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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ひとまず11-12日までは
おはようございます。

週末時点の状況としては、詳細は土曜日の記事に書いたので割愛しますが、
米金利上昇・ドル高基調(週末はドル安)という温度上昇に対し、
先進国の株式市場、商品(原油以外)、新興国が悲鳴を上げております。

ただし2月のように米金利上昇・ドル高に悲鳴を上げた途端、
米金利低下(米債券買い)ドル安(円最強高)に転じ、
商いの伴った米・先進国・新興国株安、
という債券買い・株売り主導のフルゴリラリスクオフには至ってないので、
この状況を正当化するのであれば・・・

週末に発表された雇用統計を始め足元の米経済指標は堅調、
原油も高止まりしているので、インフレ期待の高まりと共に
米金利が上昇&イールドカーブ拡大、ドル高となるのは、
素直(真っ当)な反応とも言える一方、
金利上昇と原油高は景気の重石となり、
ドル高は米景気の重石と中国・新興国の資金流出を招き、
特に足元では米金利が急速に上昇しているので、
いくら足元の景気と企業業績が堅調でインフレ期待があろうとも、
さすがに景気と株価にも急ブレーキが掛かって先行き懸念が高まり、
米株を始め株式市場だけが売られるのも素直な反応なので、
週末時点での動きも正当化できなくもないのですが・・・

週末に発表された米貿易収支では、
対中貿易赤字の増加を始め全体としても貿易赤字がほとんど減っておらず、
中間選挙を前に成果が上がってないことに焦ったのか、
チームトランプマンから対中を始め貿易戦争を蒸し返す動きもあり、
中国側も今週末に発表予定の米財務省為替報告書も含め、
挑発するかのように預金準備率引き下げを発表しているので、
それをきっかけに週明けの中国市場が爆上げになったとしても、
トランプマンが対中関税の第三弾を示唆したり、
再び米金利上昇とドル高はけしからんと言ったりして、
貿易戦争が激化することになると、更なる先行き懸念に繋がると共に、
市場の動きも2月の様なフルゴリラリスクオフとなってもおかしくないです。

他にもインフレ期待の強まりを覆すような物価関連の材料が出たり、
物価に影響する原油が崩れたり、
(11日には米消費者物価やOPEC月報、12日はIEA月報も)
伊の財政騒動や英のブレグジット騒動が激化するようだと、
フルゴリラリスクオフのきっかけ(要因)となります。

そして今週はこれらのきっかけ(要因)に関わるイベントとしても、
週を通しては、ポジティブ要因な日米中の財政政策動向もありますが、
米国の貿易戦争蒸し返し動向とそれに対する各国の反撃動向、
米金利上昇ドル高牽制動向、連日のFOMCメンバーの講演、欧州政治動向
といったものは週を通して要注意でおます(国内小売企業決算も?)。

今週の日別のイベントとしては、
週明けの8日は、対中関税蒸し返し&預金準備率引き下げ&国慶節明け、
中国財新サービス業PMIと外貨準備高を受けた中国市場の動き、
コロンブスデーで債券と為替市場が休みとなる中での米国市場の動き、
新月の9日はEUと中国のWTO改革協議、グーグルイベント、
10日は政府税調、安川電機と竹内製作所決算、米3年&10年債入札、
11日はユニクロと7&I決算、OPEC月報と米週間原油在庫、
米消費者物価、ウォルグリーン決算、米30年債入札、
テスラとSECの米連邦地裁への説明期限、
12日はSQ、中国貿易収支、IEA石油市場月報、
G20財務相・中央銀行総裁会議2日目(11-12日)
IMF・世銀年次総会(12-14日)
トルコで軟禁されている米国人牧師の審理、
米金融機関決算(米決算シーズン開幕)、米財務省半期為替報告書
14日はドイツ・バイエルン州議会選挙
英国の新しいブレグジット提案の提出期限といったところです。

ちなみに足元の投機筋のポジションを見ると、
米債券ショートは過去最高水準、ドルロングは今年最高水準、
ポンドショートは高水準、ユーロはどっちつかず、
円ショートは2月以来の高水準(今年最高水準近辺)
金は売り越し、原油ロングは今年最低水準ながら高水準なので、
海の向こうは原油以外は巻き戻しのリスクオフとなる余地が高いです。
我が国も円売りポジの急速な積み上がりに加え、
裁定買い残は約2.5兆円と過熱圏ではないものの、
9月安値からの外国人による先物のゴリラ買い越し(約1.6兆円)と共に、
急速に積み上がっており、今週末にはSQを控え、
その前日には指数寄与度の高いユニクロの決算も控えるSQLOなので、
海の向こうも含め我が国も巻き戻しのリスクオフの余地が高い需給環境です

以上の通り、市場の動きや需給環境、小難しい背景や環境からも、
週末時点での動きは一時的なもので終わり、
三連休明けから単なる押し目だったというポジティブシナリオとなるよりも、
2月のようなフルゴリラリスクオフの本番はこれからやで、
というネガティブシナリオの可能性が高く、もしリスクオフにならずとも、
週末の動き(米金利上昇・維持、株安)は、少なくとも原油、物価、
金融政策、米財務省為替報告書、日米注目企業決算、国内需給等、
これらに関わるイベントが集中する11-12日までは継続しそうです。

現時点では、中間選挙まではシャレにならんリスクオフが長引く可能性は、
かなり低いと見てますけど、とにかく三連休明けを含め11日までは、
慎重に構えておくべきであり、シンプルに市場の動きで判断するならば、
商いの伴った株高が「継続」するまではおとなしくしておきましょう。
(意外と原油の動きが鍵を握りそうな感じがしなくもないですけどね)

新興市場については、海の向こうや国内主力大型株よりも、
先んじて商いを伴った崩れとなっていたので、
以上の様な小難しい背景も重要なのですが、
これまたシンプルに商いの伴った株高が「継続」するまでは、
政策・テーマ株等の資金が集中している銘柄以外は、
新興市場の全体感として、慎重に構えておきましょう。

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