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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
適温相場を超えたリスクオフ風味も漂う週末
こんばんはです。

昨夜の海の向こうは、これまでの米金利上昇・ドル高アレルギーではなく、
かといってほどほどの米金利低下・ドル安という適温相場でもなく、
それを超えたゴリゴリの米金利低下(債券買い)ドル安(円最強高)、
商いを伴う株売り、油安というリスクオフへと突入しそうな動きでしたが、
(新興国は一部の国で反発が見られた程度)
本日の我が国は、株安(6連敗)で終えたものの後場から切り返し、
日経、TOPIX、新興市場共にほぼ高値引けしており、
日経よりもTOPIXが踏ん張る健全な動きではあったので、
押し目コツン風味ではありましたが・・・、
いかんせん海の向こうとは違い、我が国は薄商いが続いており(中国も)、
せいぜい週末の買い戻しに過ぎないと言わざるを得ず、
週明けに継続したとしても、乗り遅れたと焦る必要もないでしょう。

とにかくただでさえ2000億ドル規模の対中関税爆弾が燻っており、
カナダとのNAFTA再交渉も決着しておらず、
米・欧と米・新興国の通商協議もこじれたままのところに、
いつものトランプディールだったとしても、
トランプマンの発言をきっかけに、
日米間でも通商協議がこじれるとの懸念が高まったので、
景気の先行きに直接的な影響を与える世界的な貿易戦争リスクは、
残念ながら燻ったままであり、関税発動懸念も高まっております。

当然ながら米国が発動すれば、これらの国々も同規模の報復措置に動くので、
「足元」の景気や企業業績が堅調であっても(割安であっても)、
肝心の「先行き」に影響する貿易戦争が収まらないことには、
とてもやないけど出尽くしとか織り込み済みになるとは思えないです。

もしくは貿易戦争の影響を相殺できる規模の減税等の財政政策を打ち出すか、
マクロ環境、企業業績、市場にとって負荷となっている金融引締め姿勢を
緩めるなりしないと、出尽くしとか織り込み済みになるとは思えず・・・

市場としてもいくら「足元」の需給環境が良好とは言えど、
3月以降の薄商いで築かれたに過ぎない需給環境ですから、
ニューマネーを含めた分母がデカくなれば(商いが膨らめば)、
足元の需給環境は呑み込まれますからね・・・

ただし・・・なにやら来週には米税制改革第二弾を議会に提出し、
10月1日までの採決を目指すようですから、
見方によっては、だからこそ貿易戦争の強硬姿勢が続くとも言えますが、
少なくとも米国にとっては、貿易戦争の影響が軽減・相殺されれば、
米国が牽引するという展開も期待はできます。
そもそも関税措置自体が、パワハラ・アメリカンファーストですしね。

そして我が国も総裁選に向けて安倍ちゃんマンが、
天災オンパレードの復興予算も含めた新たな財政政策を打ち出せば、
貿易戦争の影響を軽減することにはなりますけど・・・
いっそのこと消費税を撤回してくれればいいのですが、
何やらキャピタルゲイン課税とかを言い出したりもしているので、
相変わらず減税に向かう世界とは逆に、
隙あらば増税しようという姿勢も窺えます・・・
そもそも世界がインフレを警戒している中で、
我が国だけはデフレという奇病を患ったままの特殊な国なのですから、
せめて減税だけでも世界に倣ってやってみようとは思わないのか・・・

しかもゴリゴリの金融緩和をやろうともデフレが続いているので、
個人的にはデフレ脱却の為には、金融緩和や所得増よりも、
手っ取り早いのは減税と財政出動じゃないのかと思うばかりです。

あくまで私は安倍ちゃんマンを応援していることに変わりはないですが、
デフレ脱却の方法論は賢い人達に任せるとしても、
消費税を含む増税だけは正気の沙汰とは思えないということです。

やや話が逸れてしまい、安倍ちゃん批判風になってしまいましたが、
とにかく先にも述べた通り、「足元」の景気や企業業績が堅調であっても、
貿易戦争が燻ったままでは肝心の「先行き」懸念が払拭されず、
米金融引締め(日欧も)による米金利上昇・ドル高、
もしくはいずれかとなれば、景気や業績への負荷となることで、
市場(株式市場)にとっても重石となる構図が続くだけなので、
貿易戦争が収束、収束観測が高まることが最も好ましいのですが・・・
そうでなくとも貿易戦争の影響を相殺できる減税等の財政政策を打ち出すか、
金融引締め姿勢を緩めるなりしないと、現在の構図は変わらないので、
せめて市場だけはほどほどの適温相場にならないとね・・・

ただし貿易戦争等がこじれにこじれると、
昨夜からの流れが加速するように適温相場を超え、
2月の様な単なるリスクオフとなりますので、
貿易戦争はほどほどにしてい頂きたいものです。

しかも・・・昨日にも書きましたが、我が国は天災に見舞われているので、
トランプマンは我が国への関税爆弾を控えるとの密かな期待もありましたが
残念ながら現時点では無慈悲な関税爆弾を落とすぞと脅しており、
スルガ銀とTATERUの日本版サブプライムな騒ぎも起きているので、
海の向こうどころではない危うい国内環境でもあるだけに、
せめて海の向こうくらいは落ち着いて欲しいものです。

そういえばオバマンは日本にとってよろしくない大統領でしたが、
震災の際にはトモダチ作戦で支援してくれことは心に残っているので、
安倍ちゃんマンと同様、トランプマンも応援しているとは言え、
このタイミングでのパワハラ関税発言には、少々ガッカリもしております。

ということで、小難しい背景としては以上の通り、何ら変わりはなく、
市場の動きとしても、切り返し風な動きは垣間見えるものの、
アテにならん買戻しの風味が強く、
むしろリスクオフ風味の方が強いままで週末を終えているので、
貿易戦争動向、雇用統計等、今夜の動きを見極めた上で、
改めて来週の見通しについては週末に書きます。

良い週末をお過ごしください。

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