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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
米に始まり米に終わるのか・・・
おはようございます。

景気の重石となる金融引締めを先導したのは米国、
景気の先行きと重石懸念となる貿易戦争を仕掛けたのも米国ながら、
最初に景気と企業業績の鈍化が顕在化したのは日中欧であり、
最後に米国の景気と企業業績にも鈍化が散見されるようになったことで、
最も踏ん張っていた米国市場も大きく崩れたのが昨年末・・・

そして以上のようなリスクが収束しないまま、
市場はクリスマスが直近のボトムとなって切り返しが始まったものの、
薄商いでの切り返しが続いたことで、腰を据えた本気の買いではなく、
巻き戻し(買戻し)のみとも言える心許ない切り返しだったのですが・・・

日米欧の企業決算シーズンへと突入すると共に、
先週には米金融政策を決めるFOMC、
貿易戦争の主役である米中の通商協議が開催され、
月初恒例の米マクロ指標テンコ盛りウィークも迎え、
これらの答え合わせウィークとなりました。

結果的にFOMCでは、年末まで強気だった利上げ姿勢、
バランスシート縮小姿勢を共に一転して鈍化させることを決定し、
米中通商協議もこじれることなく終わり、
貿易戦争が収束したとは言いませんが、
米中首脳会談まで、もしくは関税猶予期限の2月末、
はたまた5日の一般教書演説までは、一旦は落ち着きそうなので、
米金融政策と貿易戦争という2大リスクのサジ加減を決める米国が、
鈍化姿勢に転じております。

マクロ指標ついては、日中欧の鈍化は継続しているものの、
雇用統計やISM製造業を始め先週末で一巡した米マクロ指標は、
概ね堅調な結果で終えており(ISMはちと回復程度)、
企業業績についても、日欧の企業決算はイマイチである一方、
米企業決算はアップル、アマゾン、キャタピラー等の低調な決算はあれど、
全体としては約7割の企業が市場予想を上回る決算を発表しております。

市場の動きとしても、ハト(鈍化)姿勢に変わったFOMC以降は、
米国を始め先進国の債券が買われ(金利が低下)、ドル安となり、
それに対してベタなリスクオフでの株売り(原油、商品売り)とはならず、
市場にやさしいハト姿勢な金融政策を適温相場だと解釈したのか、
商いを増加させながらの株高(原油高)となっており、
週末は米金利上昇、ドル小幅高、商いを減少させての米株マチマチ、
VIX低下、英欧株高(薄商い)、日本の現物は商い増での横ばい、
日経平均先物も横ばいで帰って来ており、商品は原油高、銅反落、金反落
となっておりますが、基調としては適温相場モードは崩れておらず、
ほんの一服程度という週末を終えております。

以上の先週の答え合わせウィークを経て、
米国に始まった(仕掛けた)金融引締めと貿易戦争が鈍化姿勢となり、
マクロ指標と企業決算も日中欧の鈍化は継続しているものの、
鈍化の顕在化が最も遅く軽微だった米国が、
概ね堅調な結果となっているので、
まさに「米国に始まり米国に終わる?」との身勝手ぶりに呆れる・・・
ではなく期待も抱かせる答え合わせで終えており、
市場も年末からの急ピッチな戻しでのテクニカル的な過熱感はあれど、
商い増加傾向の適温相場モードは維持していると言えます。

足元の需給環境についても、株式市場(国内外)と原油は、
かなりガスが抜けているので、米債券高(米金利低下)、
ドル安・円高・欧州通貨高となる余地が残っている債券と為替市場に対し、
リスクオフではなく、適温相場だと御都合解釈しやすい需給環境です。

そして繰り返しになりますが、景気と市場の重石になる金融引締め
景気の先行きの重石となる貿易戦争が一時的でも落ち着いていることは、
景気と市場の下支えとなり、マクロ面と業績面での悪材料に対しては、
耐性(御都合解釈)があるとも言えますので、
御都合解釈な適温相場モードになりやすい環境です(ドル安円安も)。
かといって堅調なマクロ指標と業績に対して、
過度な金利上昇・ドル高にさえならなければ、
素直に好感しての株買い(リスク資産買い)にもなる環境です。

ちなみに今週の先に述べたリスクに関わるイベントは、
(スケジュールの詳細は前日の記事を御参照ください)、
継続しているものとしては日米欧の企業決算(特に日本はラッシュ)、
5日のトランプマンの一般教書演説、6日のFRB議長&副議長講演、
5日のISM非製造業、6日の米貿易収支等のマクロ指標、
不気味なロシア疑惑とべネズエラ絡みのイベントが多いこと、
日程的なものとしては、週を通して中国の春節(政策を出すとの観測も)、
5日は新月、8日は三連休前の週末&SQといったところなので、
一般教書演説後にトランプマンが余計なことも言い出しそうだとか、
6日のパウエルおじさん(FRB議長)の講演にて、
先週のポジティブな答え合わせを受けて、
まさかまさかの手の平返しリターンズとならないのか、
という怖さはありますけどね(笑)

以上の通りなので、今週としてはこれらのイベントをきっかけに、
米金融引締め観測や貿易戦争激化懸念が再燃しなければ、
目先はテクニカル的な過熱感による節分天井風な動きがあったとしても、
米国が牽引する御都合解釈な適温相場基調は継続しそうであり、
そうなると日中欧の低調な業績とマクロという鬼は内、福は外になっても
織り込み済み・出尽くし・10ー12月期が底打ちだった、
との御都合解釈に繋がる可能性が高いです。

シンプルに市場の動き目線で判断するならば、
米金利とドルが過度な低下や上昇とはならず、現状の水準近辺で安定し、
商いの増加と共に株買い(原油・リスク資産買い)、
という適温相場モードが継続しているならば、
商いの伴った株安に転じるまでは、決算を終えた銘柄、
取り組み妙味のある銘柄を中心に素直に乗ればいいでしょう。

くれぐれも理想は緩やかな金利上昇と共に株価も上昇することであり、
適温相場というのはリスクや景気懸念が燻ったまま、
鈍化した金融政策等でごまかしている御都合解釈ということですから、
リスクが再燃すればさっさと撤退する機敏な姿勢だけは忘れずに。

新興市場については、サンバイオハザードが続いており、
暴落による指数寄与度の低下からも影響は軽微との見方もありますが、
寄らないことには、被害は大きくなる一方ですから、
まずはサンバイオが寄るまでは、日跨ぎを始め中途半端な短期勝負は控え、
いっそのことその日限りの勝負に留めておきましょう。
長きに渡って腰を据えている銘柄やウォッチしている銘柄は自由ですが、
「新たに」腰を据えて参戦するのも今は控えておきましょう。
ちなみに新興企業決算が本格化するのは来週以降です。

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