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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
止まらんことには・・・の今週
おはようございます。

世界の株価指数を見渡すと、年初来安値を更新してないのは、
先進国では半導体SOX以外の米株指数と意外にも日経平均だけ(笑)
(TOPIX、マザ、JQ、2部、欧州、英国は年初来安値)
下げ幅はともかく、日本株最弱とも言われがちなので少々驚くと共に、
米株と日経は下げ余地が残っている感もあります。
ちなみに新興国ではブラジル、インド、NZ、ノルウェー、イスラエル、
サウジ、アブダビ(ドバイは沈没)といった国々です。

債券市場を見ると、先進国では重債務国の伊とギリシャ以外は、
10月以降のリスクオフによる安全資産の債券買いによって、
米国を始め日英欧共に長短金利が低下しております。
新興国については、論外のベネズエラ、アルゼンチンはともかく、
インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、香港
南ア、ナイジェリア、メキシコ、チリ、コロンビア、ペルー、
といった資源国や経常赤字国、反米国家を中心に債券安となっておりますが
中国を始めそれ以外の新興国でも債券買い(金利低下)となっております。

為替市場についても、ドル高による新興国通貨安が続いておりますが、
10月以降のリスクオフ局面では、
円>ドル>人民元・新興国通貨>ユーロ>ポンドという構図が継続中です。

商品についても、原油は高値圏とも言えますが、足元では崩れつつあり、
景気と中国の鏡でもある銅を始め他の資源は低調なままであり、
パラジウム、天然ガス、コーン、コーヒーが堅調というくらいです。
安全資産の金については足元のリスクオフモードで上昇傾向です。

以上の通り、重債務国や一部の新興国を除くと、
10月から始まったリスクオフモードによって、
世界的にベタな債券買い・株売りを始めリスク資産売りとなっており、
お馴染みのリスク回避な円買い(ドル高)も続いております。

週末についても、原油が反発したり、米株が踏ん張りも見せたり、
我らが日経平均先物が小幅高で帰って来ていたりもしますが、
週末の米英欧株は商いを伴った株安が継続しており(日本株の現物も)、
世界的な債券買い(金利低下)も含めリスクオフモードは継続中です。
(VIXも24.16と高水準を維持しております)

足元の需給環境については、国内は信用買い残が高水準ながらも、
信用評価損益率、追証発生件数、裁定買い残等を見ると、
底打ち感も漂っておりますが、結局は海の向こうと外国人次第なので、
外国人が日本株の買い越しに転じるまでとは言いませんが、
せめて高水準な空売り比率が低下、商いを伴った株高が継続するまでは、
外国人売りが続いていると見ておいた方がいいでしょう。

そして未だ巻き戻しが終わったとは言えない投機筋の円ショートポジは、
国内事情だけでなく海の向こうの要素は強く、
他の米債券ショートポジ等、海の向こうは需給的にも巻き戻す余地があり、
何より米国を始め海の向こうの市場の動き自体が落ち着いてないので、
国内だけの需給環境だけで底打ちとは言えない状況です。
(裁定買い残も過去には1兆円割れ、5000億円割れもあるので)

以上はあくまで市場の動きや需給面だけでの見方であり、
これらのきっかけとなった背景やリスクとしては、
景気と業績の先行きに影響する貿易戦争(中国リスク含む)が燻ったまま、
同じく景気と業績の重石になる米主導の利上げ姿勢が続き、
足元の低インフレも無視した金利上昇も続き、
これまでは堅調な景気と企業業績、米国の減税効果、インフラ投資効果、
中国の減税を含む景気対策、日本の景気対策(消費税増税やけどw)
といったものが貿易戦争や金利上昇にも耐えられるとの見方で、
株価を始めリスク資産が買われて来ましたが、半導体の変調、
米企業業績のイマイチな見通し(国内も)、中国不安によって、
貿易戦争と金利上昇が先行き懸念を加速させるとの見方が強まり、
米半導体・ハイテク株の崩れからリスク資産売りが拡大し、
さらにリスク資産売りの口実探しかのように、
イタリアの財政不安やサウジ騒動もトッピングされ、
ついには米減税効果は時限的なものだとも言われ、
現在のリスクオフモードに至っているという状況です。

従ってリスクオフによる金利低下が先行き懸念を和らげる適温相場だ!
というポジティブ解釈へと転じればいいのですが、
現在はドル高(円最強高)が続いていることもあり、
ネガティブな債券買い・株売り(リスク資産売り)が続いているので、
まずはこの動きが止まることが先決です。

そしてこの動きが止まるきっかけとしては、
トランプマンが貿易戦争の矛を収めるか(懸念が和らぐ)、
米FRB主導の利上げ姿勢が鈍化するか(金利が程よい水準まで低下)、
それとも貿易戦争と金利上昇による先行き懸念に対して、
十分に耐えられる企業決算と経済指標という実体面の結果が出てこないと
バリュー面や需給面での織り込み済みという解釈にもならず、
リスクオフの動きは止まらない可能性が高い状況です。

そうなると先日も書きましたが、企業決算が概ね一巡するのは、
米国の主力どころは今週一杯(FBとGEは31日、アップルは1日)、
欧州は再来週一杯、我が国は31日が前半戦ピーク、
9日が後半戦ピーク(9日はSQも)、14日で一巡、
経済指標としては、月初恒例の米経済指標テンコ盛りウィークが今週一杯、
政治面ではイタリアの予算案に対するEUの回答が29日(予定)、
トランプマンが中間層向け減税を発表するかもしれないのが1日、
米国の対イラン制裁第2弾発動が4日、米中間選挙が6日、
金融政策イベントとしては、31日が黒光り銀行会合、1日が英中銀会合、
8日が利上げを主導しているFOMC、ちなみに我が国のSQは9日、
といったところなので・・・
早ければ31-1日がヤマ場になる可能性も多少はありますが、
おそらく主役である米国の経済指標と米企業決算が今週一杯で概ね一巡し、
再来週6日の米中間選挙まで、もしくは8日のFOMCまでは、
足元の需給整理が進んでいたとしても(9日は我が国のSQ)、
あれやこれやと理由を付けての見極め・確認モードが強くなりそうなので、
短期的かつテクニカル的なリバウンド程度しか期待出来ず、
リスクオフの基調自体は継続しそうです。
(今週のスケジュールの詳細については前記事を御参照ください)

ということなので、問答無用な商いを伴った反発が継続すれば、
小難しいことは考えずに賛成すればいいですし、
そうでなくとも目先のリバウンド狙いの方、
多少の揺れは気にせずに腰を据える方はお任せしますが、
くれぐれも6-8日までは慎重に動くのが無難でおます。
現在は企業決算シーズンなので、
屁こいて決算を精査する時間に割くくらいがちょうどいいかと思います。

新興市場については、週末時点での商いを伴った年初来安値更新だけでなく
信用評価損益率、追証件数も含めると、
主力大型株よりもセリクラ感が色濃く出ておりますが、
時間差攻撃の追証売りリスクは週前半まで続き、
海の向こうと主力大型株のリスクオフモードが継続すれば、
リスク資産の最たるものとして新興市場は過度に売られ、
新興企業の決算が本格化するのも6-8日以降ですから、
問答無用な商いを伴った反発が継続でもしない限り、
くれぐれも慎重に動きましょう。

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