こんばんはです。
米金利上昇(世界的な金利上昇)ドル高という温度上昇に対して、
先進国の株式市場、原油(商品)、新興国(トリプル安)が、
ダチョウ倶楽部のように熱い熱いと悲鳴を上げております。
(原油はイラン制裁やハリケーン等の独自の需給要因もありますけどね)
堅調なファンダメンタルズと株式市場等と共に、
ゆっくりと温度が上昇すれば理想的(健全)ではあるのですが、
急速な上昇となれば、温度に馴れるまでは悲鳴があがるのも仕方なく、
あれやこれやと悲鳴を上げる要因探しとなったり、
悪材料が重なったりするのも相場あるあるではあります。
何やら米国から対中を始め貿易戦争を蒸し返す動きもあり、
中国は表立っての報復姿勢は見せてないものの、
実質的な報復のように預金準備率引き下げによる人民元安誘導に踏み切り、
しかも今週末(予定)に米財務省為替報告書が出てくるタイミングなので、
米国が中国に対して為替操作国の称号を与える可能性もありますし、
直球勝負な対中関税第三弾を示唆するようだと悲鳴が大きくなります。
欧州においてもブレグジット協議が佳境に入っているだけでなく、
イタリアの譲らない放漫財政な予算案に対して、
EUが激おこになっているだけでなく、
市場からもイタリアの財政懸念を警戒する動きとなっており、
南欧重債務国、銀行間金利、CDSにも危うい動きが波及しつつあります。
以上の通り、温度上昇と共にこういった小難しい背景(要因)が、
タイミングを合わせたかのように再燃しつつあるのですが・・・
2月は温度上昇によって株式市場等が悲鳴を上げた途端、
一気に金利低下(債券買い)ドル安と温度が急低下する冷温相場となり、
いわゆるベタなリスクオフ(債券買い・株売り)となりましたが、
今回は悲鳴を上げているものの温度は維持されたままであり、
投機筋のポジションも米債券ショートは過去最高水準、
ドルロングも高水準なままだけに(円ショートも急速に積み上がっている)、
本番(セリングクライマックス)はこれから感が燻っております・・・
ただし・・・このまま高温を維持したまま株式市場等の悲鳴だけが続き、
株式市場等の需給面でのガス抜きも終えたところで、
米債券(米金利)とドルが遅れて一気に米金利低下・ドル安となれば、
冷温(リスクオフ)ではなく適温相場だと都合よく解釈され、
先進国の株式市場、原油(商品)、新興国が息を吹き返す可能性もあります。
ちなみに昨夜の海の向こうは、米株はダウが反発(商い減)したものの、
SP500は横ばい、ナスダック、半導体SOX、ラッセル2000は続落、
VIX上昇、原油は反落、銅は横ばい(他の商品もマチマチ)、金反落、
と悲鳴が止んだと言うには程遠い動きであり、
米長短金利上昇・ドル高と高温も維持されております。
欧州も英欧長期金利は低下したものの南欧長期金利は上昇しており、
火薬庫であるイタリアの長期金利は大幅上昇となり、
英・欧・南欧・イタリアの株価は大幅続落、
新興国も大統領選直後のブラジル以外は、長期金利上昇(債券安)、
新興国通貨安、新興国株安というトリプル安基調に変わりないです。
中国についても昨日の上海株安(商い増)人民元安に対して、
本日の上海株は小幅反発で終えているものの商いは減少しており、
人民元安は継続中なので、危うい動きは継続中でおます。
そして三連休明けとなった本日の我が国ですが、
先週のようなあからさまなカーフブランディングな動きは無かったものの、
寄付きからGDで始まり、軟調なままもみ合いに終始し、
もみ合いながらも下落局面では商いが膨らむ展開だったので、
(最後だけはやや商いを伴ったプチ反発もありましたけどね)
ゴリラ商いによるセリクラ感もなく、
シンプルに高水準な商いを伴った株安(円高も)が継続していた動きです。
とりあえず2月の様な冷温相場(リスクオフ)となるのか、
現在の温度上昇が維持されたままのダチョウ倶楽部相場が続くのか、
どっちになるのかはわかりませんが、現状はダチョウ倶楽部相場と共に、
商いを伴った株安が続いているのは事実なので、
主役である米金利とドルの動向も重要ですが(11-12日の米債入札も)、
シンプルにセリクラ(コツン)と言えるゴリラ商いでの株安となるか、
商いの伴った株高が継続するまでは(空売り比率の減少も)、
慎重に構えておくべきでしょう。
個人的には2月の様な冷温相場となるにしても、適温相場となるにしても、
物価に影響する原油が崩れることが鍵となりそうですけどね。
物価と言う意味では11日の米消費者物価も注目であり、
それも含めて昨日も書いた通り、今週のイベント目線で見れば、
11-12日が目先のヤマ場となりそうです。
新興市場については、海の向こうや国内主力大型株よりも、
先んじて商いを伴った崩れとなっていただけでなく、
本日は商いが減少したものの反発ではなく続落しているので、
以上の様な小難しい背景も重要なのですが、
シンプルにセリクラ(コツン)と言えるゴリラ商いでの株安となるか、
商いの伴った株高が「継続」するまでは、慎重に構えておきましょう。
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米金利上昇(世界的な金利上昇)ドル高という温度上昇に対して、
先進国の株式市場、原油(商品)、新興国(トリプル安)が、
ダチョウ倶楽部のように熱い熱いと悲鳴を上げております。
(原油はイラン制裁やハリケーン等の独自の需給要因もありますけどね)
堅調なファンダメンタルズと株式市場等と共に、
ゆっくりと温度が上昇すれば理想的(健全)ではあるのですが、
急速な上昇となれば、温度に馴れるまでは悲鳴があがるのも仕方なく、
あれやこれやと悲鳴を上げる要因探しとなったり、
悪材料が重なったりするのも相場あるあるではあります。
何やら米国から対中を始め貿易戦争を蒸し返す動きもあり、
中国は表立っての報復姿勢は見せてないものの、
実質的な報復のように預金準備率引き下げによる人民元安誘導に踏み切り、
しかも今週末(予定)に米財務省為替報告書が出てくるタイミングなので、
米国が中国に対して為替操作国の称号を与える可能性もありますし、
直球勝負な対中関税第三弾を示唆するようだと悲鳴が大きくなります。
欧州においてもブレグジット協議が佳境に入っているだけでなく、
イタリアの譲らない放漫財政な予算案に対して、
EUが激おこになっているだけでなく、
市場からもイタリアの財政懸念を警戒する動きとなっており、
南欧重債務国、銀行間金利、CDSにも危うい動きが波及しつつあります。
以上の通り、温度上昇と共にこういった小難しい背景(要因)が、
タイミングを合わせたかのように再燃しつつあるのですが・・・
2月は温度上昇によって株式市場等が悲鳴を上げた途端、
一気に金利低下(債券買い)ドル安と温度が急低下する冷温相場となり、
いわゆるベタなリスクオフ(債券買い・株売り)となりましたが、
今回は悲鳴を上げているものの温度は維持されたままであり、
投機筋のポジションも米債券ショートは過去最高水準、
ドルロングも高水準なままだけに(円ショートも急速に積み上がっている)、
本番(セリングクライマックス)はこれから感が燻っております・・・
ただし・・・このまま高温を維持したまま株式市場等の悲鳴だけが続き、
株式市場等の需給面でのガス抜きも終えたところで、
米債券(米金利)とドルが遅れて一気に米金利低下・ドル安となれば、
冷温(リスクオフ)ではなく適温相場だと都合よく解釈され、
先進国の株式市場、原油(商品)、新興国が息を吹き返す可能性もあります。
ちなみに昨夜の海の向こうは、米株はダウが反発(商い減)したものの、
SP500は横ばい、ナスダック、半導体SOX、ラッセル2000は続落、
VIX上昇、原油は反落、銅は横ばい(他の商品もマチマチ)、金反落、
と悲鳴が止んだと言うには程遠い動きであり、
米長短金利上昇・ドル高と高温も維持されております。
欧州も英欧長期金利は低下したものの南欧長期金利は上昇しており、
火薬庫であるイタリアの長期金利は大幅上昇となり、
英・欧・南欧・イタリアの株価は大幅続落、
新興国も大統領選直後のブラジル以外は、長期金利上昇(債券安)、
新興国通貨安、新興国株安というトリプル安基調に変わりないです。
中国についても昨日の上海株安(商い増)人民元安に対して、
本日の上海株は小幅反発で終えているものの商いは減少しており、
人民元安は継続中なので、危うい動きは継続中でおます。
そして三連休明けとなった本日の我が国ですが、
先週のようなあからさまなカーフブランディングな動きは無かったものの、
寄付きからGDで始まり、軟調なままもみ合いに終始し、
もみ合いながらも下落局面では商いが膨らむ展開だったので、
(最後だけはやや商いを伴ったプチ反発もありましたけどね)
ゴリラ商いによるセリクラ感もなく、
シンプルに高水準な商いを伴った株安(円高も)が継続していた動きです。
とりあえず2月の様な冷温相場(リスクオフ)となるのか、
現在の温度上昇が維持されたままのダチョウ倶楽部相場が続くのか、
どっちになるのかはわかりませんが、現状はダチョウ倶楽部相場と共に、
商いを伴った株安が続いているのは事実なので、
主役である米金利とドルの動向も重要ですが(11-12日の米債入札も)、
シンプルにセリクラ(コツン)と言えるゴリラ商いでの株安となるか、
商いの伴った株高が継続するまでは(空売り比率の減少も)、
慎重に構えておくべきでしょう。
個人的には2月の様な冷温相場となるにしても、適温相場となるにしても、
物価に影響する原油が崩れることが鍵となりそうですけどね。
物価と言う意味では11日の米消費者物価も注目であり、
それも含めて昨日も書いた通り、今週のイベント目線で見れば、
11-12日が目先のヤマ場となりそうです。
新興市場については、海の向こうや国内主力大型株よりも、
先んじて商いを伴った崩れとなっていただけでなく、
本日は商いが減少したものの反発ではなく続落しているので、
以上の様な小難しい背景も重要なのですが、
シンプルにセリクラ(コツン)と言えるゴリラ商いでの株安となるか、
商いの伴った株高が「継続」するまでは、慎重に構えておきましょう。
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