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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
高温から冷温ではなく適温となるかの今週
おはようございます。

週末も商いを伴う原油安が続いており(60ドル割れ)、
足元ではただでさえ低インフレのまま金利が上昇して来たので、
物価面でもFRBの金融引締めによる金利上昇は正当化できるのか・・・
そもそも貿易戦争による景気の先行き懸念があり、
それを裏付けるマクロ指標や業績の見通しが出ているだけに、
トランプマンの「金利上昇・ドル高が水を差しやがる」
と言う意見もわからなくはないです。

以上の様な金利上昇を正当化できない環境になりつつあるからなのか、
週末は米金利が低下し(米債券買い)、ドル高(円最強高・ユーロ安)、
米株安(VIX上昇)、商いを伴う原油安、
景気と中国の鏡でもある銅も大幅反落、安全資産の金も続落となり、
動きとしては債券買い、株・原油売り(リスク資産売り)
というベタなリスクオフですが、米株は薄商いであり、
米金利も低下したとは言え未だ高水準なので、
週末の我が国と同様、売りゴリ感に欠けるリスクオフな動きです。
そういう意味では原油安さえ止まれば、米金利低下(債券買い)に対して、
リスクオフではなく適温相場と解釈され、
株買いを始めリスク資産買いが始まりそうなオイニーは漂っております。

週末の英欧市場も伊とギリシャ以外は債券買い(金利低下)薄商いの株安、
新興国もロシア・メキシコ以外は債券買い(金利低下)、通貨安、株安、
中国も債券買い(金利低下)、人民元安、商いを伴う株安なので、
米国を始め世界的には緊張感に欠けるものの、動きとしてはリスクオフです。

そして我が国はお得意なリスク回避な円最強買いと共に、
日経平均先物は22140円と軟調に帰って来ております。

ちなみに投機筋のポジションを見ると、依然として米債券と為替市場は、
米債券買い・ドル売り・円買い(ユーロ買い、ポンド買い)の余地が大きく、
原油ロングも今年最低水準ながら昨年以前と比べれば高水準なので、
国内外共に株式市場以外は巻き戻しのリスクオフ余地が大きい状況です。

以上が週末時点の状況なので、現在のリスクや焦点に変わりはなく、
貿易戦争激化リスクによる景気の先行き懸念が払拭されないまま、
変わらない低インフレと物価に影響する原油安が継続する状況下で、
米FRB主導の金融引締めによる金利上昇がもたらす景気の重石懸念、
というのが最も大きなリスクであり、それらを裏付けるようなマクロ指標、
企業業績(見通し)も散見されている現状です。

他のリスクとしては、貿易戦争リスクとも重複する中国リスク、
中間選挙を経て再燃する可能性もあるロシアゲートプロレス(疑惑)、
それによって紛糾することや議会のネジレも原因の米減税第二弾の否決懸念
今週に動きがありそうなブレグジット騒動と伊の財政騒動、
やや不気味に蠢いているカリアゲリスクといったところです。

好材料としては、「先行き」ではなく「足元」の堅調なマクロと企業業績、
米与野党の意見が一致している米インフラ投資法案期待、
我が国の安倍ちゃんマンによる財政政策期待、米国以外との通商協議
株式市場のガス抜きされた良好な需給環境といったところです。
(ハゲバンク子会社上場を控えた換金売り、45日前ルール該当日に向けた、
 売り需要もあるかもしれないですけどね)

従って貿易戦争と金利上昇の両リスクが再燃すると、
市場では株式市場を始めリスク資産売りの動きとなり、
金利上昇に反するような物価への影響が大きい原油安が継続したり、
マクロ・ミクロ等で症状悪化が裏付けられたり、
他の欧州政治等のリスクが火に油を注ぐと、リスク再燃の思惑だけでなく、
株売り・リスク資産売りが加速し、程よい債券買い(金利低下)ではなく、
一気に債券買い(金利低下)が加速するベタなリスクオフとなります。
(週末の動きとしてはリスクオフ色の強い動きで終えております。)

ただし貿易戦争や金利上昇のどちらか一方だけが再燃するならば、
リスクオフにまでは至らずリスク資産売りだけに留まりそうですし、
金利が程よい低下で留まるようだと、適温相場と言う御都合解釈によって、
株買いを始めとするリスク資産買いが再開されると言えます。
(原油安が止まることが鍵となりそうですけどね)

そして当然ながら貿易戦争と金利上昇リスク共に払拭されるなるば、
緩やかな金利上昇も伴う株高・リスク資産高、
という健全なリスクオンとなりますが、
当面というか米中首脳会議と米中通商協議が行われる下旬まは、
貿易戦争リスクが落ち着く可能性はかなり低いので、
ひとまず下旬までは、後者の程よい金利低下という適温相場によって、
需給主導の株高(リスク資産高)となることを期待するしかないです。

ちなみに以上のリスクに関わる今週のイベントとしては、
詳細は昨日の記事を御参照頂くとして、特に重要なものは以下の通りなので、
週半ばまで欧州政治リスク、ヤマ場は14-15日と言えます。

 13日 伊予算案のEへのU提出期限、英がブレグジット合意文書公表、
    独&ユーロ圏ZEW調査、OPEC月報
 14日 我が国のGDP速報値、中国経済統計、独&ユーロ圏GDP速報値
    メイ英首相の議会声明、IEA月報
    米消費者物価、シスコシステムズ、メーシーズ、テンセントの決算
    クオールズFRB副議長の議会証言、パウエルFRB議長講演
 15日 米小売売上高、NY連銀製造業、フィリー指数、原油在庫
    エヌビディア、Aマテリアルズ、ウォルマートの決算
    クオールズFRB副議長の議会証言、45日前ルール該当日
 16日 米英欧SQ、ドラギECB総裁講演

ということで、米金利上昇(ドル高も)という高温相場が収まらず、
原油安も続き、以上のヤマ場を含む今週のイベント等によって、
マクロ・ミクロな好材料や減税等の財政政策も出て来なければ、
引き続き屁こいて慎重に構えておくだけですが・・・

米金利上昇が止まり、かといって米金利低下が加速、
というリスクオフ(冷温相場)ではなく、
3%割れとならない程度で安定する適温相場となり、
原油安も止まっているならば、
いつ激化するかわからない貿易戦争リスク、
その他のリスクは負うべきリスクとして捉え、
直近安値を割る等、ダメならば即座に撤退という機敏な姿勢だけは徹底し、
需給主導の株高に乗るのはアリでしょう。
参戦するにしても出来るだけ好決算&取組妙味のある銘柄にしましょう。

一方で需給主導の適温相場には乗らないというのも選択肢ではありますが、
需給主導の株高のまま下旬を迎え、そこでもし貿易戦争が解決すると、
株高が加速するだけでなく金利上昇も伴うリスクオンの可能性もあり、
置き去り感は大きくなるので、参戦する価値はあると言えます。

新興市場については、足元で商いを伴った堅調ぶりが続いている上に、
低調な決算でも買われたりと別世界な動きと言えなくもないですが、
貿易戦争や金利上昇等で海の向こうや国内主力大型株がリスクオフとなれば
新興市場はリスク資産の最たるものとして過度に売られるので、
主力大型株と同様のスタンスで動きましょう。

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