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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
週末以降への期待はあれど・・・
おはようございます。

週末の米株は木曜日の大商いでの下髭男爵を嘲笑うかのような大幅安、
商いはやや減少したものの、ラッセル2000は年初来安値を更新、
VIXも大幅上昇、安全資産の金は買われ、
同じく安全資産の債券も買われ(金利低下)、長短金利差は拡大したものの、
話題の逆イールド(3年>2年>5年)は未だ継続しており、
為替市場はドル安(ユーロ>円>ドル>新興国>ポンド)、
ついでに仮想通貨安となっているので、
OPEC総会での減産合意を受けて反発した原油と銅や商品の反発以外は、
債券買い(安全資産買い)株売り(リスク資産売り)
というベタなリスクオフモードが継続中でおます。

英欧市場も株は商いを減少させながらの反発となりましたが、
そもそも前日に年初来安値を大きく割っており(ドイツ銀は上場来安値)、
米国時間には欧州先物が下げて引けており、
債券も政治不安の英と伊がやや売られたものの(金利上昇と逆イールド)、
他の国は概ね買われているので(金利低下)、
米国と同様、ベタなリスクオフモードは継続中と言えます。

新興国も通貨は足元のドル安もあってやや落ち着いておりますが、
債券買い・株売りのリスクオフモードは継続しております。

米国と貿易戦争を繰り広げる中国も、株式市場はとっくに低迷中であり、
当局の下支えによるゴリラ商いも虚しく反発は限定的であり、
債券も買われているので(金利低下)、ベタなリスクオフモードですが、
人民元は米国に気を遣っているのか、日々の人民元基準値設定を含め、
人民元高基調だったのですが、週末はファーウェイ騒動に怒ったのか、
基準値も元安に設定し、人民元安になっております(笑)

我が国は海の向こうとは違い、現物の商いがイマイチなので
商いを伴っている先物主導、つまり外国人のサジ加減次第、
海の向こう次第というシンプルな構図が続いてるだけと思うのですが、
今週末にはMSQ、来週19日にはハゲバンクIPOを控える中で、
ハゲバンクを巡る通信障害や提携しているファーウェイの騒動が起きたり、
何気に先進国の中では最も弱いと言えるマクロ指標も出ているので、
国内独自の要因も感じられる弱さを見せております・・・
週末の日経平均先物も21320円と大幅安で帰って来ており、
債券も買われ(金利低下)、お馴染みリスク回避な円高も続いているので、
動き自体は海の向こうと同様、ベタなリスクオフモードが継続中です。

そして以上の様な市場の動きだけでなく、
市場を取り巻く小難しい背景やリスクとしても、
景気の先行きに影響する貿易戦争は、ファーウェイ騒動も含め、
主役の米中間で拗れたままであり、木曜日に発表された米貿易収支は、
対中関税の効果も無く対中貿易赤字が膨らんでおり、
全体としても膨らんでいるので(対日も)、商売人のトランプマンとしては、
せめて赤字の縮小が確認されるまでは振り上げた拳を下すわけにもいかず、
貿易戦争の強硬姿勢が続きそうです(日本や独に対しても・・・)

景気の重石となる米FRB主導の金融引締めによる金利上昇についても、
足元では逆イールドの発生を含め金利が低下しており、
金融政策の方向性についても利上げ打ち止め観測はあるものの、
19日のFOMCかパウエルおじさんの議会証言にて(日程は未定)、
ほんまに打ち止め姿勢を示すと、そんなに景気がヤバイのかと言われたり、
結局はトランプマンの圧力に屈した中銀やなくて忠犬かと言われますし、
かと言って、マクロ・ミクロ面で単なる懸念ではなく、
数字として失速感が顕在化している状況下で、強気な利上げ姿勢を示すと、
火に油となる可能性もあるだけに、19日のFOMCでの舵取りを含め、
現時点では金融政策の方向性も定まってないという状況です。

ただし先週に発表された雇用統計やADP雇用を始め、
景気の遅行指標である雇用指標はイマイチ、
終わった期(月)の製造業のハードデータ系指標も鈍化しておりましたが、
景気の先行指標であるマインド系のISMは製造業・非製造業共に堅調、
金利敏感指標とも言える足元の消費関連指標も堅調、
住宅指標も一時的ながら回復していたので、
意外と米景気は大丈夫なのかという気がしなくもないですが、
一部の回復はまだ単月に過ぎず、継続してこそであり、
ミクロ(業績見通し)面での回復は確認できてないので、
貿易戦争と金融政策(金利)動向と共にマクロ・ミクロの実体面も、
まだ安心は出来ず、今後の動向を注視する必要があります。

これら以外のリスクとしても、英国のブレグジット騒動、
イタリアの自転車操業な予算案騒動と言った欧州政治のドタバタは継続中、
それの影響もあるドイツ銀行は上場来安値更新、
欧州金融機関も南欧を中心にドイツ銀行には負けない水準まで低迷しており、
米国ではつなぎ予算の期限も2週間延長されたに過ぎず、
何気にトランプマンのロシア疑惑も蒸し返されつつあることで、
ただでさえ年明けからネジレてしまう米議会では、
まずます米減税第二弾をを含む財政政策が議会を通り辛くなっております。

以上の通り、市場を取り巻く小難しい背景やリスクは何一つ収束しておらず、
今週以降もこれらに関わるイベントは多く、
海の向こうでは主役であり継続中の貿易戦争と金融政策動向が注目、
(10日にはファーウェイCFOの公聴会も
中国は中旬開催予定の中央経済工作会議への期待もありますが、
決まったイベントとしては、週前半の英と伊の政治イベント、
13日のECB理事会、13-14日のEU首脳会議、
米国では12日の金融政策に影響する物価指標の米消費者物価、
クリスマス商戦期間中でもあり注目の14日の米小売売上高、
18-19日のFOMC、国内では財政面でのイベントも多いですが、
GDPから日銀短観まで週を通して注目のマクロ指標が発表され、
需給面では週を通してのハゲバンコIPO関連イベント、週末のMSQ、
といった状況なので、ベタにFOMCが最大のヤマ場と言えそうですが、
今週のヤマ場を挙げるならば週末の14日、
不気味なのは欧州政治イベントといったところです。

足元の投機筋の需給環境としては、最新状況は明日に発表なので、
先週時点の状況しかわかりませんが、株、債券、原油共に、
今年のピークからかなりガスが抜けており、
国内の裁定買い残は約1.1兆円程度、信用買い残も3兆円割れなので、
決して需給面での過熱感はないのですが、為替はドル買い、円売りを始め
今年のピーク近辺のままという巻き戻す余地が大きいです。
(そもそも民主党時代のような暗黒相場となれば、
 ガスが抜けたまま停滞というのも十分に有り得ますけどね)

従って今週としては、先にも述べた通り、現在の市場の動きとしては、
原油の反発以外は、米の逆イールドを含む世界的ない債券買い(金利低下)、
株売り(リスク資産売り)のベタなリスクオフモードが継続しているので、
原油の反発が継続することでリスクオフモードが和らぎ、
金利も安定すれば、適温相場と言われる可能性もあったり・・・、
上記のイベント的なヤマ場をきっかけに(今週は13日)、
為替以外の需給面での下支えと共に反発という期待もありますが・・・
とにかくリスクオフモードの動きが止まるなり、
株式市場が明確なセリクラのようなコツン感が見えるなり、
逆に商いを伴った株高が継続でもしないことには、
ベタなディフェンシブ以外は、慎重に構えておくしかないという状況です。

新興市場についても同様というか、リスクオフとなれば、
リスク資産の最たるものとして過度に売られるのも相場の常ですから、
主力大型株以上に機敏で慎重な姿勢で構えるべきですが、
今週以降は19日のハゲバンクを中心にIPOラッシュ
と言う独自のイベントが開催されるので、
国内外がゴリゴリのリスクオフムードでなければ、
海外要因の少ないデイフェンシブ銘柄と共に新興市場には、
資金が流入する可能性もあるので、シコリの少ない直近IPO、
資金の集中しているテーマ株等でサーフィンするのはお任せします。
しつこいようですがくれぐれもお気を付けください。

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