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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
緊張感は無くとも、適温&御都合解釈も無し
こんばんはです。

何やら米小売売上高ショック?トランプマンが非常識(非常事態宣言)?
とも言われておりますが、昨夜の米国市場では、
債券買い(金利低下、逆イールドも悪化)ドル安となったものの、
ダウが0.4%安、SP500が0.27%安程度、
ナス、半導体SOX、ラッセル、輸送株に至っては上昇して終えており、
しかもゴリ売りには程遠い薄商い(英欧株も薄商い)、原油も上昇・・・

何とも小幅でパワーにも欠けるショックですが、
日本時間に入ってからは、債券買い・ドル安のまま、
米株先物が売られているので、動きとしてはリスクオフとも言えますし、
小売売上高についても、確かに米GDPの7割を占める消費が、
書き入れ時でもあるクリスマス商戦の12月に、
9年ぶりの落ち込みとなったので、ショッキングな数字ではありますが、
市場は何とも緊張感に欠けるショック&リスクオフな動きでおます。

本日の我が国についても、米国と同様の債券高、
ドル安&定番のリスク回避な円最強高となったこともあり、
日経平均は米株よりもショックらしい1.13%安(239円安)、
TOPIXは0.79%安となり、中国株も1.37%安となりましたが、
週初から昨日までゴリラ商いの株高が続いていた中国株はともかく、
日本株は米欧株と同様、ゴリ売り感のない薄商いで終えております。

果たしてリスクオフな動きに従うべきか、
緊張感に欠ける薄商いに従うべきか判断の難しいところですが、
少なくともこれまでのように低調なマクロ指標に対して、
一時的、織り込み済み、出尽くし、という御都合解釈とはなっておらず、
素直に悪材料視する反応となっております・・・

昨日も書いた通りこれまでは、
景気と市場の重石になる米金融引締めが鈍化に転じたことで、
金利低下という市場にも景気にもやさしい適温状態を作り、
景気の先行きに影響する貿易戦争も収束期待が高まることで、
景気の先行き期待が膨らむことに繋がっていたからこそ、
マクロ・ミクロの悪材料に対する御都合解釈にも繋がっていたのですが、
足元では米金融引締めの鈍化姿勢は維持されているものの、
昨日からの米中通商協議にて、対中追加関税発動期限の延長とか、
協議継続といった観測とか、結局は合意・収束には至ってないので、
景気の先行き懸念も燻ったままとなっていることが、
御都合解釈にはならず、素直に悪材料視していると言えます。

とにかく繰り返しになりますが。
金融引締め鈍化による金利低下(債券買い)という適温状態、
貿易戦争の収束期待による景気の先行き期待があってこそ、
マクロ・ミクロの悪材料に対する御都合解釈へと繋がり、
ガスの抜けた需給環境とも相まっての適温相場となりますので、
貿易戦争リスクが再燃もしくは燻ったままだと、
マクロ・ミクロの悪材料には素直に反応するだけでなく、
どうにでも解釈できる政治等のリスクについても、
敏感にネガティブ解釈となり(口実として悪用され)、
金利低下(債券買い)は適温ではなく、単なるリスクオフによる、
安全資産の債券買い(金利低下)という低温相場となります。
悪材料がなかったしても、貿易戦争が燻ったままでは、
腰の据わった資金は入らず、需給のみの相場となってしまいますので、
心許ない薄商いでの打たれ弱い非力相場が続くだけとなります。

ちなみに本日は45日前ルールの該当日(最近は風化気味ですけどね)、
今夜の米国市場は3連休前の週末&SQ、
という大人の都合な需給要素の強い節目を迎えると共に、
トランプマンの非常識宣言(つなぎ予算は可決済)、
そして「1月分」の米小売売上高(今夜ではないとの話もあります)、
米1月鉱工業生産、米2月ミシガン大学消費者態度指数も発表されるので、
市場がどう反応するのか注目でおます。

あ、どうやら米中通商協議は終わったようですが、
最悪の殴り合いとはならず、生産的な協議だったと言ってたり、
歩み寄りや進展もあったようなので、前向きな気もしますが、
結局はメンツを重んじる両国としては、
最終的にはトップ会談で決めることになるでしょうから、
それまでは対中追加関税発動期限の延長や協議継続になったとしても、
すでに発動済みの関税の影響が続くことにはもなりますので、
トランプマン自らがポジティブ呟きでもしない限り、
市場が御都合解釈モード&適温相場に戻るのかは未知数でおます。

ということで、今夜の海の向こうの動きを見極めた上で、
改めて来週の見通しを週末の記事で書きます。

良い週末をお過ごしください。

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