上院議会証言、
27日は米朝首脳会談、英議会での新たなEU離脱案審の議or採決、
欧州委のEU各国の予算等に対する報告書(ギリシャ騒動再燃?)
パウエルFRB議長の下院議会証言、
ライトハイザーUSTR代表の米中通商協を巡る下院議会証言、
28日は米朝首脳会談、米10-12月期GDP、
1日は国内予算が衆院で可決、対中追加関税発動期限、
米債務上限引上期限、ISM製造業、パウエルFRB議長講演、
2日から中国政商会議といったところなので、
26-27日がヤマ場と言えそうです。

ややダークホース的に気掛かりなのは、債務上限引き上げを始め、
米財政騒動を巡って格下げを喰らったりすることで、
悪い意味での金利上昇による適温相場の終焉を迎え、
米国がまさかのトリプル安に陥り、追い打ちのように、
最近密かに話題の良からぬローンの積み上がりが爆発することです。

以上の通り、市場の動きの中にある違和感であったり、
市場を取り巻く環境の違和感や疑問もあり、
(そもそも何も違和感が無い方が危ないと言えますけどねw)
それらに関わるイベント的にも26-27日はヤマ場となりそうであり、
個人的にはヤマ場以降、商いの伴うリスクオンになると見ておりますが、
私の見方はともかく、先にも述べた通り、
現在は金融引締めの鈍化と貿易戦争の収束期待により、
御都合解釈な適温相場でのリスクオンが続いているのが現実ではあるので、
この動きが継続している限り、もしくはシンプルに、
商いの伴った株安が継続するまでは適温相場のリスクオン基調が継続、
と判断して素直に乗ればいいのですが、
26-27日を通過しても商いを伴わないようであれば、
何かが潜んでいると見て、慎重姿勢を強めた方がいいでしょう。

新興市場については、国内外がリスクオフとなったり、
急速な金利上昇となれば、リスク資産の最たるものとして、
過度に売られるというリスクは常に抱えておりますが、
足元の新興市場は商いを徐々に増加させながらの上昇が続いており、
国内外が落ち着いてさえいれば、資金流入は継続しそうなので、
先に述べた国内外のヤマ場である26-27日以降は要注意ですが、
シンプルに商いの伴った株安が継続するまでは、
資金流入が継続していると判断して、素直に乗ればいいでしょう。

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