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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
気合次第の今週
おはようございます。

トランプマンが感謝祭、さらにクリスマスを前に、
消費意欲が削られる株安を食い止めるためなのか、米中首脳会談を前に、
いつものトランプディールでの強硬姿勢を見せるのではなく、
「まだまだ中国側の内容には不満があるんやけど、
貿易協議の強い要望があるから、追加関税は許したるかも・・・」
なんて発言が週末に飛び出し、市場も好感したのですが、
一夜明けてトランプマンのパシりでASEAN首脳会議へ出席している
ペン吉くん(ペンス副大統領)が、中国を名指しで批判しており、
どないやねんという状態ではありますが・・・

さらにトランプマンに指名されて就任したばかりのクラリダFRB副議長が、
早々に子分肌を発揮したのか「世界的な減速を示唆する証拠があるで、
FRBが中立金利と見なす水準に近づいとるで」と言ったり、
FOMCで投票券のないFRBメンバー2人も、
経済成長と利上げ姿勢に対する慎重な発言が相次ぎ、
米金利上昇(利上げ)とドル高にケチを付けているトランプマンに対して、
忖度しているかのように米金融引締め姿勢を鈍化させ、
金利上昇を食い止めようとの姿勢が窺えます(笑)
もしかしてトランプマンの言うことを聞かないパウエルおじさんが、
クビを飛ばされると察し?耳打ち?されて、
FRB議長のポストを狙っての手の平返しな忖度アピール合戦なのか(笑)

そんな個人的なFRBの椅子取りゲーム憶測はともかく、
貿易戦争は土曜日になってからのペン吉の冷や水はあったものの、
トランプ節での収束期待と利上げ姿勢鈍化期待を受けた週末の市場では、
エヌビディアは18.7%安、ロシア疑惑蒸し返しのFBの下落等で、
ナスダックと半導体SOXが商いをやや増加させて下落したものの、
ダウとSP500、ラッセルは商い減少させながらも切り返しての続伸、
問題のアップルも続伸で終えており、VIXも18.14まで低下、
我らが日経平均先物も21760円と小幅高で帰って来ております。

肝心の債券市場も米長短期金利共に騒動前(10月頭)の水準まで低下、
為替市場でもドル安(ユーロ>新興国通貨>円>ドル>ポンド)となり、
主役の一つである原油も小幅に続伸、中国と景気の鏡である銅は続伸、
商品全般も堅調に終えており、金の続伸がキナ臭いだけです。

欧州も英欧長期金利低下(伊・南欧上昇)、ユーロ高、ポンド安、
英株小幅安(大商い)欧州株続落(商いやや増)
という今週が佳境のブレグジットや伊財政問題への警戒感ありありですが、
米国時間では英欧株先物がやや上昇して終えております。

新興市場については、足元で通貨高、債券高(金利低下)株高
というトリプル高基調が続いており、週末もメキシコ等の一部の国以外は、
概ねトリプル高で終えており、ドル安による落ち着きが見られます。

中国についても足元でゴリラ商いでの株高・債券高(金利低下)、
米国に配慮したような人民元高というトリプル高は続いております。

以上の通り、商いを減少させてのダウの上昇、
エヌビディアを含む半導体SOX、ナスダックの商い増での下落、
というように下向きのパワーの強さが残っている米株、
動きとしてはリスクオフな債券買い(米金利低下)ドル安、金続伸、
そして今週が佳境の欧州政治リスク、これらが気になるものの、
貿易戦争がペン吉の冷や水にも屈さず落ち着き、
金利上昇懸念も和らぐのであれば、
需給面では為替市場だけがほとんどガス抜きされてないものの、
国内外共に株式市場のガス抜きはすでに大きく進んでおり、
(日本株はハゲバンコIPOの売り圧力はあれど)
債券市場と原油もかなりガス抜きが進んでいるので、
利上げ姿勢鈍化期待で債券市場(金利)が落ち着けば、為替も落ち着き、
原油の落ち着きにも繋がり、株式市場が貿易戦争収束期待、
需給面の下支えと共に株高となれば、適温相場と言われることになります。

ほんまに貿易戦争が収束するのであれば、景気の先行き懸念が払拭され、
金利上昇による景気の重石懸念も和らぐので、
緩やかな金利上昇とドル高を伴う株高となることが理想ですが、
月末に米中首脳会談も控えていることやペン吉の冷や水もあり、
現時点では収束期待だけであり、
足元ではエヌビディアやアップルを始め国内外の企業業績見通し、
先行指標や金利敏感系のマクロ指標といった実体経済には、
懸念だけでなく、傷を負っているのが顕在化しているのも事実であり、
今週に佳境を迎えるブレグジット騒動や伊財政騒動も控えているので、
マクロ指標や企業業績の足元ではなく見通しの堅調なものが発表されたり、
改めてFRBの利上げ姿勢の鈍化が確認されたりすることで、
傷を負った実体経済への顕在化は一時的だと言われない限り、
傷を負った身体(実体経済)を気合(懸念払拭期待)でカバーとなるので、
現状は適温相場での需給主導の株高を期待するしかないです。

従って今週を含む今後としては、
本日までのASEAN首脳会議で貿易戦争が収束となればいいのですが、
決戦は月末の米中首脳会談でしょうし、
財政政策についても、米国はインフラ投資は期待できるものの、
ネジレ議会のせいで減税第二弾は期待できず、
(むしろ年内は米つなぎ予算の延長すらもこじれそうです)
日中の財政政策に期待するしかないので(欧州は財政統一どころではない)、
マクロ面で今週の各国PMI等のマインド指標と米住宅指標、
堅調予想溢れるブラックフライデーと翌週のサイバーマンデー、
12月月初の米経済指標特盛ウィークにて、
貿易戦争や金利上昇の傷は一時的と言える堅調な結果となるか・・・
12月18-19日のFOMCにて、金融引締め姿勢を程よく鈍化するなり
金利を適温相場と言われる程よい水準で落ち着かせるか・・・
ミクロ面では1月中旬からの米企業決算、1月下旬からの国内企業決算にて
傷は一時的と言える堅調な結果となるのか・・・といった感じなので、
月末の米中首脳会談までは、繰り返しになりますが、
傷を負った身体を気合でカバーしながらの適温相場に期待するしかないです。

当然ながらこれらのイベントが、
マクロ・ミクロ共に傷口に粗塩を塗り込む結果となれば
貿易戦争と金利上昇の懸念が和らいだところで手遅れやった・・・となり、
今週が佳境の欧州政治イベントも火を噴いたりすれば、
適温相場ではなくリスク資産売り(リスクオフ)が再開するだけです。

ということで、週末からの貿易戦争と金利上昇が和らぐとの期待が続き、
過度な米金利低下とドル安も止まり、急騰せずに安定し、
象徴的なアップル、NVDA、半導体、ハイテクを始めとする株式市場、
原油等のリスク資産売りが止まれば、市場では適温相場と言われ、
需給主導ながら株高が続くでしょうから、今週のマクロ指標や米決算、
いつ火を噴くかわからない欧州政治リスクは覚悟の上で、
割り切って乗るのはアリです。
くれぐれも完全に地合いが好転したわけでく気合と需給だけなので、
直近安値等を割る等、ダメならば即座に撤退する機敏な姿勢だけは忘れず。

新興市場については、足元では外国人の記録的な買い越しもありますが、
いかんせん商いを伴ってないので、単なる買戻し感も強く、
週末も薄商いながら、少しでもリスクオフモードとなれば、
業績の裏付けが乏しい新興市場はリスク資産の最たるものとして、
過度に売られのも相場の常であり、現状のリスクオフモードを決めるのは、
海の向こう次第というのも現実なので、海の向こうと国内主力大型株が、
貿易戦争と金利上昇懸念の和らぎ期待モードが継続しているならば、
新興市場も同様に立ち回ればいいでしょう。

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