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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
今週も本丸次第ですが・・・
おはようございます。

週末のジャクソンホール会合でのパウエルおじさん講演は、
物価はイマイチと言いながら、トランプ親分に反抗するかのように、
利上げ姿勢を維持する曖昧な発言となり、
相変わらず煮え切らないおじさんぶりを発揮してます(笑)

市場の反応としては、米債券市場では曖昧な発言通りの動きとなり、
金融政策の影響が大きい短期債・2年債利回りは上昇する一方、
長期金利は物価がイマイチに反応したかのように低下したことで、
長短金利差は2007年以来の水準に縮小しており、
為替市場は物価がイマイチに反応したかのようにドル安となっているので
短期金利以外はトランプ親分に忖度したような米金利低下、ドル安です。
(英欧長期金利は低下(南欧は上昇)、ユーロ最強高)

ただし足元では投機筋の米債券ショートが過去最高水準、
ドルロングも今年最高水準まで積み上がり、ユーロは17年以来の売り越し
ポンド売りは今年最高水準だったので(円売りは過熱感なし)、
単なる需給的な巻き戻し要素は強いですけどね。

そして米国を始めとする株式市場では、
米長期金利低下・ドル安は適温相場というお馴染みの解釈となったのか、
本気感ゼロの薄商いながらも米株は反発して終えており(VIXも低下)
SP500とラッセル2000は史上最高値更新、半導体SOXも大幅高、
英欧株も薄商いながら小幅高、日経平均先物は横ばいと踏ん張っております

原油、安全資産の金も含む金属全般はドル安の追い風もあり堅調ですが、
これまた足元で偏っていた需給の巻き戻し要素が強いです。

新興国は通貨安等の資金流出はまだまだ危うい水準ですが、
ドル安の動きもあって週末は症状が落ち着いて終えております。

以上の通り、米金融引締めによる米金利上昇・ドル高にも屈しまへん!
貿易戦争も収束期待や!という理想的(健全)な展開ではなくとも、
米金利とドルはほどほどの適温相場が継続するのであれば、
日米欧の先進国には負荷とならず、中国・新興国の資金流出も加速せず、
市場にとってもやさしい都合の良い展開と言えるので、
株式市場の商いさえ伴えば、ひとまず中間選挙までという目線で、
割り切って乗るのもアリですが・・・

繰り返し書いている通り、現在は景気と企業業績の「足元」は堅調ながら
貿易戦争という景気の「先行き」に直結するリスクが燻ったままであり、
それを裏付けるようにマクロ指標では景気の雇用等の遅行指標は堅調な一方、
先行指標であるマインド系指標は日米欧共に鈍化傾向、
先行指標であり米金融引締めが大きく影響する住宅指標は鈍化が顕著なので
貿易戦争が収束するなり、収束観測が高まらない限り、
景気の「先行き」懸念は払拭されず、
金融引締めが継続して米金利上昇・ドル高局面になっても、
先進国は2月のようにアレルギー症状を再発するリスクを抱えたままとなり
中国・新興国では資金流出が再発するリスクを抱えたまま・・・
ということを承知の上で割り切って乗るのもアリということです。

従って市場も実体経済も、さらに米金融引締めの影響も、
本丸の貿易戦争次第という状況なので、
明日までの対中追加関税公聴会を経て、
貿易戦争激化となれば、先行き懸念が本格化するリスクオフとなりますが、
貿易戦争収束もしくは収束期待が高まれば、
金融引締め観測による金利上昇・ドル高であろうと適温相場であろうとも、
株高リスクオンとなります。
そしてどちらでもなく現状と同様、貿易戦争が激化でも収束でもなく、
燻ったままであれば、景気の「先行き」懸念も燻ったままであり、
適温相場であっても先に述べたリスクはいつ再燃してもおかしくなく、
金利上昇・ドル高となればアレルギー再発となるので
繰り返しになりますが、リスク覚悟の割り切りが必要です。

恐らく中間選挙を見据えるトランプマンとしては、
貿易戦争で強硬姿勢アピールすることや、
金融引締め観測による金利上昇・ドル高に誘導することで、
市場を揺るがすことは避けたいでしょうから、
貿易戦争はマイルド路線が色濃くなり、選挙情勢次第では、
適温相場も継続させる都合が良すぎる展開も十分に有り得ますが・・・

足元ではロシアゲート疑惑やスキャンダルが再燃しており、
今のところは露への制裁強化・連発によって(27日にも追加制裁)、
自ら火消し(潔白アピール)をしていたり、
ついにはカリアゲマンとも再び揉め事を起こすことで、
露ゲート疑惑やスキャンダルから目を逸らせようとしている感もありますが
目を逸らし作戦が効果もなく支持率に大きく影響するようならば、
一か八かで貿易戦争の強硬姿勢アピールを前面に押し出す可能性も・・・
だからこそ27日発表予定の米農家支援策を始め、
財政政策で穴埋めをしようという意図も垣間見えたりもします・
ちなみに安倍ちゃんマンも今週中に、総裁選に向けた政策を発表予定です。

とにかく今週としては、マインド系指標や住宅指標も注目ですけど、
まずは週明け27日の公聴会を経て、貿易戦争がどうなるのか次第なので、
先に述べた通りの結果と市場の動きで判断して動きましょう。

私としては、公聴会以降もしくは徐々に貿易戦争が収まり、
日米の新たな財政政策も追い風となり、ひとまず中間選挙までは、
需給の巻き戻しとも相まった適温相場での株高と見ておりますが、
(国内外共に株式市場の需給面での過熱感はないです)
現時点というか目先としては公聴会以降、
とにかく貿易戦争が収束もしくは収束期待が高まらない限りは、
慎重に構えておくのが無難だということです。
もし貿易戦争が燻った状態が続いたとしても、
せめて日本株が商いを伴って200日線超えが定着するか(特にトピ)、
いっそのこと23000円を明確に抜けるまでは、
乗り遅れたと焦る必要もないと思うばかりです。
そもそも我が国は1月高値も超えてないのですからね(笑)

新興市場については、週末は商いを伴った続伸となり、
週明け以降も継続するならば、先に述べた小難しい背景は置いといて、
素直に乗るのもアリですが、貿易戦争が燻ったままはっきりせず、
海の向こうや主力大型株がリスクオンともリスクオフとも言えない状況が、
継続している「その間だけ」新興市場に資金が流入するとも言えますし、
世界的なリスクオフとなれば、真っ先にリスク資産売りの対象となり、
反発するにしても国内主力大型が先に反発するのが相場の常ではあるので、
世界的な市場の本丸ネタである貿易戦争収束もしくは期待期待が高まり、
一気に世界的なリスクオンモードとなることで、
新興市場にも業績は二の次、期待・思惑先行相場が戻って来るまでは、
いつ厳しい状況が再燃してもおかしくないという冷静な目だけは忘れずに。

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