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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ザワつく今週
こんにちはです。

先週末の状況は一昨日の記事に書いた通りなので詳細は割愛しますが、
足元の基調としては、先進国・新興国共に債券安(金利上昇)、
ドル安ながら円最弱安、人民元下げ止まり、一部の国を除く新興国通貨高、
先進国株高、中国株反発基調、一部の国を除く新興国株高、原油高、
銅を始め資源高、金は低迷したまま、
というドル安版リスクオン基調は崩れておりませんが、
先週末の債券と為替はリスクオフな動きの債券高・ドル高で終えており、
株式市場は米英欧株がMSQでのゴリラ商いという特殊な事情はあれど、
ダウ以外の米株はやや一服感のある動きで終えているので(英欧は堅調)、
為替と債券も含めると、ややリスクオフの兆しが垣間見えた週末です。

我が国はMSQでもないのにゴリラ商いでの株高となり(先物も堅調)、
足元では急ピッチな上昇と共にテクニカル的な過熱感もあるだけに、
バイクラ感も漂うような週末でおました(長期金利も16年以来の水準)。

以上の通り、基調としてはドル安版リスクオンの動きは崩れてないものの、
週末の動きだけを見ると、海の向こうはややリスクオフの兆しが垣間見え、
足元の投機筋を含む需給面で見ても、
特に米債券を始めリスクオフとなる余地がやや大きい状況であり、
我が国は需給面での過熱感はないことに加え、
月末・期末・上期末での配当取り、配当再投資、お化粧需要もありますが、
先にも述べた通り、テクニカルや商いという面では過熱感があり、
バイクラ感が漂う動きでの週末を終えております。

そんな中、今週は以下の通り、
市場の主役ネタである貿易戦争と米金融政策、
さらに米予算動向(税制改革を含む)、トランプスキャンダル、
欧州政治ネタ等、これらに関わるイベントがテンコ盛りの一週間でおます。

 23日 安倍首相とトランプ大統領の夕食会

 24日 日米貿易協議、米中双方の関税第三弾発動、
    英政府閣僚会議、ドラギECB総裁議会証言、
    国連ハイレベルウィーク開幕
    トランプ陣営元選対本部長マナフォートの裁判
    米連邦最高裁判事候補の議会証言(26日か27日に延期とも)
    米S&P500のセクター分類変更の適用開始

 25日 満月、権利付最終売買日、黒ちゃん講演・会見
    日米欧通商閣僚会合、
    国連総会一般討論演説開幕(安倍首相、トランプ大統領演説)

 26日 日米首脳会談、米IT・ハイテク大手6社の米上院公聴会
    FOMC(パウエルFBR議長会見)

 27日 米中閣僚級通商協議(27-28日)※中止報道
    黒ちゃん挨拶、ドラギECB総裁講演、パウエルFRB議長講演

 28日 安倍首相帰国(内閣改造・党役員人事着手)

 30日 米現行予算の期限

以上の通り、我が国と中国が休場である本日からテンコ盛りなので、
これらのネタでザワつくのは明日以降にして頂きたいところですが、
三連休中に報道ベースながら27日からの米中通商協議が延期と報じられ、
真実であるならば、対中関税第4弾の発動観測が高まる可能性もあるので、
第3弾までは米中双方の減税を含む財政政策で悪影響を相殺できたしても、
第4弾となると相殺できるのかは未知数なだけに気掛かりでおます。

しかも9月末(今週末)には米現行予算の期限を迎え、
今週は米税制改革第二弾も含む下院での協議・採決を控え(上院は可決済)
もし否決されると、恒例行事の政府閉鎖はいいとしても、
貿易戦争の悪影響を相殺できないと解釈される可能性があり、
いくら中国側に財政政策期待があったとしても(日本も政策期待はある)、
米国がコケると世界的な貿易戦争リスクが高まってもおかしくないです。

さらに本日は日米通商協議、25日は日米欧通商閣僚協議、
26日は日米首脳会談を控えており、日欧間は良好に終わったとしても、
日米間と米欧間の協議がこじれることになると、
下手をすれば世界的な貿易戦争の再燃に発展する可能性もありますし、
日欧にだけ打撃となる可能性があるので、
日本については、安倍ちゃんマンの国土強靭化政策だけでなく、
そろそろ法人税減税や消費税増税撤回等の減税も視野に入れないと、
貿易戦争の影響を相殺できない可能性があります。

そしてこういった景気の先行きに影響する貿易戦争の再燃リスクが燻る中、
そもそもの病である金融引締めアレルギーの症状を左右し、
先頭に立って金融引締めを主導するFRBが、
25-26日にFOMCを開催するので、
もし貿易戦争リスクが激化した状態の中で、予定通りの利上げはともかく、
先行きも過度に強気な金融引締め姿勢を示すと火に油となる可能性もあり、
かといって弱気すぎると貿易戦争の影響を含め実体経済が弱いのか?
というネガティブ連想ゲームが拡大する可能性もあり、
そもそも現在の市場の動き自体が米金利上昇(低下)ドル安(ドル高)
というチグハグな動きでのリスクオン(オフ)となっているだけに、
難しい舵取りを迫られるFOMCではあります。
一応、FOMCの翌日にもパウエルおじさんの講演はあるので、
いざとなれば火消し出来る機会があるとも言えますけど・・・

今週は他にもトランプマンのスキャンダルに関わる裁判や議会証言、
ブレグジットを巡る英国内と欧州での動き、
各国首脳が集まって演説や会談をする国連総会のハイレベルウィークなので、
市場が動くきっかけとなるイベントには事欠かない状況です。

ということなので、以上に書いた盛り沢山のイベントをきっかけに、
単なる一服で終わればいいのですが、悪い方向へと転ぶことで、
週末に垣間見えた海の向こうのリスクオフの動き、我が国のバイクラ感が、
リスクオフ加速となる可能性も十分に有り得ますので、そうなった場合、
日本株としてはシンプルに商いの伴った下落が「継続」するか、
もしくは日経の23000円割れ、
TOPIXの5月からの上値切り下げトレンドライン(200日線)割れ、
という日本株の大気圏を再び割るようだと、
残念ながら一旦は撤退するという見方でもいいでしょう。
(急ピッチで上げたので撤退判断の下値メドは大気圏割れでなくとも、
 各自の判断で決めてもらってもいいですけどね)
ただし今週は貿易戦争関連イベントが多い上に、
そもそも出遅れているのはTOPIXですから、日経の右往左往よりも、
TOPIXの動きを重視して判断した方がいいでしょう。

ちなみに私としては、大気圏割れのリスクオフになるのかどうかは、
貿易戦争動向やFOMC等、これらのイベント次第としか言えませんが、
少なくとも今週は一服も止む無しと見ております。
そしてリスクオフとならずに一服程度で終われば、
ひとまず中間選挙に向けて、現在のドル安(円最弱安)版リスクオン、
あわよくば米金利上昇、ドル高のフルゴリラリスクオンと見ております。

新興市場については、先週末も商いを伴った上昇で終えており、
足元でも上昇時には商いが膨らみ、下落時には商いが減少、
という上げゴリモード(資金流入)が続いているので、
シンプルに商いの伴った下落が継続するまでは、
商いを減少させての下落(一服)は気にせず、
新興市場への資金流入が継続していると判断して乗ればいいでしょう。

ただし先に述べた通り、今週の海の向こうと国内主力大型株は、
貿易戦争やFOMC、政治等のイベントが盛り沢山であり、
それらをきっかけに海の向こうと国内主力大型株が、
単なる一服程度の動きならば気にする必要もないですが、
商い伴ったリスクオフとなれば、業績の裏付けが乏しい新興市場は、
真っ先にリスク資産売りの対象として過度に売られれるのも相場の常なので、
今週は貿易戦争、FOMC等の小難しい背景動向、
海の向こうや主力大型株の動きには御注意ください。

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