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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
燻ったままの週末
こんばんはです。

これまで何度か触れましたが、昭和から平成に変わった1989年は、
年末に日経平均が史上最高値を付けた以外にも消費税が導入されたので、
平成から元号が変わる上に消費税も引き上げられる2019年は、
今さらながらザワつく要素が増えたなと思うばかりです。

さて、来年のことは置いといて、
現在の本丸である「先行き」懸念に直結する貿易戦争ですが、
主役である米中間の通商協議が昨夜で終わり、
ド突き合いの物別れにはならなかったものの、
双方が譲歩する姿勢も見られず、これといった進展もなく終えているので、
貿易戦争リスクは燻ったままの状態が続くことになります。

ただし昨夜はトランプマンが、貿易戦争への言及ではないですが、
再燃中のロシアゲート疑惑に対して、
「ワシが弾劾されたら市場はクラッシュするで」
と言っているくらいですから、かつてのように、
「市場が一時的に悲鳴を上げても貿易戦争はやるで」
という姿勢ではなく、市場に目を向けていると言えますので、
11月の中間選挙までは、市場での混乱を避けるために、
これ以上の貿易戦争での強硬姿勢は抑えるとは思いますが、
通商協議を終えた中国側の声明は発表されておらず、
さらに本日の人民元基準値は元安に設定しており、
通商協議までの米国への配慮が窺えた元高設定は終わったのか?
と言わんばかりではあります(本日の動き自体は人民元高でしたけどね)

ということなので、貿易戦争については中国側の姿勢も気になりますが、
27日まで開催される2000億ドルの対中追加関税公聴会を終えるまでは
米中双方の明確な姿勢は窺えず、貿易戦争リスクの燻りが続きそうです。
(米欧、日米間の貿易戦争リスクも同様です)

そういえば27日には約120億ドル規模の米農家支援策も発表予定であり、
貿易戦争の影響を新たな財政政策で相殺するつもりならば、
2000億ドルの対中関税を強行する代わりに、
同規模の政策を打ち出す可能性もありますけど・・・

以上の様な新たな財政政策による未知数な期待であったり
本人しかわからないトランプマンの胸中への期待、
ついでに起きてから対処するしかないロシア疑惑は置いといて、
先行き懸念に直結する貿易戦争リスクが払拭されないまま、
さらに足元のマクロ指標は、景気の先行指標であるマインド系指標が鈍化、
昨夜発表された米住宅指標も相変わらずの鈍化傾向という現実のまま、
今夜はジャクソンホール会合でパウエルおじさんの講演を控えております。

足元の先行系のマクロ環境を無視すると共に。
先日にトランプマンが言ってた「利上げは気に入らん」発言も無視して、
強気な金融引締め姿勢を維持するようだと・・・
やっぱり貿易戦争の影響にも負けないくらい米経済は堅調や!
だから金融引締めにも耐えれるんやで!となれば理想的ですが、
強気な金融引締めが貿易戦争による「先行き」懸念をさらに増大させ、
金融引締めアレルギーも克服できまへんとなってしまうと、
新興国の資金流出が再燃することになります。

かといって、パウエルおじさんが金融引締め姿勢を鈍化させると、
市場にやさしい適温相場だバンザーイ!となればいいのですが、
鈍化させるほど貿易戦争や「先行き」を警戒していると解釈されたり、
ついには世界の金融市場の総本山であるFRBが、
トランプマンの言いなりかいな・・という市場からの信認低下を招き、
未知数な混乱に陥る可能性も無きにしも非ずです。
(未知数と言うか単なるリスクオフだとは思いますけどねw)

つまり「先行き」に影響する貿易戦争リスクが燻ったままだと、
今夜のパウエルおじさんの講演は、どちらの姿勢を示したとしても、
悪く解釈される可能性を孕んでいると言えます。

そして悪く解釈されることになると、昨日も書いた通り、
みんなが「異常かな?」「偏ってる?」と気付きながら無視されている
米金利のイールドカーブ縮小、足元の米債券とドルのチグハグな動き、
国内外共に激薄商いのままでの株高、半導体株や自動車株の弱さとか、
(個人的には急にPER、PERと言いだしているのも気になりますw)
国内では記録的なNT倍率にも関わらず、本日も変わらず激薄商いのまま
先物主導で指数寄与度の高い値がさ株が買われ、
NT倍率はさらに拡大していたり等々が改めて意識されたり、
中国・新興国の資金流出も再燃することになります。

以上の通り、本丸の貿易戦争が燻ったまま週末を迎えることになり、
安心できない状況が続くことになってしまいましたので、
貿易戦争の行方が見えてくるまで・・・
せめて商いを伴って200日線超えが定着するまで・・・
いっそのこと23000円を抜けるまで・・・
見極めて動いても遅くないとは思うのですが、
それを言ってしまうと書くことも無くなるので、
目先としては27日の公聴会・・・せめて今夜のパウエルおじさん講演が、
無事に終えるのか見極めるしかないです。

あ、ちなみに本日の新興市場は、商いを伴った続伸だったので、
継続は力なりということで週明けも継続すれば期待はできます。
貿易戦争がはっきりせず、海の向こうや主力大型株が、
リスクオンともリスクオフとも言えない状況が続くならば、
「その間だけ」は新興市場に資金が流入してもおかしくはないです。

良い週末をお過ごしください。

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