こんばんはです。
本日から実質的な9月相場入りとなったので、
夏休み・夏枯れも終わり、昨日に続き商いも徐々に膨らむかと思いきや、
本日の売買代金は再び2兆円割れのヘッピリ腰・・・
日経屁均は23000円で跳ね返されたものの足元では7連騰、
TOPIXは200日線すら超えてない出遅れ感はあれど、
足元では小幅安を挟んだだけの6勝1敗で上昇しており、
昨日と本日は日経平均よりも上げ幅は大きく、
異常なNT倍率も徐々に縮小しているのですが・・・
さらに裁定買い残は16年11月からのトランプラリーが始まって以降、
ボトム圏と言える1.5兆円割れ(1.49兆円、4月初以来の水準)、
信用買い残も決して少ないとは言えないものの3兆円割れ、
という需給面での過熱感は見当たらないので、
先週までゴリ売りだった外国人が先物主導の買戻しだけでなく、
現物を本気で買ってくれれば、上値は軽いとも言える国内の需給環境です。
価格帯別売買高から見ても、日経平均は23000円から上、
TOPIXは200日線ー6月高値より上は真空地帯でもあります。
そして先行き懸念に直結する貿易戦争が完全に収束しないまま、
PER、EPS等が割安だと言うのもどうかとは思いますけど、
貿易戦争収束「期待」と言うのであれば、先行き懸念も和らぐことになり、
バリュー面からも現物を買ってもいい水準だとは思うのですが・・・
残念ながら急ピッチで23000円が迫るところまで戻した割には、
焦って現物を買っているほどの商いではなく、
TOPIXが多少なりとも堅調という程度しか見られまへん・・・
結局のところ日本株は日経平均が23000円超えで定着してから、
もしくはTOPIXが200日線超えで定着するまでは、
焦る必要もないと思っているのか・・・
それとも20日の自民党総裁選もしくは11月の中間選挙を終えないと、
外国人が大好物の政治面での安心感に欠けると思っているのか・・・
そうではなく貿易戦争が収束しない限り「先行き」懸念が払拭されず、
米国を始め先進国の金融引締めには耐えられないという警戒感なのか・・
そういう意味では貿易戦争を仕掛けた主役であり、
金融引締めの先頭を走る米国は、昨夜も米株は続伸、
SP500とナスは最高値を更新したにも関わらず、
前日から一転して薄商いに戻っていることからも(英欧株も)、
米国にもこれといった過熱感はなく、焦りや安心感もないので、
日本国内の需給やバリュー等の国内事情よりも、
貿易戦争による先行き懸念とか金融引締めの影響への警戒感が、
世界的な薄商いを招いている原因なのかな・・・という程度です。
とにかく単に夏休みによる薄商いであればいいのですが、
足元で世界的な株高が続いているにも関わらず、
世界的に過熱感があるわけでもなく、焦りや安心感も見られず、
警戒感が窺える程度という煮え切らない動きなので、
商いを伴ってどっちに動くのか見極めないことには、
「株式」市場の意図(方向感)がわからない状況です。
ただし債券市場と為替市場を見ると、主役である米債券と基軸通貨ドルは、
金融引締め姿勢を反映する米債券安(米金利上昇)ドル高基調ではなく、
米債券高(米金利低下)ドル安基調ですから、
過度に進んで債券買い(ドル安)株売りとなれば単なるリスクオフですが、
現在の水準近辺で推移するならば、いわゆる適温相場となり、
企業業績も含む米景気や日欧にとっても、
資金流出に見舞われていた中国・新興国とっても、
さらに原油等の商品にとってもええ湯加減ですから、
貿易戦争での先行き懸念による警戒感よりも適温相場色が強いと言えます。
足元の投機筋の需給環境からも、米債券ショートは過去最高、
ドルロングも今年最高まで積み上がっていたので、
適温相場となる余地が大きいと言えます。
(悪く解釈すればリスクオフとなる余地が大きいとも言えますけどねw)
なにやら昨夜からパスタの国のポピュリズム与党が、
化けの皮が剝がれるというか本領発揮しているのか、
EU離脱とか、ECBへのケチを付けており、
パスタの国の債券安(金利上昇)株安からユーロ安となっていることで
ドル高となっており(米長短金利も上昇)、
それがトルコ等の新興国通貨安も招いているので、
先日のトルコ騒動の欧州波及懸念によるユーロ安とは逆の動きではあります。
以上の通りなので、パスタやケバブの国を始め新興国も心配ですが、
結局のところ・・・「先行き」懸念に繋がる貿易戦争が収束しないまま、
米金利上昇・ドル高(米金融引締め姿勢)となれば、
どこで何かしらの騒ぎが起きてもおかしく、
騒ぎに火に油を注いでしまう状況だということであり、
程よい米金利低下・ドル安(米金融引締め姿勢鈍化)の適温相場ならば、
騒ぎを拡大させないのはもちろんのこと、
先進国の株式市場と実体経済、新興国にもええ湯加減ということなので、
貿易戦争が激化せず、収束「期待」共に適温相場が継続しているならば、
焦りも安心感も過熱感も警戒感もわからない株式市場の薄商いであろうとも
リスクを承知で割り切って乗るのならば、それもアリと言えます。
割り切り目線としては、昨日も書いた通り、
ひとまず20日の自民党総裁選まで(18-19日は黒い銀行会合も)、
もしくは13日のドラギナイト(ECB理事会)→14日のMSQ、
というドラQまでという感じです(13日は英中銀会合もあります)。
当然ながら商いを伴った下落が継続すれば、
さっさとトンズラする機敏な判断も忘れずに。
このような短期過ぎる目線はどうでもよく、
意図の見えない薄商いではアテにならん!という方は、
貿易戦争の収束もしくは収束期待(適温相場も)が高まると共に、
それを裏付けるように商いを伴った株高が継続するまでは、
(せめて昨日よりも上回る商いを伴った上昇の継続)
23000円超え云々にも惑わされず、
屁こいて寝ながら待っておくのも無難な選択肢でおます。
貿易戦争の収束と共に明確な意思を感じる商いを伴った上昇となれば、
中間選挙まで突っ走る可能性は高いですから、
今の薄商いは傍観してても遅くはないでしょう。
新興市場については、一昨日はそれなりに商いを伴っての続伸、
昨日は一昨日をやや上回る商いを伴った反落、
本日は昨日よりも一昨日よりも商いが減少しての反発であり、
心許ない反発と言わざるを得ないので、
シンプルにせめて昨日を上回る商いを伴った上昇が「継続」するまでは、
本格反発とは判断せず慎重に構えておきましょう。
そして連日書いている繰り返しになりますが、
小難しいしい背景も交えると、直近では世界的な金融引締めの流れもあり、
業績の裏付けも乏しい新興市場は、リスク資産売りの最たる市場となり、
リスクオフとなれば過度に売られのも相場の常なので、
先に述べた世界的な適温相場(プチ流動性相場)となり、
海の向こうや国内主力大型株が堅調もしくは落ち着いてさえいれば、
新興市場(リスク資産)にも資金が流入するでしょうから、
資金流入の裏付けとなる商いを見極めてから動きましょう。
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夏休み・夏枯れも終わり、昨日に続き商いも徐々に膨らむかと思いきや、
本日の売買代金は再び2兆円割れのヘッピリ腰・・・
日経屁均は23000円で跳ね返されたものの足元では7連騰、
TOPIXは200日線すら超えてない出遅れ感はあれど、
足元では小幅安を挟んだだけの6勝1敗で上昇しており、
昨日と本日は日経平均よりも上げ幅は大きく、
異常なNT倍率も徐々に縮小しているのですが・・・
さらに裁定買い残は16年11月からのトランプラリーが始まって以降、
ボトム圏と言える1.5兆円割れ(1.49兆円、4月初以来の水準)、
信用買い残も決して少ないとは言えないものの3兆円割れ、
という需給面での過熱感は見当たらないので、
先週までゴリ売りだった外国人が先物主導の買戻しだけでなく、
現物を本気で買ってくれれば、上値は軽いとも言える国内の需給環境です。
価格帯別売買高から見ても、日経平均は23000円から上、
TOPIXは200日線ー6月高値より上は真空地帯でもあります。
そして先行き懸念に直結する貿易戦争が完全に収束しないまま、
PER、EPS等が割安だと言うのもどうかとは思いますけど、
貿易戦争収束「期待」と言うのであれば、先行き懸念も和らぐことになり、
バリュー面からも現物を買ってもいい水準だとは思うのですが・・・
残念ながら急ピッチで23000円が迫るところまで戻した割には、
焦って現物を買っているほどの商いではなく、
TOPIXが多少なりとも堅調という程度しか見られまへん・・・
結局のところ日本株は日経平均が23000円超えで定着してから、
もしくはTOPIXが200日線超えで定着するまでは、
焦る必要もないと思っているのか・・・
それとも20日の自民党総裁選もしくは11月の中間選挙を終えないと、
外国人が大好物の政治面での安心感に欠けると思っているのか・・・
そうではなく貿易戦争が収束しない限り「先行き」懸念が払拭されず、
米国を始め先進国の金融引締めには耐えられないという警戒感なのか・・
そういう意味では貿易戦争を仕掛けた主役であり、
金融引締めの先頭を走る米国は、昨夜も米株は続伸、
SP500とナスは最高値を更新したにも関わらず、
前日から一転して薄商いに戻っていることからも(英欧株も)、
米国にもこれといった過熱感はなく、焦りや安心感もないので、
日本国内の需給やバリュー等の国内事情よりも、
貿易戦争による先行き懸念とか金融引締めの影響への警戒感が、
世界的な薄商いを招いている原因なのかな・・・という程度です。
とにかく単に夏休みによる薄商いであればいいのですが、
足元で世界的な株高が続いているにも関わらず、
世界的に過熱感があるわけでもなく、焦りや安心感も見られず、
警戒感が窺える程度という煮え切らない動きなので、
商いを伴ってどっちに動くのか見極めないことには、
「株式」市場の意図(方向感)がわからない状況です。
ただし債券市場と為替市場を見ると、主役である米債券と基軸通貨ドルは、
金融引締め姿勢を反映する米債券安(米金利上昇)ドル高基調ではなく、
米債券高(米金利低下)ドル安基調ですから、
過度に進んで債券買い(ドル安)株売りとなれば単なるリスクオフですが、
現在の水準近辺で推移するならば、いわゆる適温相場となり、
企業業績も含む米景気や日欧にとっても、
資金流出に見舞われていた中国・新興国とっても、
さらに原油等の商品にとってもええ湯加減ですから、
貿易戦争での先行き懸念による警戒感よりも適温相場色が強いと言えます。
足元の投機筋の需給環境からも、米債券ショートは過去最高、
ドルロングも今年最高まで積み上がっていたので、
適温相場となる余地が大きいと言えます。
(悪く解釈すればリスクオフとなる余地が大きいとも言えますけどねw)
なにやら昨夜からパスタの国のポピュリズム与党が、
化けの皮が剝がれるというか本領発揮しているのか、
EU離脱とか、ECBへのケチを付けており、
パスタの国の債券安(金利上昇)株安からユーロ安となっていることで
ドル高となっており(米長短金利も上昇)、
それがトルコ等の新興国通貨安も招いているので、
先日のトルコ騒動の欧州波及懸念によるユーロ安とは逆の動きではあります。
以上の通りなので、パスタやケバブの国を始め新興国も心配ですが、
結局のところ・・・「先行き」懸念に繋がる貿易戦争が収束しないまま、
米金利上昇・ドル高(米金融引締め姿勢)となれば、
どこで何かしらの騒ぎが起きてもおかしく、
騒ぎに火に油を注いでしまう状況だということであり、
程よい米金利低下・ドル安(米金融引締め姿勢鈍化)の適温相場ならば、
騒ぎを拡大させないのはもちろんのこと、
先進国の株式市場と実体経済、新興国にもええ湯加減ということなので、
貿易戦争が激化せず、収束「期待」共に適温相場が継続しているならば、
焦りも安心感も過熱感も警戒感もわからない株式市場の薄商いであろうとも
リスクを承知で割り切って乗るのならば、それもアリと言えます。
割り切り目線としては、昨日も書いた通り、
ひとまず20日の自民党総裁選まで(18-19日は黒い銀行会合も)、
もしくは13日のドラギナイト(ECB理事会)→14日のMSQ、
というドラQまでという感じです(13日は英中銀会合もあります)。
当然ながら商いを伴った下落が継続すれば、
さっさとトンズラする機敏な判断も忘れずに。
このような短期過ぎる目線はどうでもよく、
意図の見えない薄商いではアテにならん!という方は、
貿易戦争の収束もしくは収束期待(適温相場も)が高まると共に、
それを裏付けるように商いを伴った株高が継続するまでは、
(せめて昨日よりも上回る商いを伴った上昇の継続)
23000円超え云々にも惑わされず、
屁こいて寝ながら待っておくのも無難な選択肢でおます。
貿易戦争の収束と共に明確な意思を感じる商いを伴った上昇となれば、
中間選挙まで突っ走る可能性は高いですから、
今の薄商いは傍観してても遅くはないでしょう。
新興市場については、一昨日はそれなりに商いを伴っての続伸、
昨日は一昨日をやや上回る商いを伴った反落、
本日は昨日よりも一昨日よりも商いが減少しての反発であり、
心許ない反発と言わざるを得ないので、
シンプルにせめて昨日を上回る商いを伴った上昇が「継続」するまでは、
本格反発とは判断せず慎重に構えておきましょう。
そして連日書いている繰り返しになりますが、
小難しいしい背景も交えると、直近では世界的な金融引締めの流れもあり、
業績の裏付けも乏しい新興市場は、リスク資産売りの最たる市場となり、
リスクオフとなれば過度に売られのも相場の常なので、
先に述べた世界的な適温相場(プチ流動性相場)となり、
海の向こうや国内主力大型株が堅調もしくは落ち着いてさえいれば、
新興市場(リスク資産)にも資金が流入するでしょうから、
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