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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
答え合わせウィーク
おはようございます。

週末の海の向こうは、ザックリと言えば、
債券売り・株買い(リスク資産買い)のベタなリスクオンの動きですが、
株式市場は商いがちびっと増加した程度であり、
米金利上昇ながらドル安、金の大幅反発というチグハグな動きもあります。

もう少し細かく見ると、米欧株高(英株は小幅続落)、
日経平均先物も上昇、VIX低下、原油は続伸、
景気と中国の鏡であり、低迷していた銅が大幅反発、
その他の商品も堅調、金まで大幅反発で帰って来ており、
債券は米金利の2年>1年>5年>3年の逆イールドが継続中ですが、
米英欧債券安(金利上昇、欧州は小幅)、
為替は米金利上昇ながらドル安(ポンド>ユーロ>円>ドル)でおます。

以上のシックリではなくザックリリスクオンとなった背景としては、
2月15日までの米つなぎ予算に合意したことでの政府機関閉鎖解除とか
来週のFOMCでさらなる柔軟姿勢を示すとか、
英EU離脱案の英議会での可決期待もあるようですが、
英EU離脱案の可決期待についてはポンド高くらいしかわかりませんが、
米政府機関閉鎖解除ついては、そもそも市場はほぼシカト状態でしたし、
FOMCでの柔軟姿勢というのは、足元の景気が危ういからこそなので、
これらは都合よく解釈されただけでしょうけど(それも相場ですけね)、
リアルな背景としては、クリスマスまでにガスが抜けた需給環境、
なによりまだまだ序盤戦ながら米国と欧州の企業決算が、
悲観的だった市場予想を上回る決算が多く発表されていることでしょう。
(低調な幕開けとなった日本企業決算は心配ですけど・・・)

とにかくザックリリスクオンな動きであろうとも、
好決算や需給環境と共に商いを増加させながら継続すれば、
織り込み済みとか出尽くしも含む御都合解釈が加速するのですが、
株式市場のイマイチな商い、米金利上昇ながらドル安、金の大幅反発
というシックリこないチグハグ感と共に、
明確な方向感を示す強い意志は未だ感じられない動きです。

従って今週としては、市場の2大リスクである米金融政策と貿易戦争、
これらに関わるイベントを控えており
さらに不透明要因の一つである英EU離脱合意案の採決も控えており、
(ブレグジットは延長との話もあるのでアテにはなりませんが)
雇用統計を始め月初恒例の週を通して発表される特盛の米経済指標、
さらに今週も発表が本格化する日米欧の企業決算も控えているので、
ザックリと言えば、市場を取り巻くリスクの方向感、
マクロ・ミクロへの影響確認、これらの答え合わせをすることで、
市場の方向感に対する答え合わせにもなる一週間と言えます。

ちなみにこれらに関わる今週の大きなイベントとしては・・・

 28日 安倍首相施政方針演説、ドラギ総裁講演、キャタピラー決算
 29日 英議会のEU離脱代替案採決
    アップル決算
 30日 米10-12月期GDP・速報値、米1月ADP雇用リポート
    FOMC&パウエルFRB議長会見
    米中通商協議(30-31日予定)
    加から米へのファーウェイCFOの引き渡し期限
    フェイスブック、アリババ、MS、ボーイングの決算
 31日 国内企業決算1回目ピーク
    中国1月PMI、ユーロ圏10-12月期GDP・速報値
    米中通商協議、米12月個人消費支出&コアPCEデフレーター
    アマゾン、GEの決算
  1日 米1月雇用統計、米1月ISM製造業、米1月新車販売
  3日 節分

以上に加え、日程は未定ながらトランプ大統領の一般教書演説、
決まったイベントとしては、28日のキャタピラー決算も注目ですが、
29日から答え合わせが本格化するヤマ場入りと言えます。

理想としては、マクロ指標と企業決算が堅調な結果となり、
顕在化している足元と先行きの鈍化懸念を吹き飛ばすと共に、
その原因でもある貿易戦争は、米中通商協議で歩み寄り、
市場と景気の重石にも下支えにもなる米金融政策を決めるFOMCでは、
政策や見通しに変更が無くとも(パウエル議長も余計なことを言わず)、
市場にはやさしいハト派的な政策だと御都合解釈し、
英議会採決も無難に通過、トランプマンの一般教書演説も行われ、
余計なことは言わずに政策期待が高まる(安倍ちゃんの施政方針演説も)
という都合が良すぎるくらいの結果となり、
市場も商いを伴うフルゴリラリスクオンとなることが理想ですが・・・

マクロ指標と企業決算が堅調な結果になったとしても、
それらの鈍化懸念を招いた貿易戦争や金融政策動向が収束しなければ、
貿易戦争による景気の先行き懸念と金融政策による景気の重石懸念、
これらが払拭されないので、呑みこまれる可能性が高いです・・・

逆にもしマクロ指標と企業決算が低調な結果になったとしても、
貿易戦争や金政策動向が収束すれば、先行き期待が呑みこむと言えます。

しかしながら現実としてはというか私の見方としては・・・

英議会の採決だけは、結果はもちろんのこと、
市場がどう反応するのかわからないところはありますが、
今週のアップルを始めとする米企業決算(特にIT・ハイテク)、
国内企業決算(特に外需)は低調な結果&見通しとなり、
米マクロ指標も景気の遅行指標である雇用統計は堅調かも知れませんが、
概ね低調な結果になるでしょうし(特に前月低調だったISMは注目)、
米中通商協議も期限の2月一杯までは駆け引きが続き、
FOMCの政策や見通しに変更が無かったり、更なる鈍化となっても、
むしろこれらの良からぬ結果を裏付けることになってしまいそうなので、
29日以降のヤマ場をきっかけに、リスクオフになると見ております。

ということで、私としては29日以降の商いを伴うリスクオフに備えて、
今週は慎重に動くべき一週間と見ておりますが、
私が見当違いのようなポジティブな結果となるか・・・
結果はともかく、市場が織り込み済みとか出尽くしと言う解釈で、
商いを伴ったリスクオンになったとすれば、
市場を取り巻くリスク等を小難しく考えず、素直に乗ればいいでしょう。

もし・・・答え合わせとなる29日以降のヤマ場を通過しても、
答えが未だにわからないような薄商い相場が続くのであれば、
腰を据えた参戦については、決算を終えた銘柄を中心に、
打診程度の参戦に留めるべきですが、
短期の参戦については、先週までと同様、
需給のみの巻き戻しだと承知の上で立ち回るしかないです。
くれぐれもダメならばマッハで撤退する機敏な姿勢だけは忘れず。

新興市場については、足元の海の向こうと国内主力大型株が、
明確な方向感を示さないような薄商いながらも、
リスクオフの動きではなく、巻き戻し相場が続いていたからこそ、
新興市場へ資金が流入していたと言えますので、
こういった状況が続くか、まさかのリスクオンとなれば、
薄商いではなく「商いを伴った」下げに転じるまでは、
というシンプルな見方で立ち回ればいいのですが、
先にも述べた通り、29日以降は国内外共にヤマ場入りとなり、
リスクオフになる可能性が高いと見ており、
そうなると新興市場はリスク資産の最たるものとして過度に売られるので
29日以降は国内主力大型株以上の機敏な姿勢で動きましょう、
ちなみに新興市場の決算が本格化するのは来週以降です。

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