おはようございます。
そもそもは米FRBが主導する利上げとバランスシート縮小、
という実体経済と金融市場の重石となる金融引締めにより、
金利が上昇したことをきっかけに、
昨年初から株売り(リスク資産売り)の流れが始まり、
その後は金利を睨みながらの展開が続いていたところに、
追い打ちを掛けるように景気の先行きへ影響する貿易戦争も開戦・・・
それでもFRBは株式市場が盛り返していたからなのか、
「先行き」ではなく「足元」の景気が堅調だということなのか、
利上げとバランスシート縮小を止めず、
トランプマンも貿易戦争の強硬姿勢を続けた結果、
ついにはマクロ環境・企業業績という実体経済が、
金融引締めと貿易戦争の影響「懸念」ではなく、
米国は先行き、日中英欧は先行きと足元への影響が顕在化してしまい、
さらに追い打ちを掛けるようにと言うか裏付けるかのように、
米FRBが肝心のバランスシート縮小は続けるものの、
利上げには手の平返しで慎重姿勢へと転じたことで(ECBも)、
皮肉にも年末に掛けて株安を含むリスク資産売りはもちろんのこと、
安全資産の債券買い(金買いも)というベタなリスクオフが加速・・・
(欧州政治リスクや米政府機関閉鎖騒動も「口実」に)
そんなリスクオフの動きが年末まで加速すると共に、
需給面でのガス抜きも加速したことで、
年が明けてからは薄商いでの買戻し(巻き戻し)が続き、
さらに貿易戦争の主役である米中の歩み寄り観測が台頭(怪しいけど)、
中国の金融緩和姿勢と景気対策観測も継続していることで、
一昨日の週末は米株続伸(VIX低下)、英欧株大幅反発、
日経平均先物も円安と共に20920円と堅調に帰って来ており、
原油も大幅反発(薄商い)、銅と商品も堅調、安全資産の金は反落、
同じく安全資産の米英欧債券は売られ(金利上昇、南欧は低下)、
米国の逆イールドも2年>3年金利だけにまで収まり、
為替市場もドル高(ドル>ユーロ>円>ポンド)で終えているので、
動きとしてはキレイなリスクオンで終えております。
中国はまだまだ弱いながらも、足元では金融緩和効果のように、
金利低下と人民元安と共に中国株は商いを伴いつつやや戻しております。
ただし日本株の薄商いが続いているだけでなく(新興市場は活況)、
米英欧株は週末にやや商いが増加したものの、
SQ分を差し引けば相変わらずの薄商いが継続しているので、
動きだけはリスクオンながら、国内外共に本気の株買い、
リスク資産買いではなく、買戻し(巻き戻し)に過ぎないと言えます。
年末のリスクオフのピーク局面(安値)についても、
商いが膨らんでいたので、セリクラだったと言えなくもないのですが、
FTSEリバランスによる商いの嵩増しもあったことは、
頭の片隅には置いておいた方がいいでしょう。
ということで、年末がセリクラ風味であろうとも、
足元が薄商いによる買戻し主導のリスクオンの動きであろうとも、
継続しているのは事実であり、
先に述べた昨年初から一昨日までの金融市場の動き、
それを取り巻く小難しい背景の推移からも、
昨年初の株売りを含むリスク資産売りの大きな要因は、
米FRBが主導する金融引締めWパンチ(バランスシート縮小と利上げ)
米国が仕掛ける貿易戦争、それによる国内外のマクロ指標と企業業績が
鈍化懸念ではなく、鈍化が顕在化したことなので、
(国内では安川電と日本電産の下方修正も)、
現時点では怪しかろうとも貿易戦争の収束期待が高まり、
FRBもWパンチ攻撃ではなく利上げについては鈍化姿勢に転じたことで、
マクロ・ミクロの先行き回復期待へと繋がり、
金融市場と同様に年末で底を打ったとのポジティブ解釈が続けば、
(本来ならば市場が先行するはずなんですけどね・・・)
徐々に商いを伴ったリスクオンへと変わることが理想ですが、
薄商いによる買戻し主導のリスクオンは続きそうではあります。
そして商いの伴うリスクオンとなれば、小難しいことは考えず、
ポジティブ解釈と共に素直に乗ればいいでしょうけど、
薄商いによる買戻し主導のリスクオンが続くのであれば、
リスクに対する脆さも抱えたままの状況が続くことになり、
小難しい背景のサジ加減を握る金融政策と政治面では、
突発的なイベントに備えるのはキリがないので、
決まっているイベントとしては・・・
29日にトランプマンの一般教書演説(アップル決算も)、
同じく29日からの英議会のEU離脱案審議・採決(明日に代替案発表)、
29-30日のFOMC(日銀会合は23日、ECB理事会は24日)
30-31日の米中通商協議というイベントが控えているので、
(29-31日は国内企業決算の一発目ピークも)
29日までは金融政策と政治面ではリスクが低い環境と言えます。
トランプマンだけでなく、貿易戦争ネタのリーク犯人?煽り犯人?
でもあるムニューチン財務長官を始め、
29日までは株高を維持したいというのもあるでしょうからね。
となると・・・29日までとしては、
本格化する国内外の企業決算がドイヒーだったり(恐らく低調)、
ドイヒーなマクロ指標が発表されると、
貿易戦争収束期待や金融引締めの鈍化姿勢によって、
出尽くしとか年末で底打ちとの解釈で呑みこめばいいのですが、
薄商いという脆さゆえに、一気にリスクオフへと転じ、、
日本電産のような出尽くしの動きも吹っ飛ぶ可能性があるので、
29日までは国内外の企業決算の結果と反応がメインと言えます。
ということで明日については、米欧SQ明けの満月ポンではありますが、
週末の海の向こうが堅調に終え、明日は米国が休場の鬼の居ぬ間なので、
場中発表の中国のGDPと経済統計にネガティブ反応したり、
トランプマンを始め政治面での突発的な発言等がなければ、
夕方のメイおばさんの新たな代替案発表はあれど、
ブチ切れて解散でもしない限り、審議・採決の本格化は29日以降なので、
明後日までは週末からの流れが続きそうですが、
明後日以降については、米企業決算も本格化するので、
商いの伴うリスクオンにでもならない限り、腰を据えた参戦は控え、
ヤマ場入りとなる29日までとか、その日限りとか、
割り切った短期的な参戦だけに留めましょう。
ただし決算を終えた銘柄や取り組み妙味のある銘柄については、
ダメなら即座に撤退する姿勢だけを徹底するならば、
腰を据えての打診買いはアリです。
新興市場については、国内外がリスクオフとなれば、
リスク資産の最たるものとして過度に売られるので、
主力大型株以上に機敏でシビアな姿勢は必要ですが、
先にも述べた29日まではゴリゴリリスクオフとなる可能性は低く、
新興市場決算の本格化は2月以降と言うことからも、
年末までに世界で最も売られた新興市場への資金流入は続きそうです。
何より足元で商いの伴った上昇が継続しているので小難しく考えず、
シンプルに商いの伴った下げへと転じるまでは、
素直に乗るというスタンスでもいいでしょう。
お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。

そもそもは米FRBが主導する利上げとバランスシート縮小、
という実体経済と金融市場の重石となる金融引締めにより、
金利が上昇したことをきっかけに、
昨年初から株売り(リスク資産売り)の流れが始まり、
その後は金利を睨みながらの展開が続いていたところに、
追い打ちを掛けるように景気の先行きへ影響する貿易戦争も開戦・・・
それでもFRBは株式市場が盛り返していたからなのか、
「先行き」ではなく「足元」の景気が堅調だということなのか、
利上げとバランスシート縮小を止めず、
トランプマンも貿易戦争の強硬姿勢を続けた結果、
ついにはマクロ環境・企業業績という実体経済が、
金融引締めと貿易戦争の影響「懸念」ではなく、
米国は先行き、日中英欧は先行きと足元への影響が顕在化してしまい、
さらに追い打ちを掛けるようにと言うか裏付けるかのように、
米FRBが肝心のバランスシート縮小は続けるものの、
利上げには手の平返しで慎重姿勢へと転じたことで(ECBも)、
皮肉にも年末に掛けて株安を含むリスク資産売りはもちろんのこと、
安全資産の債券買い(金買いも)というベタなリスクオフが加速・・・
(欧州政治リスクや米政府機関閉鎖騒動も「口実」に)
そんなリスクオフの動きが年末まで加速すると共に、
需給面でのガス抜きも加速したことで、
年が明けてからは薄商いでの買戻し(巻き戻し)が続き、
さらに貿易戦争の主役である米中の歩み寄り観測が台頭(怪しいけど)、
中国の金融緩和姿勢と景気対策観測も継続していることで、
一昨日の週末は米株続伸(VIX低下)、英欧株大幅反発、
日経平均先物も円安と共に20920円と堅調に帰って来ており、
原油も大幅反発(薄商い)、銅と商品も堅調、安全資産の金は反落、
同じく安全資産の米英欧債券は売られ(金利上昇、南欧は低下)、
米国の逆イールドも2年>3年金利だけにまで収まり、
為替市場もドル高(ドル>ユーロ>円>ポンド)で終えているので、
動きとしてはキレイなリスクオンで終えております。
中国はまだまだ弱いながらも、足元では金融緩和効果のように、
金利低下と人民元安と共に中国株は商いを伴いつつやや戻しております。
ただし日本株の薄商いが続いているだけでなく(新興市場は活況)、
米英欧株は週末にやや商いが増加したものの、
SQ分を差し引けば相変わらずの薄商いが継続しているので、
動きだけはリスクオンながら、国内外共に本気の株買い、
リスク資産買いではなく、買戻し(巻き戻し)に過ぎないと言えます。
年末のリスクオフのピーク局面(安値)についても、
商いが膨らんでいたので、セリクラだったと言えなくもないのですが、
FTSEリバランスによる商いの嵩増しもあったことは、
頭の片隅には置いておいた方がいいでしょう。
ということで、年末がセリクラ風味であろうとも、
足元が薄商いによる買戻し主導のリスクオンの動きであろうとも、
継続しているのは事実であり、
先に述べた昨年初から一昨日までの金融市場の動き、
それを取り巻く小難しい背景の推移からも、
昨年初の株売りを含むリスク資産売りの大きな要因は、
米FRBが主導する金融引締めWパンチ(バランスシート縮小と利上げ)
米国が仕掛ける貿易戦争、それによる国内外のマクロ指標と企業業績が
鈍化懸念ではなく、鈍化が顕在化したことなので、
(国内では安川電と日本電産の下方修正も)、
現時点では怪しかろうとも貿易戦争の収束期待が高まり、
FRBもWパンチ攻撃ではなく利上げについては鈍化姿勢に転じたことで、
マクロ・ミクロの先行き回復期待へと繋がり、
金融市場と同様に年末で底を打ったとのポジティブ解釈が続けば、
(本来ならば市場が先行するはずなんですけどね・・・)
徐々に商いを伴ったリスクオンへと変わることが理想ですが、
薄商いによる買戻し主導のリスクオンは続きそうではあります。
そして商いの伴うリスクオンとなれば、小難しいことは考えず、
ポジティブ解釈と共に素直に乗ればいいでしょうけど、
薄商いによる買戻し主導のリスクオンが続くのであれば、
リスクに対する脆さも抱えたままの状況が続くことになり、
小難しい背景のサジ加減を握る金融政策と政治面では、
突発的なイベントに備えるのはキリがないので、
決まっているイベントとしては・・・
29日にトランプマンの一般教書演説(アップル決算も)、
同じく29日からの英議会のEU離脱案審議・採決(明日に代替案発表)、
29-30日のFOMC(日銀会合は23日、ECB理事会は24日)
30-31日の米中通商協議というイベントが控えているので、
(29-31日は国内企業決算の一発目ピークも)
29日までは金融政策と政治面ではリスクが低い環境と言えます。
トランプマンだけでなく、貿易戦争ネタのリーク犯人?煽り犯人?
でもあるムニューチン財務長官を始め、
29日までは株高を維持したいというのもあるでしょうからね。
となると・・・29日までとしては、
本格化する国内外の企業決算がドイヒーだったり(恐らく低調)、
ドイヒーなマクロ指標が発表されると、
貿易戦争収束期待や金融引締めの鈍化姿勢によって、
出尽くしとか年末で底打ちとの解釈で呑みこめばいいのですが、
薄商いという脆さゆえに、一気にリスクオフへと転じ、、
日本電産のような出尽くしの動きも吹っ飛ぶ可能性があるので、
29日までは国内外の企業決算の結果と反応がメインと言えます。
ということで明日については、米欧SQ明けの満月ポンではありますが、
週末の海の向こうが堅調に終え、明日は米国が休場の鬼の居ぬ間なので、
場中発表の中国のGDPと経済統計にネガティブ反応したり、
トランプマンを始め政治面での突発的な発言等がなければ、
夕方のメイおばさんの新たな代替案発表はあれど、
ブチ切れて解散でもしない限り、審議・採決の本格化は29日以降なので、
明後日までは週末からの流れが続きそうですが、
明後日以降については、米企業決算も本格化するので、
商いの伴うリスクオンにでもならない限り、腰を据えた参戦は控え、
ヤマ場入りとなる29日までとか、その日限りとか、
割り切った短期的な参戦だけに留めましょう。
ただし決算を終えた銘柄や取り組み妙味のある銘柄については、
ダメなら即座に撤退する姿勢だけを徹底するならば、
腰を据えての打診買いはアリです。
新興市場については、国内外がリスクオフとなれば、
リスク資産の最たるものとして過度に売られるので、
主力大型株以上に機敏でシビアな姿勢は必要ですが、
先にも述べた29日まではゴリゴリリスクオフとなる可能性は低く、
新興市場決算の本格化は2月以降と言うことからも、
年末までに世界で最も売られた新興市場への資金流入は続きそうです。
何より足元で商いの伴った上昇が継続しているので小難しく考えず、
シンプルに商いの伴った下げへと転じるまでは、
素直に乗るというスタンスでもいいでしょう。
お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。



スポンサーサイト
トラックバック
トラックバック URL
| ホーム |