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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
危うく忙しい今週
おはようございます。

週末状況は昨日の記事で書いたので詳細は割愛しますが、
本格反発開始とは言えず、バンジージャンプからのゴムの伸縮による
ビヨヨーンリバウンドに過ぎないです。

事の発端には諸説ありますが、金利が急ピッチで上昇したからこそ、
リスク資産を売る(安全資産を買う)口実のために、
諸説飛び交っているわけですから、金利が低下するか、
堅調な業績や景気、貿易戦争の収束等で金利上昇が正当化されるまでは、
諸説飛び交う口実探しと共にリスク資産売りも続くでしょう。

ちなみに2月に起きた金利上昇からのVIXショックと比べると、
日米の10月高値と暴落直前高値から暴落2日目までの各下落率は、
2月の同期間よりも小さいので、VIXショックが無かったことや、
2月と比べてポジティブな背景では、国内外共に足元の堅調な業績と景気、
それによるバリュー面では2月とほぼ同様な水準ではありますが、
現在はさらにトランプ減税効果(期待)も加わっていると言えます。

しかしながら・・・

ネガティブな背景としては、今週から佳境に入る英と伊の政治リスク、
現状は未知数ながら中間選挙を控えた米国の政治リスク、
というどうにでも解釈出来そうなリスクもありますが、
旬のネガティブな背景(材料)としては、貿易戦争の激化懸念に加え、
物価を置き去りにした急ピッチな金利上昇の結果、
金利とドルが2月よりも遥かに高い水準となり、
中国・新興国からの資金流出が続いてるだけでなく、
何より業績と景気の「足元」ではなく「先行き」懸念が高まっているのに、
FRBは物価を無視した金融引締め姿勢を崩さず(日英欧も)、
それに対して激おこトランプ丸になっている、
という米政府とFRBの足並みの乱れもあります。

他にも市場目線で2月との比較をすると、2月と今年の株安局面と同様、
日経やダウは200日線で踏みとどまっているとも言えますが、
ナスダック、SP500は微妙であり、半導体SOX、ラッセル2000、
英欧株、肝心のTOPIXは割っております。
信用買い残については2月よりも少なく、
信用評価損益率は2月の暴落後と大して変わらないので、
個人の神風特攻隊の下支え期待も僅かながらにありますが、
2月と違い騰落レシオは売られ過ぎとは言えず、NT倍率も高水準のまま、
裁定買い残も2月暴落時には3月安値までに約1.3兆円まで減少し、
現在は木曜日(10日)時点ながら2兆円は超えており、
投機筋の各ポジションも8日時点ではありますが、米債券ショートは、
やや減ったものの過去最高水準近辺(2月と比較にならない)
ドルロングは今年最高水準、円ショートは2月暴落前水準近辺、
ポンドショートも高水準、ユーロは売り越しに転じたまま、
原油ロングは今年最低ながら高水準、金は売り越しのまま
という巻き戻し余地の大きい状況です。
おそらく10日以降のバンジージャンプで巻き戻されたでしょうけど、
まさすがに全てではないでしょうからね。

ちなみに2月暴落時にはVIXショックがあったせいか、
株(裁定買い残等)、世界の景気敏感株である日本株とセットな円だけが
巻き戻され、米債券、ドル、ユーロ、ポンド、原油、金は、
ほぼ巻き戻しが起こりませんでしたので、
今回も同様だったとしたら、金利上昇という重石が続くだけなので、
いずれにせよ株式市場と円の巻き戻しは起きる余地が大きいと言えます。
10日以降のバンジージャンプでの動きを見る限りでは、
株と円以外の巻き戻しも続きそうな動きではあります。

そして以上の様な現状に関わるだけでなく、
動くきっかけとなる今週のイベントとしては・・・
(イベントスケジュールの詳細は昨夜の記事を御参照ください)

旬の騒ぎである日々の貿易戦争動向はもちろん(15日の為替報告書も)、
バンジージャンプのきっかけでもある足元の金利上昇が正当化できるのか、
できないのかを確認する米企業決算が週を通して本格化すると共に、
マクロ面での確認となる米小売売上高(15日)、
製造業(15・18日)や個人消費(18日)のマインド系指標、
米住宅指標(16・17・19日)、FOMC議事録(17日)、
英と伊の政治騒動が佳境入り(15-18日)、米欧SQ(19日)、
米との貿易戦争と資金流出でキナ臭い中国の経済指標(16・19日)、
国内は来週から本格化する企業決算を控えていることに加え、
今週の国内イベントは海の向こうに比べるとインパクトは小さいですが、
15日に補正予算の閣議決定と小売企業決算の一巡、
16日は首都圏マンション発売と訪日外客数、安倍ちゃんマン外交出発、
18日は貿易統計と半導体製装置販売高、さくらリポート、黒ちゃん講演
19日は消費者物価と黒ちゃん講演とそれなりに国内も盛り沢山であり、
国内外共に動くきっかけになってもおかしくないイベントが、
週明けから連日のように続くと言える一週間です。

ということなので、これらのイベントをきっかけに、
冒頭の繰り返しになりますが、リスクオフでの過度な金利低下ではなく、
バンジージャンプ前あたりの程よい適温水準で踏みとどまるか、
堅調な業績や景気、貿易戦争の収束等で金利上昇が正当化されるまでは、
2月の様に明日くらいまでのリバウンドはあれど、
株を含むリスク資産売りが再発して2番底探しが、
いつ再開してもおかしくないと見ておきましょう。
もっとシンプルに見るのであれば、金利の低下と共に、
商いの伴った反発が継続するまでは慎重に構えておきましょう。

新興市場については、逆ゴリラな信用評価損益率であったり、
そもそも弱かったり、先行して崩れていた面もあったので、
週末のリバウンドが主力大型株よりも大きくなりましたが、
金利上昇や国内外のリスクオフモードとなれば、
リスク資産売りの最たる対象として新興市場は過度に売られ、
逆にリスクオンとなれば主力大型株から戻るのが相場の常なので、
新興市場には関係ないと見られがちな海の向こうと国内主力大型株が、
本格反発か落ち着くなりするまでは、慎重に構えておきましょう。
そもそも大きく売られていたので焦る必要もないでしょう。
ただし国内外の事情も関係なく資金を集めている銘柄については、
各自の判断にお任せしますが、くれぐれも御注意ください。

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