FC2ブログ
不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
アテにならんままの週末
こんばんはです。

本日の日本株は反発したものの、
日経平均が約1%高に対してTOPIXは約0.5高であり、
売買代金はSQ日にも関わらず約2.5兆円ぽっち・・・
SQ分の約3000億円を差し引けば昨日よりも薄商い・・・

昨夜の海の向こうも、米長短金利上昇、英長期金利上昇、
欧州長期金利小幅低下、ドル高、原油続伸、銅反落、商品安、金反落
米英欧株続伸、VIX低下(19.5)となったので、
動きとしてはリスクオンなのですが、米英欧株は今週最低の薄商い・・・

海の向こうでは米中の下っ端通商協議、パウエルおやじの講演、
国内ではユニクロ始め小売企業と安川電機の決算、本日はSQ、
という今週のヤマ場イベントを通過したものの、
国内外共に好感するような力強さは無く、
単なる買戻し(巻き戻し)と言わざるを得ないです。

それでも動きとしてのリスクオンが継続すると共に、
商いも徐々に伴ってくるのであれば、
本格反発への初動だったとも言えるのですが、現時点では言えず・・・

そして市場の動きだけでなく、市場を取り巻く環境としても、
海の向こうでは、米中通商協議は貿易戦争懸念払拭にまでは至らず、
パウエルおやじは利上げは慎重にやるけど、
肝心の薬抜き(バランスシート縮小)はサクサクとやりまっせと言い、
解釈としてトランプマンへの忖度とか、
シンプルな景気見通しの慎重姿勢ではなかったとしても、
発言そのものは債券買い・株売り圧力が強まり兼ねない言い回しです。

しかもトランプマンは、予算成立による米政府機関閉鎖解除と共に、
メキシコの壁建設予算も盛り込まれるのであればまだしも、
予算成立と米政府機関閉鎖をほったらかしのまま、
非常事態宣言をすることで大統領権限での壁建設予算を強行捻出すれば、
財政と言う目線では最悪の組み合わせとなり、
それこそ現時点では市場がシカトしている格下げ懸念も台頭し、
米債券が投げ売られ(金利が急騰)、ドルも売られ、
米トリプル安という最悪の事態も有り得るだけに、
パウエルおやじはそれに備えての甘辛発言だったのかという気も・・・

まぁかなり飛躍した推測に過ぎないので、
素直にパウエルおやじの甘辛発言は景気見通しの慎重姿勢、
トランプマンの壁建設を含む予算と政府機関閉鎖騒動は、
景気鈍化の責任はパウエルおやじに擦り付けているせいもあり、
いつもながら大統領選に向けて我を通しているだけとも言えます。

他にも欧州ではブレグジット騒動が来週に英議会での採決を控え、
伊と暴動が激化している仏のEU財政規律違反の予算問題、
来週に予算を出してくるスペインは財政規律を守るのか、
そもそも議会で成立しなければ総選挙とも言われており、
欧州は政治と財政のドタバタ劇が継続していると共に、
金融機関のダメージも残ったままです(米欧HFの傷も)。

以上の通り、これら政治のサジ加減なリスクについては、
どう転ぶのかは誰にもわからない面があり、
市場ではどうにで解釈される可能性はありますので、
やはり市場に直接的な影響を及ぼす米金融政策動向が不透明なままなのは、
市場だけでなくマクロ・ミクロ環境も不透明になってしまいます。

昨日も書いた通り、国内外のマクロ・ミクロ環境については、
米国は先行きの鈍化懸念ではなく顕在化しており、
堅調と見られていた足元についても、昨日を含め米小売企業の決算は、
低調なものが続いており、クリスマス商戦についても、
出足好調だっただけで、失速して終えたとのことなので、
米GDPの8割を占める消費までが鈍化となれば、
米国は先行きだけでなく足元の鈍化も顕在化していると言えます・・・
しかも米政府機関閉鎖の影響により、一部の米マクロ指標は発表されず、
来週の米小売売上高も発表されないとなれば、
マクロ環境をまともに確認できないとも言えますからね・・・

欧州と中国については、仲良く足元も先行きも鈍化が顕在化しており、
そして我が国は、少々ビックリしていると言うか、
毎月勤労統計調査が過去14年に渡ってテキトーな調査だったらしく、
結果的には低めに見積もっていたようですが、
我が国はデフレと言う持病を抱えているだけに、
実質賃金を含む毎月勤労統計の不正は、穿った見方もしたくなります。

そんな厚労省の懲りないインチキ統計はともかく、
本日、内閣府が発表した12月景気ウォッチャー調査は、
現状判断DI、先行き判断DI共に悪化しての50割れ・・・
これまでは現状判断DIが低調だったとしても、
先行き判断DIが常に上回って乖離していたことで中和されてましたが、
今回は先行き判断DIがかなり接近しており、
次回(1月)はデッドクロスでもするんじゃないのかと心配になります。
ただでさえ足元のマクロ指標であるGDPがマイナス成長であり、
景気ウォッチャー調査は株価との相関性も高いだけにね・・・

そして国内企業業績についても、
発表が続いているユニクロを始め小売企業決算はイマイチであり、
外需の先陣切ったと言える安川電機は下方修正と受注の減速、
足元では外需企業の想定為替レートを割り込む円高も続いており、
我が国はマクロ・ミクロ共に、足元と先行きの鈍化が顕在化しております。

ということで、国内だけでなく海の向こうも含め、
マクロ・ミクロ共に足元と先行きの鈍化が顕在化しており、
それの要因とも言える米金融政策動向、貿易戦争動向、
米予算を含む政府機関閉鎖騒動(議会のネジレも原因)、
欧州政治騒動といったこれらのリスクは収束してないので、
金融市場において足元の需給面でのガスが抜けていることだけが、
唯一の好材料という状況です。

バリュー面では、ユニクロと安川電機がイマイチな決算であろうと、
本日は上昇して終えたことで、織り込み済みとの見方もありますが、
再来週から発表が本格化するのは3Q決算であり(米企業は来週から)、
もはや来期目線な上に、先にも述べた通り、
市場を取り巻く政治や金融政策リスクは燻ったままですから、
割安とか織り込み済みと言うのは早計と言わざるを得ず、
足元で国内外共に薄商いというのもこれらを裏付けていると言えるので、
現状は息の長い本格反発ではなく、
あくまで需給面での買戻し・巻き戻しに過ぎないという状況であり、
本格反発となるには時間が掛かりそうです(リスクの収束も)。

とりあえず本日は週末なので、今夜の海の向こうを見極めた上で、
改めて来週の見通しを三連休中の記事で書きます。

良い三連休をお過ごしください。

お手数ですが下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングに参加しております。




スポンサーサイト

コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2019 不沈艦日記. all rights reserved.