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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
動きはリスクオフながら背景は・・・
こんばんはです。

昨夜はさえないパウエルおじさんとゆかいな仲間たち会合(FOMC)、
アベトラ会談、米予算の下院採決等、盛り沢山でしたが、
それぞれの結果はともかく市場の反応(動き)を見ると、
欧州市場は長期金利低下、英欧株はマチマチ(商いやや増)
とハッキリしない動きで終え、新興国も落ち着いていたものの、
主役の米国市場は米長短金利低下、ドル高、商いをやや伴う米株安、
VIX上昇という最近ありがちなドル高版リスクオフの動きでおました。
(金反落、原油は反落、銅は横ばい)

そしてドル高となっても米株が下げると円高となるので、
昨夜の日経平均先物は軟調に推移しましたが、
本日の前場は寄り底のような切り返しを見せ、9連騰かと思いきや、
後場からは前場よりも商いを伴って売られる安値引けとなったので、
我が国もいわゆる円高・株安というリスクオフの動きとなっております。
(中国は長期金利低下、人民元横ばい、上海株反落(商い高水準継続))

以上の通り、昨夜から世界的な債券買い(金利低下)株売り、
というベタなリスクオフと言ってしまえばそれまでですが、
最近はリスクオフでの米債券買いとなっても、
程よい米債券買い(金利低下)ドル安ならば、
適温相場だイエーイ!となるせいか、
リスクオフの際は米債券買いにも関わらずドル高となりますので、
ドル高版リスクオフと言った方が妥当でおます(円は米株次第)。

ただしあくまで昨夜から本日にかけてだけのリスクオフな動きですから、
今夜(明日)以降も継続するのかどうか見極めないことには、
単なる一服なのか、リスクオフ入りなのかは判断できないところです。

そしてこれら市場の動きだけではなく、
裏付け?後付け?となる盛り沢山だったイベントの結果を見ると、
FOMCは予定通りの利上げに踏み切ったものの、
利上げが気に入らないトランプマンに忖度したのか(昨夜も言及)、
FOMCメンバーの政策金利見通しが鈍化しており、
先行き過ぎてアテにはならないものの2020年には打ち止め、
もしくは利下げと言わんばかりとなっているので、
次回FOMCまでは、米金利低下?維持?圧力にはなりそうです。

好意的に解釈すれば、金利を程よい湯加減の適温で維持するとも言えますし
悲観的に解釈すれば、素直にリスクオフ(債券買い)圧力とも言えますが、
恐らく中間選挙までは、米中貿易戦争が激化したり、
他のリスクが爆発でもしない限り、前者の好意的解釈が続くとは思うので、
昨夜からのリスクオフの動きは一時的な一服で終わりそうですが・・・

ちなみに他のリスクである30日が期限の米予算案は、
昨夜に下院で可決され、トランプマンも署名して成立するようなので、
政府閉鎖とか財政懸念による米債券売り(金利上昇)は回避されます。
さらに所得減税恒久化法案の採決は明日の28日、
他の2法案も今夜か明日には採決予定なので、
予算案と共にこれらの米税制改革第2弾が可決・成立すると、
貿易戦争の悪影響(リスク)をさらに和らげることになり、
そういう意味でも昨夜からのリスクオフの動きは、
一時的な一服に留めるサポートとなりそうです。
あわよくば税制改革第2弾成立と共にリスクオンとなる可能性も・・・

おっと、我が国にとって肝心の日米通商協議に関わる日米首脳会談は、
双方が譲歩する結果とはならず、TPPは?というツッコミもありますが、
今後も2国間協議を続け、協議中は自動車関税も発動しないとのことであり
当面は日米間の貿易戦争激化(更なる関税発動)は回避されたと言えるので
安倍ちゃんマンの国土強靭化策を含めた財政政策期待も含めると、
(来週は内閣改造・党役員人事もあります)
我が国のリスクオフの動きも一時的な一服で終わりそうではあります。

以上の通り、市場の動きとしては、
昨夜から世界的なリスクオフの動きとなっておりますが、
米国が仕掛ける貿易戦争の影響(米税制改革第2弾の効果も含む)、
米金融政策の影響、米予算動向という小難しい背景は、
米予算以外は収束したと言えないものの落ち着いているので、
これらが再び激化したり、ブレグジット等の欧州政治ネタ、
今夜に公聴会もある米最高裁判事の公聴会、
トランプマンに反逆した米司法副長官騒動、
といったトランプスキャンダルあたりのリスクが爆発しない限り、
単なる押し目となる一服で終えそうではあります。

ただし一服がいつまで続くのかと言えばわかりまへんので、
シンプルに商いの伴った反発となるまでは、
一服局面が続いていると見ておけばいいのですが、
残念ながら先に述べた背景の好環境も関係なく、
昨夜からの「商いを伴う」リスクオフの動きが継続するのであれば、
一旦は撤退することも視野に入れておきましょう。
(撤退の下値メドについては、いつも書いている通りです)

ちなみに需給面では、足元で巻き戻し余地がやや大きくなっておりますが、
過熱感とまでは言えないので、深押しの一服になったとしても、
せいぜい5・6・7月くらいの一服で終わりそうなので、
日経は23000円、TOPIXは5月からの上値切り下げライン、
これら大気圏を割ることはなさそうですけどね。

新興市場については、本日は小幅ながらも商いを伴った反落となったので、
明日も商い伴った続落となれば、警戒モードで構えた方がいいですが
薄商いでの続落だったり、商いの伴った反発となれば、
上昇時には商いが膨らみ、下落時には商いが減少、
という上げゴリモード(資金流入)が続いていると見ておきましょう、
来週は新興市場とも連動性というか属性が近い中国市場が休場、
という鬼の居ぬ間ではありますので、一層の資金流入も期待できます。

ただし先にも述べた通り、海の向こうと国内主力大型株は、
昨夜からリスクオフの動きとなっているので、
単なる一服で終わらず、商いの伴ったリスクオフが継続すれば、
業績の裏付けが乏しい新興市場は真っ先にリスク資産売りの対象として、
過度に売られれるのも相場の常なので、
海の向こうや主力大型株の動きは横睨みしておきましょう。

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