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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
話題の逆イールドに対する様々な見方はあれど・・・
こんばんはです。

昨夜の米国は原油が踏ん張ったものの(低迷中に変わりないけど)、
逆イールドを含む米債券買い(米金利低下、ドル安)
商いを伴った大幅な米株安(特にハイテク、金融、貿易戦争関連の売り)、
VIX大幅上昇、安全資産の金続伸というベタなリスクオフの動きであり、
本日の我が国も海の向こうと同様の債券買い(金利低下)と共に、
円高基調も継続しており、日本株については戻す局面もありましたが、
商いは昨日よりも減少という力強さもないまま結局は続落しており、
セリクラ感が無いのはもちろんのこと、
シンプルにベタなリスクオフの動き自体が継続中と言えます。

市場では話題沸騰の米国での逆イールド発生に対して、
様々な見方が飛び交っておりますが、どれが正解なのかはともかく、
シンプルに債券買い・株売り(リスク資産売り)
というベタなリスクオフの動きなので、
まずはこの動きが止まらないことにはねぇ・・・

今年は米金利上昇ぎゃあああ!で株が売られる局面が2度もあり、
米金利が低下して株売りが止まれば、
ええ湯加減の適温相場やで!と言われたりもしたので、
現在の逆イールドはともかく、米金利が低下している状況に対して、
ええ湯加減の適温やないか!株売りはおかしいやないか!
という意見も正しいとは言えるのですが・・・
今年の米金利上昇ぎゃあああ!局面でも悲鳴を上げている最中は、
債券買い(金利低下)株売りとなっていたので、
現在の債券買い(金利低下)・株売りがおかしいとは言えず、
まずは動きが止まってから適温なのかどうかを判断するしかないです。

しかも現在は米金利の逆イールドまでが発生しており、
30年>10年>7年>3年>2年>5年>1年という歪な状況なので、
代表的な2年債利回りと10年債利回りまでが逆転することになれば、
さらに騒ぎが拡大してリスクオフの動きが加速する可能性もあります。

そしてこれら市場の動きの背景としても、
英、伊、仏、独を始め欧州政治の混乱もありますが、
そもそもの景気の重石となる金融引締めによる金利上昇(ドル高)、
景気の先行きに影響する貿易戦争(中国リスク含む)の影響が、
これまでは単なる懸念に過ぎなかったものが、
足元ではマクロ指標においても景気の先行指標であるマインド系指標、
金利敏感な住宅や自動車の指標が鈍化しており、
(一昨日に発表されたISM製造業は堅調でしたけどね)
ミクロ面(業績)でも足元は堅調ながら見通しは鈍化しており、
単なる懸念ではなく、実体面での傷が確認されている状況なだけに、
景気後退を示唆する逆イールドを裏付けていると言えます。

さらに先週末の米中首脳会談を機に停戦となっていた貿易戦争についても、
昨夜はトランプ親分がトランプマンではなく関税マンやで!
という七変化・・・いや、貿易戦争を蒸し返す発言をしたことも、
マクロ・ミクロ面ですでに負っている傷が大きくなるとの懸念にも繋がり、
これまた逆イールドを裏付けていると言えます。

従って関税マンに変身するのはウソやで!となるのが手っ取り早いですが、
それがダメならば今週に発表されるテンコ盛りの米マクロ指標が、
ISM製造業と同様に堅調な結果となり、
すでに負っている傷が一時的に過ぎないものと判断されるか・・・

もしくは物価に影響する上に米株と共にリスク資産の代表でもある原油が、
今夜の減産監視委員会と明日のOPEC総会を機に本格反発へと転じ、
逆イールド解消を含めた金利の落ち着きに繋がるか・・・

それとも金利(金融政策)のサジ加減を決めるFOMC(18-19日)、
その前かもしれない延期となったパウエルFRB議長の議会証言にて、
逆イールドに対する懸念を払拭するか、金利を落ち着かせると共に、
正常な状態(短期金利<長期金利)に戻すか・・・

以上のいずれかにならないことには、
逆イールドに対する疑心暗鬼が続くと共に、
リスクオフの動き自体も継続する可能性が高い状況なので、
金利低下(ドル安)バンザーイ!という解釈での適温相場にもならず、
為替市場とハゲIPOの弊害以外は良好と言える需給環境を下支えに、
クリスマスラリーくらいはいけるで!
という短期的なハッピーモードも厳しいと言えます・・・

とにかく繰り返しになりますけど、シンプルに見るならば、
ひとまず債券買い(金利低下)株売りの動きが落ち着き、
せめて昨日を上回る商いを伴った株高(原油高も)となるか、
買戻しに過ぎない薄商いながらも直近高値を超えるなりしないことには、
今のところは慎重に動くしかないという状況です。

新興市場についても、商いが減少しての続落となりましたが、
国内外共にリスクオフの動きは継続しており、さらに地合いが悪化すれば、
業績の伴わない新興市場は、リスク資産の最たるものとして過度に売られ、
個人ターゲットなソフトバンクのゴリラIPOも控え、
新興市場が最も影響を受ける可能性もありますので、
主力大型株以上に機敏で慎重な姿勢で動くくらいがいいでしょう。

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