メリー売りスマス!
いやはや、米国では激おこトランプ丸劇場が続いており、
パウエルおじさんに対してクビ切りをチラつかせるパワハラ、
市場への放火魔と化したムニューチンおじさんへのクビ切り観測、
もはやトランプマンvs与野党と化している米つなぎ予算劇場、
それによる政府機関閉鎖長期化懸念、
対中だけでなく対日への強硬姿勢も含む貿易戦争の再燃・・・
見ての通り、ほぼトランプマンが原因と言える騒動ばかりなのですが、
当の本人は株安を含む市場が崩れている原因は、
パウエルおじさんと推薦したムニューチンおじさんのせいだと言っており、
男らしく司令官として責任を負うつもりは全く無さそうなだけに、
これらの事態(リスク)が長引きそうな気がしなくもないです(笑)
確かに株式市場の年初来高値や金利の年初来のピーク等、
市場の動きだけを見れば、そもそもの根本原因は、
米FRBが主導する世界的な金融引締めによるマネーの大逆流なので、
トランプマンの言っていることもわからなくもないのですが、
貿易戦争や米つなぎ予算騒動、数々のトランプファイヤーなどなど、
トランプマン自らが火に油を注いだのは事実ですから、
自らの責任の部分は認め、折り合いを付けて頂きたいものです(笑)
ただし折り合いを付けることで心理面が回復しても、
以前までは単なる先行き「懸念」に過ぎなかった実体経済が、
すでにマクロ・ミクロ(企業業績)両面において、
傷を負ってしまっているので(特に先行き)、
マクロ指標や企業決算にて傷の回復が確認されないことには、
織り込み済みという解釈も長続きはしないでしょうから、
いつ心理面が再び悪化してもおかしくない綱渡りが続きます・・・
しかも現在のリスクは米国だけでなく、
欧州では英国のブレグジット騒動、伊と仏の予算(財政)騒動、
特に欧州の実体経済は、先行きだけでなく足元も鈍化が顕在化しており、
ドイツ銀行の上場来安値更新を始め欧州金融機関の危うさも継続中、
中国と我が国の実体経済も同様ですから(我が国が最も低調)、
せめて主役であり世界を牽引する米国から回復しないことには、
英・欧・日・中の回復も見込めないという現状です。
以上の通り、市場を取り巻くリスク等の小難しい環境は厳しいですが、
現在の市場の動きとしても昨夜の海の向こうは、
安全資産の債券買い(金利低下、逆イールドも継続)と金買い、
ドル売り(円最強買い、欧州通貨高)、
株売り(大商い)・原油売り・HY債売り等のリスク資産売り、
VIX大幅上昇というベタなリスクオフモードが続いております。
それを受けた本日の我が国も債券買い(金利低下)、円最強高、株売り、
というベタなリスクオフの動きだったと言えばそれまでですが、
豪快に下げた割には、外国人のクリスマス休暇&年末とは言え、
本日の日本株の商いは約2.6兆円程度であり、セリクラ感に欠けます。
ただし本日は12月期権利付最終売買日(明日から新年度相場)、
今宵の米欧市場は休場、ついでに一昨日は満月(先週末は米欧MSQも)
という需給&暦の節目でもあり、本日は海外がクリスマスで休場の中、
先進国の中で我が国の市場が開いていたからこそ集中砲火を浴び、
日経平均は5%安(1010円安)、TOPIXも4.9%安
となった面も多分にあるでしょうし、
足元のガスぬ抜けた需給環境(為替市場以外)、テクニカル面、
先行き懸念は置いといての数値的な割安感等からも、
まずは年内くらいは反発しそうではあるのですが・・・
いかんせんセリクラ感に欠けますし、
本日も含む先週からの場中の日本株の売られ方を見ていると、
阿鼻叫喚な滝のような動きはなく淡々と現物が売られており、
(中途半端な空売り比率も継続中です)
先物「先導」現物「主導」の動きが継続している感もあるだけに、
年末&クリスマスという相場環境や先に述べたリスクも考慮すると、
反発と判断していいのか難しいところではあります(笑)
さらに先日も触れましたが、各国の株価指数や原油の動きと見ると、
中国→欧州→日本→米国と原油という流れで売られて来ましたが、
年初来高値からの下落率では、原油(-44.5%)を筆頭に、
上海(-30%)、TOPIX(-25.9%)、
ナスダック(-23.6%)、独DAX(-21.7%)、
日経平均(-20.5%)、SP500(-19.8%)、
ダウ(-18.7%)、英(-15.1%)という状況なので、
日米はTOPIXとナスダックが下げ止まればという見方も出来ますが、
ダウ、SP500、日経には下げる余地があるとも言えます・・・
(ちなみにラッセルはー27.2%、半導体SOXはー26.0%、
米輸送株はー25.4%、我らがマザーズはー44.2%ですw)
しかも為替市場だけは年初来の騰落率はもちろんのこと、
投機筋のポジションが高水準なままであり、巻き戻しが続くことで、
日銀短観の今期想定為替レートである通期1ドル109.41円、
下期1ドル109.26円を割るようだと、
国内企業の業績懸念がさらに強まることにはなります。
ということで、市場を取り巻く小難しいリスクは、
悪材料テンコ盛りの総悲観状態である一方、
(債券(金利)の動きからも政府機関閉鎖は無視されてそうですけどね)
市場は中途半端なセリクラ感とリスクオフの動きが続いており、
為替市場の需給的な巻き戻し余地も残っている状況なので、
年内も残すところ3営業しかないことを考えれば、
屁こいて休むも相場が無難だとは思うのですが・・・
せめて債券(金利)、為替、株、原油の全てとは言いませんが、
米株か原油、巻き戻し余地のある為替、
いずれかのリスクオフの動きが止まるなり、
株式市場が商いを伴った明確なセリクラにでもなれば、
リバウンド狙いで参戦するのはアリですが(ひとまず年内)、
くれぐれもダメならば即座に撤退する機敏さは忘れずに参戦してください。
新興市場についても基本的には同様ですが、短期リバウンドとなれば、
主力大型株以上に大きく動く魅力があるからこそ、逆も然りなので、
主力大型株以上に機敏な姿勢は徹底して動きましょう。
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パウエルおじさんに対してクビ切りをチラつかせるパワハラ、
市場への放火魔と化したムニューチンおじさんへのクビ切り観測、
もはやトランプマンvs与野党と化している米つなぎ予算劇場、
それによる政府機関閉鎖長期化懸念、
対中だけでなく対日への強硬姿勢も含む貿易戦争の再燃・・・
見ての通り、ほぼトランプマンが原因と言える騒動ばかりなのですが、
当の本人は株安を含む市場が崩れている原因は、
パウエルおじさんと推薦したムニューチンおじさんのせいだと言っており、
男らしく司令官として責任を負うつもりは全く無さそうなだけに、
これらの事態(リスク)が長引きそうな気がしなくもないです(笑)
確かに株式市場の年初来高値や金利の年初来のピーク等、
市場の動きだけを見れば、そもそもの根本原因は、
米FRBが主導する世界的な金融引締めによるマネーの大逆流なので、
トランプマンの言っていることもわからなくもないのですが、
貿易戦争や米つなぎ予算騒動、数々のトランプファイヤーなどなど、
トランプマン自らが火に油を注いだのは事実ですから、
自らの責任の部分は認め、折り合いを付けて頂きたいものです(笑)
ただし折り合いを付けることで心理面が回復しても、
以前までは単なる先行き「懸念」に過ぎなかった実体経済が、
すでにマクロ・ミクロ(企業業績)両面において、
傷を負ってしまっているので(特に先行き)、
マクロ指標や企業決算にて傷の回復が確認されないことには、
織り込み済みという解釈も長続きはしないでしょうから、
いつ心理面が再び悪化してもおかしくない綱渡りが続きます・・・
しかも現在のリスクは米国だけでなく、
欧州では英国のブレグジット騒動、伊と仏の予算(財政)騒動、
特に欧州の実体経済は、先行きだけでなく足元も鈍化が顕在化しており、
ドイツ銀行の上場来安値更新を始め欧州金融機関の危うさも継続中、
中国と我が国の実体経済も同様ですから(我が国が最も低調)、
せめて主役であり世界を牽引する米国から回復しないことには、
英・欧・日・中の回復も見込めないという現状です。
以上の通り、市場を取り巻くリスク等の小難しい環境は厳しいですが、
現在の市場の動きとしても昨夜の海の向こうは、
安全資産の債券買い(金利低下、逆イールドも継続)と金買い、
ドル売り(円最強買い、欧州通貨高)、
株売り(大商い)・原油売り・HY債売り等のリスク資産売り、
VIX大幅上昇というベタなリスクオフモードが続いております。
それを受けた本日の我が国も債券買い(金利低下)、円最強高、株売り、
というベタなリスクオフの動きだったと言えばそれまでですが、
豪快に下げた割には、外国人のクリスマス休暇&年末とは言え、
本日の日本株の商いは約2.6兆円程度であり、セリクラ感に欠けます。
ただし本日は12月期権利付最終売買日(明日から新年度相場)、
今宵の米欧市場は休場、ついでに一昨日は満月(先週末は米欧MSQも)
という需給&暦の節目でもあり、本日は海外がクリスマスで休場の中、
先進国の中で我が国の市場が開いていたからこそ集中砲火を浴び、
日経平均は5%安(1010円安)、TOPIXも4.9%安
となった面も多分にあるでしょうし、
足元のガスぬ抜けた需給環境(為替市場以外)、テクニカル面、
先行き懸念は置いといての数値的な割安感等からも、
まずは年内くらいは反発しそうではあるのですが・・・
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本日も含む先週からの場中の日本株の売られ方を見ていると、
阿鼻叫喚な滝のような動きはなく淡々と現物が売られており、
(中途半端な空売り比率も継続中です)
先物「先導」現物「主導」の動きが継続している感もあるだけに、
年末&クリスマスという相場環境や先に述べたリスクも考慮すると、
反発と判断していいのか難しいところではあります(笑)
さらに先日も触れましたが、各国の株価指数や原油の動きと見ると、
中国→欧州→日本→米国と原油という流れで売られて来ましたが、
年初来高値からの下落率では、原油(-44.5%)を筆頭に、
上海(-30%)、TOPIX(-25.9%)、
ナスダック(-23.6%)、独DAX(-21.7%)、
日経平均(-20.5%)、SP500(-19.8%)、
ダウ(-18.7%)、英(-15.1%)という状況なので、
日米はTOPIXとナスダックが下げ止まればという見方も出来ますが、
ダウ、SP500、日経には下げる余地があるとも言えます・・・
(ちなみにラッセルはー27.2%、半導体SOXはー26.0%、
米輸送株はー25.4%、我らがマザーズはー44.2%ですw)
しかも為替市場だけは年初来の騰落率はもちろんのこと、
投機筋のポジションが高水準なままであり、巻き戻しが続くことで、
日銀短観の今期想定為替レートである通期1ドル109.41円、
下期1ドル109.26円を割るようだと、
国内企業の業績懸念がさらに強まることにはなります。
ということで、市場を取り巻く小難しいリスクは、
悪材料テンコ盛りの総悲観状態である一方、
(債券(金利)の動きからも政府機関閉鎖は無視されてそうですけどね)
市場は中途半端なセリクラ感とリスクオフの動きが続いており、
為替市場の需給的な巻き戻し余地も残っている状況なので、
年内も残すところ3営業しかないことを考えれば、
屁こいて休むも相場が無難だとは思うのですが・・・
せめて債券(金利)、為替、株、原油の全てとは言いませんが、
米株か原油、巻き戻し余地のある為替、
いずれかのリスクオフの動きが止まるなり、
株式市場が商いを伴った明確なセリクラにでもなれば、
リバウンド狙いで参戦するのはアリですが(ひとまず年内)、
くれぐれもダメならば即座に撤退する機敏さは忘れずに参戦してください。
新興市場についても基本的には同様ですが、短期リバウンドとなれば、
主力大型株以上に大きく動く魅力があるからこそ、逆も然りなので、
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