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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
僻地明け
こんばんはです。

27日から屁こいて僻地へ行ってたので、すっかり浦島太郎ですが、
帰って来た途端、燻っていた風邪の症状も重くなっており、
発熱とかは無いものの、イマイチ頭の回転が鈍くなっております。
(そもそも脳みそ筋肉やろ!というツッコミは受け付けません)

そんな僻地へ行っている間に意外と驚いたのは、
ガキ大将(トランプ)とガキデカ(習近平)のタイマン(会談)よりも、
フランス革命のような暴動が起きていたことです。

市場への影響はルパン三世(マクロン)が退陣にでも追い込まれない限り、
限定的でしょうから、横目で見ておく程度でいいでしょうけど、
欧州は英国のトンズラ(ブレグジット)、伊の放漫財政予算騒動、
スペイン・アンダルシア州議会選の極右台頭、独メルケル政権の揺らぎ等、
政治がゴタついており、潰れる潰れる詐欺状態のスットコドイツ銀行は、
マネロン疑惑でガサ入れされているとかで上場来安値を更新し、
今度こそホンマにヤバイのではとも言われ、欧州は話題に事欠かないだけに
マネロンとマクロンが思わぬトドメにならんことを願うばかりです。
(マネロンとマクロンはほぼ言いたかっただけですw)
っつうか、EUとユーロの護送船団の泥船感が改めて強まっております。

以上の様な欧州ネタについては、どうにでも解釈できるというか、
地合い次第で好悪どちらの材料にでもなるというのが現実なので、
欧州各国の金利、CDS、ユーロ、ポンド、ドイツ銀含む金融機関の株価、
銀行間金利を見ておくしかないですが、今のところ危ういのは、
ドイツ銀行と重債務国の金融機関の株価という感じです。

さて欧州は置いといて(今宵の欧州市場は堅調にスタート)、
僻地へ行っている間の最も大きなイベントは、
アルゼチンチン・・ゼンチンで開催されたG20での米中首脳会談ですが、
ガキ大将とガキデカのドツキ合いとはならず、
2700億ドルの追加関税については話に出ることも無く、
年明け早々からの対中関税引上げも90日の猶予期間を設けることになり、
ひとまず停戦合意といった感じです。

市場では終戦ではなく停戦に過ぎないとか、
90日間で終戦にまで漕ぎつけるのは無理とか、
その間に何が起きるのかわからんとか、色々とケチも付いていたり、
本日の日本株は上昇したものの商いは2.4兆円と本気買い感は無いですが、
米株先物は堅調であり、せめて今夜以降の動きを見ないことには、
ケチを付けてばかりもいられないと言えます。

足元の需給環境としても、為替市場は円売りポジ、ドル買いポジが、
かなり積み上がっている危うさもありますが、
株、債券、原油についてはかなりガス抜きが進んでいるので、
停戦合意でマインドさえ好転すれば、商いがイマイチであろうとも、
需給主導での株高は期待できる状況ではあります。

とにかく貿易戦争は停戦し、双方が協議のテーブルには付くので、
何か良からぬことが起きるまで・・・とは言っても、
良からぬことはがいつ起きるのかは誰にもわからないので、
素直に喜んでもいいのでは・・・と思ったりもします。

従って貿易戦争がもたらす景気の先行きへの悪影響が、
足元ではマクロ面で景気の先行指標(マインド指標)が鈍化していたり、
ミクロ面(企業業績)では見通しが鈍化していたりと、
単なる先行き「懸念」ではなく傷を負ってしまっている現実もありますが、
貿易戦争が停戦合意だけでなくホンマに収束すれば、
傷は一時的との期待が高まる・・・というのは置いといても、
傷が改めて確認されたり、傷が深くなっていることが確認されるまでは、
ひとまず米中の停戦合意を素直に好感してもいいのでは・・・

そして貿易戦争と共に景気の重石となる金融引締め(金利上昇)についても、
貿易戦争が燻ったままでは火に油となり、貿易戦争が収束すれば、
重石は軽くなりますが、足元では金利敏感な住宅や自動車は、
「懸念」だけでなく傷を負ってしまっているので、
同じく傷が改めて確認されたり、傷が深くなっていることが確認されたり、
金利が再び上昇ピッチを早め、悲鳴を上げた水準まで上昇するまでは、
現在の金利は安定もしているので、
ひとまず米中の停戦合意を素直に好感してもいいのではと思うばかりです。

ただし今週は・・・マクロ面での傷を確認するイベントが多く、
月初恒例の米経済指標テンコ盛りウィークであり、
金融引締めの先頭を走るFRBの親分(パウエル議長)の議会証言(5日)、
他にも米株と共に市場の空気を決めるリスク資産である原油は、
OPEC総会(6日)を控えており、
貿易戦争の主役の一角である中国の経済指標も5日と週末に控えているので、
マクロ面での新たな傷とか傷が深くなっていることが確認されると、
貿易戦争の停戦合意だけでは不十分や!となる可能性もありますし、
逆にマクロ指標が堅調ならば、傷は一時的と解釈される可能性もありますが、
単月の回復だけではアテにならないのも事実なので、
次月のマクロ指標が発表されるまでの一時的な安堵だと見ておきましょう。

パウエルおじさんの議会証言については、
せっかく貿易戦争が停戦合意となった状況下で、
強気な金融引締め姿勢を示すと冷や水を浴びせることになる可能性があり、
かと言って手の平返しな金融引締め姿勢の過度な鈍化は、
そんなに酷いのか・・・という違う意味での火に油を注ぐ結果となるので、
適度な鈍化姿勢が無難と言えます。

OPEC総会については、結果がどうこうよりも、
総会後に原油が堅調になれば、市場にとってはポジティブと言えます。
(足元の投機筋の原油ロングは今年最低水準でおます)

ということなので、貿易戦争の停戦合意に対して、
実体面では安心できない面(傷)は多々ある上に、
いつ安心できない面(傷)が蒸し返されたり、
貿易戦争そのものが再燃するリスクはありますが・・・
為替以外では需給面での軽い状況が続いているので、
今週のイベント等でこれらのリスクが再燃することは覚悟の上で、
停戦合意によるマインドの好転と割り切って乗ればいいでしょう。

繰り返しになりますが、実体面での傷を負った状態に変わりはないので、
くれぐれも商いを伴った下げとなったり、直近安値を割ったりと、
ダメならば即座に撤退するという姿勢だけは徹底し、
目線としても年内一杯のクリスマスラリーくらいに見ておきましょう。

新興市場については、基本的には同様の目線でもいいのですが、
足元では主力大型株とは違い、それなりの商いを伴う上昇が継続中なので、
シンプルにここまでの上昇局面よりも商いを伴う下げが継続するまでは、
勝負姿勢を維持しておけばいいと言えます。
ただし新興市場は実体面での傷と言うより、
そもそも裏付け(業績)が伴っておらず、地合いが悪化すれば、
リスク資産の最たるものとして過度に売られますし、
一応、個人ターゲットなソフトバンクのゴリラIPOも控え、
新興市場が最も影響を受ける可能性があることは頭に入れておきましょう。

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