こんばんはです。
昨日は薄商いでの安値引けな下落でおましたが、
本日は更なる薄商いでの高値引けな反発(先物はロスタイム垂れ)・・・
ちなみに昨夜の米英欧市場、本日の中国市場も商いが大きく減少しており、
好意的に見れば落ち着いたと言えなくもないですが、
単に手控えている感の方が強いと言えます。
改めて本日の我が国ですが、場中は薄商いながらも、
珍しく買い局面で商いが伴ってましたので、
高値引けしそうなオイニー自体は漂ってましたが、
昨日の空売り比率が3・7・9月安値の際と同様の高水準だったことからも、
買戻しのみの薄商いと言ってもよい一日でおました。
さらに9月安値から先物主導で上げて先物主導で崩れ、
本日は昨日に大きく下げたユニクロが大きく反発し、
サウジの神隠し騒動で髪隠しとなっていたハゲバンコも大きく反発、
ファナッコも大きく上昇したりと指数寄与度の高い連中が牽引し、
肝心のTOPIXよりも日経が大きく反発したので、
日経が200日線をキープしたというのも虚しさを感じる一日でおました。
ということで、単なる薄商いでの買戻しに過ぎないアテにならん反発であり、
TOPIXは200日線どころか未だ年初来安値近辺なので、
日経が反発云々で焦る必要もないでしょう。
ちなみに裁定買い残も減ったと言え、
暴落2日目の12日時点でも約1.8兆円くらいでしょうから、
3月安値の1.3兆円まではとは言いませんが、
今年のボトム圏である1.5兆円までにも余地があり、
円売りポジを始め投機筋のポジションも全て巻き戻したとは思えないですし、
特に海の向こうの米債券、ドルの巻き戻し余地は未だ大きい状況です。
しかも昨夜からは再び米金利が上昇もしているので、
金利が上昇すればするほどあれやこれやと理由を付けて、
リスク資産を売る動きがいつ再燃してもおかしくない危うい状況です。
そう言えば、未だ変わらぬFRBの強気な利上げ姿勢だけでなく、
トランプマンの減税やインフラ投資による巨額の財政出動、
米債の増発・乱発はすでに承知済みにも関わらず、
今さらながら米財政赤字が6年ぶり高水準だと騒いでいるので、
米債券の巻き戻し(米金利低下)よりも米金利を上昇させ、
債券の旨味を増してやろうという危うい悪意も窺えなくもないです。
そんな今さらな米財政赤字拡大以外の市場の動く口実となる背景としても、
どうにでも解釈できる政治ネタであるサウジの神隠し騒動は、
ロシアが記者を殺しまくっていることは不問なのか?(疑惑ですがけどね)
というそもそもなツッコミは置いといて、
サウジが殺害認めることで米国が矛を収める動きもあります。
ただし言っても独裁国家なので、ほんまに殺害を認めることになると、
威信やメンツを失うことで政権の求心力(強権)も失い、
「中東の春リターンズ」にならないのかと思うばかりです。
ただし今から心配してもキリがないことですから、
事が起きてから考えればいいでしょう。
さらにどうにでも解釈できるとまでは言いませんが、
英国とイタリアの政治騒動も佳境に入っており、
特にイタリアは財政問題の色合いが強いので、
顛末次第ではかつての欧州重債務国のソブリンリスクが再燃も・・・。
どうやらイタリアは内閣で承認した予算案をEUへ提出したようで、
現在は株も債券も反発しておりますが、
EUの財政規律に反する内容にも関わらず、EUが認めることになると、
一時的にイタリアの騒動(財政リスク)が収まったとしても、
緊縮を強いられている他の南欧重債務国から、
なんでワシらだけ緊縮やねん!と不満の声が上がり、
ましてやイタリア出身のドラギのおっさん率いるECBまでが、
イタリア国債を買い入れ対象として認めることになると、
火に油となってソブリンリスクリターンズとなってもおかしくないです。
ただしこれまた今から心配してもキリがないので、
事が起きてから、南欧の金利やCDSが上昇してから考えればいいでしょう。
そしてリスクの本丸である米中を始めとする貿易戦争激化懸念は、
未だ沈静化しておらず、むしろトランプマンが火に油を注いでおり、
貿易戦争にも関わる米財務省サジ加減為替報告書も未発表のままです。
為替報告書については4月と10月の中旬頃の発表なので、
過去にも遅れたことは何度もあり、そろそろ発表としか言えませんが、
我が国とは違い金融市場が自由化もされていない中国に対して、
為替操作国の称号を与えたところで、
ガキデカ(習近平)は知るかボケナスアルヨと言うだけでなく、
そもそも効果はあるのかという疑問もあるので、称号を与えることで、
米国の貿易戦争に対する強硬姿勢は変わらないと解釈した方がいいでしょう。
ちなみに我が国に対して為替操作国の称号が与えられなければ、
いつものことだと通過するか、出尽くしになるのも期待したいですが、
長きに渡り監視国に留まっていたのが、ついに為替操作国となれば、
それなりのインパクトと共に円高加速も覚悟した方がいいかもしれないです。
以上の通り、動く口実なる背景としても未だ危うい状況が続いているので、
これらが落ち着くことが何よりですが、せめて経済指標が堅調な結果となり、
これから本格化する米企業決算と来週から本格化する国内企業決算が、
金利上昇にも耐えられる堅調な結果となるまでは危ういと言えます。
これら小難しい背景ではなく、シンプルに市場の動きで判断するとしては、
現状は正当化できる材料(背景)が乏しい中で米金利が上昇しており、
いつ株を含むリスク資産売りが再燃してもおかしくない状況なので、
米金利が低下もしくはこれ以上の上昇とはならずに安定すると共に、
空売り比率の低下傾向や裁定買い残の減少等の需給整理も進み、
商いの伴った株高が継続するまでは、焦らず慎重に構えておきましょう。
新興市場については、本日はほぼ横ばいながら反発となりましたが、
主力大型株と同様、昨日よりも商いを減少させてのアテにならん反発なので、
シンプルに商いの伴った反発が継続するまでは、慎重に構えておきましょう。
言っても新興市場は、金利上昇や国内外のリスクオフモードとなれば、
リスク資産売りの最たる対象として過度に売られ、
逆にリスクオンとなれば主力大型株から戻るのが相場の常なので、
せめて海の向こうと主力大型株が本格反発となるか落ち着いてから、
というくらいのスタンスで構え、焦る必要もないでしょう。
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昨日は薄商いでの安値引けな下落でおましたが、
本日は更なる薄商いでの高値引けな反発(先物はロスタイム垂れ)・・・
ちなみに昨夜の米英欧市場、本日の中国市場も商いが大きく減少しており、
好意的に見れば落ち着いたと言えなくもないですが、
単に手控えている感の方が強いと言えます。
改めて本日の我が国ですが、場中は薄商いながらも、
珍しく買い局面で商いが伴ってましたので、
高値引けしそうなオイニー自体は漂ってましたが、
昨日の空売り比率が3・7・9月安値の際と同様の高水準だったことからも、
買戻しのみの薄商いと言ってもよい一日でおました。
さらに9月安値から先物主導で上げて先物主導で崩れ、
本日は昨日に大きく下げたユニクロが大きく反発し、
サウジの神隠し騒動で髪隠しとなっていたハゲバンコも大きく反発、
ファナッコも大きく上昇したりと指数寄与度の高い連中が牽引し、
肝心のTOPIXよりも日経が大きく反発したので、
日経が200日線をキープしたというのも虚しさを感じる一日でおました。
ということで、単なる薄商いでの買戻しに過ぎないアテにならん反発であり、
TOPIXは200日線どころか未だ年初来安値近辺なので、
日経が反発云々で焦る必要もないでしょう。
ちなみに裁定買い残も減ったと言え、
暴落2日目の12日時点でも約1.8兆円くらいでしょうから、
3月安値の1.3兆円まではとは言いませんが、
今年のボトム圏である1.5兆円までにも余地があり、
円売りポジを始め投機筋のポジションも全て巻き戻したとは思えないですし、
特に海の向こうの米債券、ドルの巻き戻し余地は未だ大きい状況です。
しかも昨夜からは再び米金利が上昇もしているので、
金利が上昇すればするほどあれやこれやと理由を付けて、
リスク資産を売る動きがいつ再燃してもおかしくない危うい状況です。
そう言えば、未だ変わらぬFRBの強気な利上げ姿勢だけでなく、
トランプマンの減税やインフラ投資による巨額の財政出動、
米債の増発・乱発はすでに承知済みにも関わらず、
今さらながら米財政赤字が6年ぶり高水準だと騒いでいるので、
米債券の巻き戻し(米金利低下)よりも米金利を上昇させ、
債券の旨味を増してやろうという危うい悪意も窺えなくもないです。
そんな今さらな米財政赤字拡大以外の市場の動く口実となる背景としても、
どうにでも解釈できる政治ネタであるサウジの神隠し騒動は、
ロシアが記者を殺しまくっていることは不問なのか?(疑惑ですがけどね)
というそもそもなツッコミは置いといて、
サウジが殺害認めることで米国が矛を収める動きもあります。
ただし言っても独裁国家なので、ほんまに殺害を認めることになると、
威信やメンツを失うことで政権の求心力(強権)も失い、
「中東の春リターンズ」にならないのかと思うばかりです。
ただし今から心配してもキリがないことですから、
事が起きてから考えればいいでしょう。
さらにどうにでも解釈できるとまでは言いませんが、
英国とイタリアの政治騒動も佳境に入っており、
特にイタリアは財政問題の色合いが強いので、
顛末次第ではかつての欧州重債務国のソブリンリスクが再燃も・・・。
どうやらイタリアは内閣で承認した予算案をEUへ提出したようで、
現在は株も債券も反発しておりますが、
EUの財政規律に反する内容にも関わらず、EUが認めることになると、
一時的にイタリアの騒動(財政リスク)が収まったとしても、
緊縮を強いられている他の南欧重債務国から、
なんでワシらだけ緊縮やねん!と不満の声が上がり、
ましてやイタリア出身のドラギのおっさん率いるECBまでが、
イタリア国債を買い入れ対象として認めることになると、
火に油となってソブリンリスクリターンズとなってもおかしくないです。
ただしこれまた今から心配してもキリがないので、
事が起きてから、南欧の金利やCDSが上昇してから考えればいいでしょう。
そしてリスクの本丸である米中を始めとする貿易戦争激化懸念は、
未だ沈静化しておらず、むしろトランプマンが火に油を注いでおり、
貿易戦争にも関わる米財務省サジ加減為替報告書も未発表のままです。
為替報告書については4月と10月の中旬頃の発表なので、
過去にも遅れたことは何度もあり、そろそろ発表としか言えませんが、
我が国とは違い金融市場が自由化もされていない中国に対して、
為替操作国の称号を与えたところで、
ガキデカ(習近平)は知るかボケナスアルヨと言うだけでなく、
そもそも効果はあるのかという疑問もあるので、称号を与えることで、
米国の貿易戦争に対する強硬姿勢は変わらないと解釈した方がいいでしょう。
ちなみに我が国に対して為替操作国の称号が与えられなければ、
いつものことだと通過するか、出尽くしになるのも期待したいですが、
長きに渡り監視国に留まっていたのが、ついに為替操作国となれば、
それなりのインパクトと共に円高加速も覚悟した方がいいかもしれないです。
以上の通り、動く口実なる背景としても未だ危うい状況が続いているので、
これらが落ち着くことが何よりですが、せめて経済指標が堅調な結果となり、
これから本格化する米企業決算と来週から本格化する国内企業決算が、
金利上昇にも耐えられる堅調な結果となるまでは危ういと言えます。
これら小難しい背景ではなく、シンプルに市場の動きで判断するとしては、
現状は正当化できる材料(背景)が乏しい中で米金利が上昇しており、
いつ株を含むリスク資産売りが再燃してもおかしくない状況なので、
米金利が低下もしくはこれ以上の上昇とはならずに安定すると共に、
空売り比率の低下傾向や裁定買い残の減少等の需給整理も進み、
商いの伴った株高が継続するまでは、焦らず慎重に構えておきましょう。
新興市場については、本日はほぼ横ばいながら反発となりましたが、
主力大型株と同様、昨日よりも商いを減少させてのアテにならん反発なので、
シンプルに商いの伴った反発が継続するまでは、慎重に構えておきましょう。
言っても新興市場は、金利上昇や国内外のリスクオフモードとなれば、
リスク資産売りの最たる対象として過度に売られ、
逆にリスクオンとなれば主力大型株から戻るのが相場の常なので、
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