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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
バンジージャンプ
こんばんはです。

本日はお久しぶり大根なバンジージャンプとなり、
毛穴からアドレナリンが吹き出る一日でおました。

御存知の通り、バンジージャンプはゴムの伸縮が収まるまでは、
ギッコンバッタンな揺れ(動き)が続くので、揺れが収まるなり、
上からパワーで引き上げて貰うまで待つしかないのですが、
もしかしたら悪材料が重すぎて切れて落下するかもしれないですし、
元の位置に戻る程の強力なゴムの反発力があったとしても、
短期勝負の方はともかく、腰を据えて勝負する方については、
今日と明日の動きだけでは判断しない方がいいでしょう。

そんなバンジージャンプは何ショック?何きっかけ?とも言われてますが、
とにかく金融市場の総本山である米国の金利が急ピッチで上昇すると、
株、原油、中国・新興国等のリスク資産を売る為に(債券を買う為とも)、
あれやこれやと悪材料(口実)が湧いて出てくるのも相場の常です。

せめて経済成長(特に米国は鬼の様なGDPだった)と足並みを揃えて、
物価も上昇していれば健全なのですが(賃金も)、
FRB、日銀、ECB等の各国中銀や学者といった賢い人たちは、
AIやロボット、ECの発達等の産業構造の変化が、
物価の伸びを鈍化させている要因の一つだと認識しながら・・・
さらに米債の増発・乱発という需給要因も認識しながら・・・
(もしかしたら中国とロシアの米債売り攻撃も)
物価上昇2%原理主義を撤回するわけにはいかない大人の事情でもあるのか
なぜか物価の伸びが鈍い理由はわかりまへんと放置したまま、
金融引締め(利上げ)に踏み切ったり、示唆する矛盾した行動を取っており、
しかも景気の先行きに影響する貿易戦争の激化懸念も燻ったまま、
金利が急ピッチで上がることになれば、
いくら足元の景気や業績が堅調であろうとも先行き懸念へと繋がるので、
単なる市場におけるリスク資産売りの口実探しだけでなく、
リアルに市場や実体経済から悲鳴が上がってもおかしくないです。

だけに・・・

「パウエルの野郎がトチ狂いやがった」
「言わんこっちゃない、ワシは利上げとドル高がアカンって言うたやろ!」

と吐き捨てたトランプマンの言い分がわからなくもないのですが・・・

「貿易戦争を仕掛けているお前が言うな!」
「景気が最も堅調で金融引締めの先頭を走ってるクセに、
 金利上昇とドル高がアカンって、そもそもおかしいやろ!」

という相反するツッコミが市場から聞こえると共に、
米国の政治とFRBの足並みまでが相反しつつあります。

従って中間選挙を見据えたトランプマンが、
どうしても対中関税第三弾を含む貿易戦争をさらに強めるならば、
施行済みの税制改革第一弾だけでなく第二弾を可決・施行させるか、
せめてパウエルおじさん(FRB)が利上げ姿勢を緩めて、
米金利上昇・ドル高を抑えないと悲鳴が続きます・・・

もしくはトランプマンが貿易戦争を打ち止めにするならば、
施行済みの税制改革第一弾の効果もあるので、
それを裏付ける経済指標や決算(来週から米国は本格化)が発表されれば、
パウエルおじさんのゆっくりとした利上げ姿勢による、
ゆっくりとした米金利上昇・ドル高にならば耐えられると言えます。

当然ながら市場と実体経済にとって理想?好都合?やさしい?のは、
貿易戦争を打ち止めにして、利上げ姿勢も緩めることですけど、
そうなるとさすがにブレーキの壊れたバブルへと暴走しそうなだけに、
貿易戦争打ち止め、ゆっくりと利上げ(金利上昇)というのが、
長い目では好ましいと言えますけどね・・・

とにかく現状としては、貿易戦争の蒸し返し&激化懸念が高まる中、
物価も放置したまま、米金融引締め姿勢は変わらない、
という景気の先行きに影響する最悪の組み合わせなので、
いくら足元の物価を除く景気と業績が堅調とは言え、
市場が悲鳴を上げてバンジージャンプしているので(リスク資産売り)、
こうなったきっかけが何であろうとも、
市場としてはまず落ち着かないとね・・・

その市場の落ち着きをもたらすのが米金利低下(債券買い)なのか、
株・原油・商品、中国・新興国等のリスク資産売りが止まることなのか、
どっちが先なのかわかりませんが、
米金利は昨夜から低下している(米債券が買われている)とは言え、
ドル、株、原油、中国・新興国に比べると大した動きではないので、
最後のトドメというか仕上げとばかりに、
債券買い(金利低下)株売り(原油等も含むリスク資産売り)
というベタなリスクオフとなるまでは、危うい状況は続きそうですけどね。
(足元の需給環境としても米債券買い・ドル売りの余地が大きい)

もし仕上げの債券買い(米金利低下)とはならず、
程よい適温の金利水準で止まったとしても、
いずれにせよ米金利が低下しないことには落ち着かないので、
ひとまず米金利が急上昇する前の3日の水準近辺まで低下・安定するまでは、
(米長期金利だと3.1%、米2年金利だと2.83%あたり)
慎重に構えておきましょう。

ちなみにトドメのリスクオフでの債券買い(金利低下)となれば、
金利が3日の水準を割り込む可能性もありますので、
そうなれば債券よりも株式等のリスク資産の動きで判断した方がよいので、
シンプルに株式市場がセリクラのような下げとなるか、
商いの伴った反発が継続するまでは、慎重に構えておきましょう。

ただし昨夜の米国、欧州株は商いを伴った大幅安となり、
本日の我が国も今年6番目の商いを伴った大幅安だったので、
すでにセリクラじゃないのか?という見方もありますが、
だとしても反発が継続しないことには本格反発とも言えないですし、
いかんせん米金利は適温まで下がったとは言えず、
かといって貿易戦争激化懸念が燻った中では、
現在の高温に耐えられないので、セリクラと判断するのは早計かと。

そして国内は本日のユニクロ決算と明日のSQ、
海の向こうは物価指標である今夜の米消費者物価、
物価に影響する原油指標であるOPEC月報、
(週間原油在庫やハリケーン通過後の原油の動きも)、
というヤマ場イベントを通過しても米金利に明確な動きが無ければ、
押し目やと判断して突撃せず、慎重に構えておくのが無難でおます。

他にも明日は、各国が利上げ姿勢鈍化等のの火消しに動く?
可能性も僅かにあるG20財務相・中銀会合の二日目、
米企業決算シーズンの開幕となる米金融機関の決算も控えておりますが、
蓋を開けてみないことにはわからないG20はともかく、
現状の米金利上昇&貿易戦争祭という視点では、
米金利上昇の恩恵もある金融機関の決算よりも、
IT・ハイテク・半導体等のグローバル企業の決算が重要であり、
それらの決算が本格化するのは来週以降であり、
我が国や中国にとって重要な米財務省為替報告書も、
明日ではなく15日に発表されるので、
これらイベント的にも明日は慎重に構えておくのが無難でおます。
リバウンド狙いの短期勝負の方は、
リスク覚悟で挑むのは面白いかも知れませんが、くれぐれもお気をつけて。

新興市場については、以上の様な見ての通りの状況というのもありますが、
連日書いている通りなので、少なくとも明日は慎重に動きましょう。

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