おはようございます。
米国ではブラックフライデーの結果ではなく出足が好調との観測があり、
我が国では大阪万博が決まり、日米共に景気の良い話はあるものの、
週末の市場の動きを簡単に言えば、薄商いと金の下落を除けば、
ほぼ世界的な債券買い・株売り(リスク資産売り)のリスクオフです。
欧州株と日本株は現物が上昇して終えたものの先物は軟調に終えており、
伊、南欧、中国、経常赤字国と反米国の新興国という香ばしい国々は、
債券安(金利上昇)で終えているので(新興国通貨安も)、
最近ありがちなドル高or円最強高・金売り版のリスクオフとも言えます。
(HY債のカナリアも鳴き続けており、仮想通貨の滑走も継続中です)
そして主役の米株は半導体SOX、ラッセル、輸送株は踏ん張ったものの、
ダウ、ナス、SP500は共に終値ベースで10月安値を割っており、
ハイテク株・半導体株の売りも止まったとは言えず、
中心のアップルを始めGAFA、エヌビディアも下げ止まってまへん。
英欧株と中国株は10月安値を割ってないものの、
そもそも先行して大きく下げているので割ってないことが重要ではなく、
ブレジット騒動と伊財政リスク、貿易戦争を含む中国リスクも継続中です。
そういう意味では日本株が何気に踏ん張っている感はありますけど、
騒動の主役である海の向こう次第ですからね。
ということで、週末状況としては以上の通りですが、
小難しい背景も交えた現状としては、景気の先行き「懸念」だけでなく、
現実(数字)としてマクロ指標と企業業績の鈍化が顕在化しており、
一時的に過ぎないものなのか、本格的な景気後退局面入りなのか、
見極めるとなると、マクロ指標は単月だけの回復ではなく、
少なくとも2カ月連続での回復(景気の先行指標の12月と1月発表分)、
企業業績は1月中旬からの米企業決算と1月下旬からの国内企業決算にて、
先行き懸念が払拭される見通しが出てこないと、
一時的な景気の鈍化とは言えないです。
そんな景気の鈍化や先行き懸念の要因が、
トランプマンが仕掛ける貿易戦争(中国リスク含む)、
FRB主導の金融引締めによる金利上昇(ドル高)であれば、
貿易戦争が収束するか、金融引締め鈍化で金利上昇(ドル高)が止まり、
米金利(ドル)が安定すれば、景気も病も気からとばかりに、
マインドが好転することで景気の先行き懸念が払拭されてこそ、
数値上の割安感にも初めて説得力が出てくるので、
マクロと業績の数字による回復確認の前に、市場も好転することになります。
ただしマインドの好転だけでマクロと業績の数字がついて来なければ、
息の長い相場にはならず、マインドと需給主導の短期的なものであり、
欧州政治等のテールリスクに対しても過敏に反応する状況は続くので、
なかなか安心できない短期的な巻き戻しではあります。
ちなみに週末時点では貿易戦争はこじれたままであり、
ブレグジット騒動や伊財政騒動は週末にこじれが酷くなっており、
トランプマンのロシア疑惑も蒸し返されていたりもします。
一応、足元の需給環境としては、最新の投機筋のポジションは、
昨日ではなく週明けに発表されますが、先週までの状況では、
為替のガス抜きは不十分ながら債券と原油はガス抜きが進んでおり、
特に株式市場のガス抜きはかなり進んでいるので、
クジラや外国人と言った他の需給面も含めると、マインドさえ好転すれば、
割安感も下支えに需給主導の巻き戻しは十分に有り得る状況です。
国内株については、ハゲバンコIPOに備えた売り圧力はありますけど、
リスク等の主役は海の向こうなので、海の向こうのマインドが好転し、
商いが伴えばハゲの弊害も呑み込めますが、商いがイマイチでも、
マインドが好転すればハゲの弊害は軽減できると思いますが・・・
とにかく今週は30日に貿易戦争の主役である米中が、
ガキ大将(トランプマン)とガキデカ(習近平)の首脳会談を行うので、
ガキの使いのように成果もなく物別れに終われば、マインドは好転せず、
需給のみでは厳しいというか、素直にリスクオフとなるでしょうけど、
貿易戦争が収束に向かうことになれば、景気の先行き懸念は和らぎ、
金融引締めによる金利上昇(ドル高)への耐久力も強くなり、
マインドの好転と共に割安感の見直しと需給面が下支えとなり、
金利上昇と商いを伴うリスクオンという理想的な展開となりますが・・・
今週は米中首脳会談での貿易戦争の行方次第なので、
先週末を含む現在の市場の動きやイベントの賞味期限は30日まで、
という割り切った見方をしておきましょう。
ちなみに30日の米中首脳会談以外の今週の注目イベントとしては、
週明けはブラックフライデーとEU首脳会議結果、夜のサイバーマンデー、
27日は中国工業利益、米住宅指標と消費者信頼感指数、
クラリダFRB副議長講演、セールスフォース決算、
28日は米GDP改定値、米新築住宅販売、リッチモンド連銀製造業指数、
米週間原油在庫、パウエルFRB議長講演、ティファニー決算
29日は独消費者物価、米個人消費支出(コアPCEデフレーター)
米中古住宅販売保留指数、FOMC議事要旨、G20財務相・中銀総裁会合、
30日は国内経済指標、ソフトバンクIPOの仮条件提示、中国PMI、
ユーロ圏消費者物価、NY連銀総裁講演、シカゴ購買部協会景気指数、
そしてG20サミット(1日まで)、米中首脳会談といったところです。
(月・火・水の米債入札3連発もあります)
ということで、貿易戦争と金利上昇の影響確認となるマクロ指標はもちろん
ブラックフライデーとサイバーマンデーの結果、
金融引締め姿勢(金利動向)の確認となるFRB議長&副議長講演、
これらの結果で一喜一憂となるでしょうけど、
メインイベントは米中首脳会談を経た貿易戦争の行方なので、
それまでは乗り遅れるってこともないでしょうから、
屁こいて休むも相場でもいいとは思うのですが、
それを言ってしまうと面白くもないですから、30日までの目線では、
貿易戦争が収束せずとも激化せず、金利の動きも安定し(ドルも)、
市場の空気とマネーと物価に影響する原油も下げ止まっているのであれば、
需給主導の株高が続く可能性はありますので、
以上のイベントや欧州政治絡みでの突発的なリスクは覚悟の上で、
割り切って乗るのはアリですが、一応、週末時点では先にも述べた通り、
ほぼリスクオフの動きで終えており、小難しい背景としても、
貿易戦争、ブレグジットや伊財政騒動は週末にこじれていたり、
トランプマンのロシア疑惑も蒸し返されていたりもしますので、
くれぐれもダメならば即座に撤退という機敏な姿勢も忘れずに。
新興市場については、リスクオフの落ち着きと共に、
海の向こうや国内の主力大型株が落ち着いた動きとなれば、
世界で最も下げた指数でもあるマザーズは、過度な上昇も見せますが、
足元では上げるも下げるも薄商いで足腰は脆い状況であり、
逆にリスクオフモードとなれば、業績の裏付けが乏しい新興市場は、
足腰の脆さとも相まって過度に売られることになるので、
リスクオン・オフのサジ加減を握る海の向こうと国内主力大型株が、
ヤマ場となる30日までは、新興市場も同様の見方で動きましょう。
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米国ではブラックフライデーの結果ではなく出足が好調との観測があり、
我が国では大阪万博が決まり、日米共に景気の良い話はあるものの、
週末の市場の動きを簡単に言えば、薄商いと金の下落を除けば、
ほぼ世界的な債券買い・株売り(リスク資産売り)のリスクオフです。
欧州株と日本株は現物が上昇して終えたものの先物は軟調に終えており、
伊、南欧、中国、経常赤字国と反米国の新興国という香ばしい国々は、
債券安(金利上昇)で終えているので(新興国通貨安も)、
最近ありがちなドル高or円最強高・金売り版のリスクオフとも言えます。
(HY債のカナリアも鳴き続けており、仮想通貨の滑走も継続中です)
そして主役の米株は半導体SOX、ラッセル、輸送株は踏ん張ったものの、
ダウ、ナス、SP500は共に終値ベースで10月安値を割っており、
ハイテク株・半導体株の売りも止まったとは言えず、
中心のアップルを始めGAFA、エヌビディアも下げ止まってまへん。
英欧株と中国株は10月安値を割ってないものの、
そもそも先行して大きく下げているので割ってないことが重要ではなく、
ブレジット騒動と伊財政リスク、貿易戦争を含む中国リスクも継続中です。
そういう意味では日本株が何気に踏ん張っている感はありますけど、
騒動の主役である海の向こう次第ですからね。
ということで、週末状況としては以上の通りですが、
小難しい背景も交えた現状としては、景気の先行き「懸念」だけでなく、
現実(数字)としてマクロ指標と企業業績の鈍化が顕在化しており、
一時的に過ぎないものなのか、本格的な景気後退局面入りなのか、
見極めるとなると、マクロ指標は単月だけの回復ではなく、
少なくとも2カ月連続での回復(景気の先行指標の12月と1月発表分)、
企業業績は1月中旬からの米企業決算と1月下旬からの国内企業決算にて、
先行き懸念が払拭される見通しが出てこないと、
一時的な景気の鈍化とは言えないです。
そんな景気の鈍化や先行き懸念の要因が、
トランプマンが仕掛ける貿易戦争(中国リスク含む)、
FRB主導の金融引締めによる金利上昇(ドル高)であれば、
貿易戦争が収束するか、金融引締め鈍化で金利上昇(ドル高)が止まり、
米金利(ドル)が安定すれば、景気も病も気からとばかりに、
マインドが好転することで景気の先行き懸念が払拭されてこそ、
数値上の割安感にも初めて説得力が出てくるので、
マクロと業績の数字による回復確認の前に、市場も好転することになります。
ただしマインドの好転だけでマクロと業績の数字がついて来なければ、
息の長い相場にはならず、マインドと需給主導の短期的なものであり、
欧州政治等のテールリスクに対しても過敏に反応する状況は続くので、
なかなか安心できない短期的な巻き戻しではあります。
ちなみに週末時点では貿易戦争はこじれたままであり、
ブレグジット騒動や伊財政騒動は週末にこじれが酷くなっており、
トランプマンのロシア疑惑も蒸し返されていたりもします。
一応、足元の需給環境としては、最新の投機筋のポジションは、
昨日ではなく週明けに発表されますが、先週までの状況では、
為替のガス抜きは不十分ながら債券と原油はガス抜きが進んでおり、
特に株式市場のガス抜きはかなり進んでいるので、
クジラや外国人と言った他の需給面も含めると、マインドさえ好転すれば、
割安感も下支えに需給主導の巻き戻しは十分に有り得る状況です。
国内株については、ハゲバンコIPOに備えた売り圧力はありますけど、
リスク等の主役は海の向こうなので、海の向こうのマインドが好転し、
商いが伴えばハゲの弊害も呑み込めますが、商いがイマイチでも、
マインドが好転すればハゲの弊害は軽減できると思いますが・・・
とにかく今週は30日に貿易戦争の主役である米中が、
ガキ大将(トランプマン)とガキデカ(習近平)の首脳会談を行うので、
ガキの使いのように成果もなく物別れに終われば、マインドは好転せず、
需給のみでは厳しいというか、素直にリスクオフとなるでしょうけど、
貿易戦争が収束に向かうことになれば、景気の先行き懸念は和らぎ、
金融引締めによる金利上昇(ドル高)への耐久力も強くなり、
マインドの好転と共に割安感の見直しと需給面が下支えとなり、
金利上昇と商いを伴うリスクオンという理想的な展開となりますが・・・
今週は米中首脳会談での貿易戦争の行方次第なので、
先週末を含む現在の市場の動きやイベントの賞味期限は30日まで、
という割り切った見方をしておきましょう。
ちなみに30日の米中首脳会談以外の今週の注目イベントとしては、
週明けはブラックフライデーとEU首脳会議結果、夜のサイバーマンデー、
27日は中国工業利益、米住宅指標と消費者信頼感指数、
クラリダFRB副議長講演、セールスフォース決算、
28日は米GDP改定値、米新築住宅販売、リッチモンド連銀製造業指数、
米週間原油在庫、パウエルFRB議長講演、ティファニー決算
29日は独消費者物価、米個人消費支出(コアPCEデフレーター)
米中古住宅販売保留指数、FOMC議事要旨、G20財務相・中銀総裁会合、
30日は国内経済指標、ソフトバンクIPOの仮条件提示、中国PMI、
ユーロ圏消費者物価、NY連銀総裁講演、シカゴ購買部協会景気指数、
そしてG20サミット(1日まで)、米中首脳会談といったところです。
(月・火・水の米債入札3連発もあります)
ということで、貿易戦争と金利上昇の影響確認となるマクロ指標はもちろん
ブラックフライデーとサイバーマンデーの結果、
金融引締め姿勢(金利動向)の確認となるFRB議長&副議長講演、
これらの結果で一喜一憂となるでしょうけど、
メインイベントは米中首脳会談を経た貿易戦争の行方なので、
それまでは乗り遅れるってこともないでしょうから、
屁こいて休むも相場でもいいとは思うのですが、
それを言ってしまうと面白くもないですから、30日までの目線では、
貿易戦争が収束せずとも激化せず、金利の動きも安定し(ドルも)、
市場の空気とマネーと物価に影響する原油も下げ止まっているのであれば、
需給主導の株高が続く可能性はありますので、
以上のイベントや欧州政治絡みでの突発的なリスクは覚悟の上で、
割り切って乗るのはアリですが、一応、週末時点では先にも述べた通り、
ほぼリスクオフの動きで終えており、小難しい背景としても、
貿易戦争、ブレグジットや伊財政騒動は週末にこじれていたり、
トランプマンのロシア疑惑も蒸し返されていたりもしますので、
くれぐれもダメならば即座に撤退という機敏な姿勢も忘れずに。
新興市場については、リスクオフの落ち着きと共に、
海の向こうや国内の主力大型株が落ち着いた動きとなれば、
世界で最も下げた指数でもあるマザーズは、過度な上昇も見せますが、
足元では上げるも下げるも薄商いで足腰は脆い状況であり、
逆にリスクオフモードとなれば、業績の裏付けが乏しい新興市場は、
足腰の脆さとも相まって過度に売られることになるので、
リスクオン・オフのサジ加減を握る海の向こうと国内主力大型株が、
ヤマ場となる30日までは、新興市場も同様の見方で動きましょう。
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