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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
足元と先行きの温度差
こんばんはです。

7日連続2兆円割れという薄商いの中で日経平均は5日続伸、
200日線も上抜き、三角持合いの上限にもタッチしたり、
23000円も視野に入る一方、TOPIXは3日続伸となり、
日経平均よりも上げ幅は大きくなったことでNT倍率が縮小したものの、
まだ異常値に変わりはなく、5日線と25日線を上抜けただけ・・・

足元の7日連続で売買代金2兆円割れを含め、
8月以降は夏枯れ(薄商い)状態だったので、
直近安値となった13日の売買代金は2.5兆円、その前日は2.6兆円
というのがプチセリクラだったという見方も出来なくはないですが、
それにしても足元は薄商い過ぎる上昇なので、
本気で現物やTOPIXを買っている感はなく、
単なる先物主導の買戻しと言わざるを得ないです。

そして実体経済面では、国内外に足元の企業業績は堅調、
マクロ面でも雇用やハードデータ系等の景気の遅行指標は堅調な一方、
肝心の景気の先行指標であるマインド系指標は鈍化傾向、
先行指標であり金利敏感指標でもある住宅指標は鈍化傾向が顕著・・・

それらの要因として、米金融引締めによる米金利上昇・ドル高の影響、
というそもそもの病である金融引締めアレルギーを患っていたところに、
(中国・トルコ等の新興国からの資金流出もアレルギーの一環)
景気の先行き懸念に直結する貿易戦争が始まったことで、
「先行き」への懸念が加速したという構図です。

そんな構図の現状としては、先週末のジャクソンホール会議を経て、
FRBの金融引締め姿勢は鈍化したとの解釈ですが、
貿易戦争については、主役の米中間では収束しておらず、
(今夜まで対中関税の公聴会が開催されてます)
米国と他国についても、メキシコとは収束の兆しがあるものの、
日欧・新興国とはこれといった進展もないままです。

が、しかし・・・市場の反応としては、
債券(金利)と為替市場は「先行きを懸念した懐疑的な動きである一方、
株式市場では相場格言の「懐疑の中に育つ」と言わんばかりなのか、
単に金利低下・ドル安を株式市場にやさしい適温相場と受け止めているのか
米英欧、日本、中国、新興国共に薄商いながらも堅調なのは事実であり、
中間選挙まで上げるとしても、この形(適温相場)が続くでしょうから、
あれこれとケチを付けたりせず、懐疑的な点には目を瞑り、
リスク覚悟でアホになって乗るのが正解なのかもしれませんが・・・

とにかく貿易戦争が収束とは言わないまでも収束期待が高まるか、
貿易戦争の影響を相殺できるような財政政策が出てこない限り、
さすがにアホになるのは危険だと思うばかりです。

こういった小難しい背景を抜きにして市場の動きだけで判断しても、
まずは商いを伴った上昇となることが最も重要ですが、
せめてTOPIXが追い付いて200日線超えが定着するなり、
日経平均は23000円超えが定着するまでは、
乗り遅れたと焦る必要もないとは思うばかりです。

以上の通りなので、先物や短期と言った目先の動きが重要な方は、
先に述べたリスクは覚悟の上で勝負するのは自由ですが、
腰を据えて勝負する方は、現状の薄商いでのヒョロ上がりに対しては、
御縁が無かったと屁をこきながら傍観しておけばいいでしょう。

このまま貿易戦争や先行き懸念に目を瞑る株高ばかりが続くと、
中間選挙までは大丈夫という見方についても危うくなり、
良からぬ事が起きがちな9月相場にならないのかと心配にもなります。

現時点では貿易戦争が収束(期待が高まり)さえすれば、
ひとまず中間選挙まで堅調という見方に変わりはないですが、
とにかく貿易戦争次第でおますということです(笑)

新興市場については、先週末に続き、
本日もそれなりに商いを伴っての続伸となったので、
継続は力なりということで、先に述べた小難しいことをあれこれ考えず、
先週末と本日を上回る商いを伴った下落が継続するまでは、
上目線を維持するというシンプルな見方でもいいでしょう。

小難しい背景も交えると、直近では世界的な金融引締めの流れもあり、
業績の裏付けも乏しい新興市場は、リスク資産売りの最たる市場となり、
リスクオフとなれば過度に売られて来ましたが、
先に述べた通り、世界的に適温相場(プチ流動性相場)となり、
海の向こうや国内主力大型株が堅調もしくは落ち着いている限り、
新興市場(リスク資産)にも資金が流入することになります。
もちろん逆も然りです。

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