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不沈艦日記
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トランプマンと市場から窺える気配
こんばんはです。

ついこの前まで「ドル安(米金利低下)がええねん」
と言っていたトランプマンが、昨夜はドル高容認発言をしており、
つまりこの前までは貿易戦争で強硬姿勢を続けるからこそ、
ドル安(米金利低下)で貿易戦争の影響を軽減しようとしていただけで、
最近になって貿易戦争で譲歩する姿勢に心変わりした?からこそ、
ドル高を容認しているとも言えます。
昨夜はカドローNEC委員長も強いドルは米経済への信頼の表れと・・・

じゃあドル高が進むと中国・新興国、商品から悲鳴が上がるのでは?
というツッコミもありますが、貿易戦争さえ落ち着けば、
世界的に景気の先行き懸念が払拭されるので、
悲鳴も和らぎ、少なくとも先進国にとっては追い風となります。

そんなトランプマンのドル高容認発言と貿易戦争譲歩姿勢が事実な上に
本日は人民元のレートを元高に設定した中国も同様の姿勢ならば、
22-23日の米中通商協議は双方ともに譲歩する可能性があり、
日欧等の他国に対しても同様に譲歩するとの観測になれば、
景気の先行き懸念が軽減され、金融引締めアレルギーも軽減されます。

ただしカドローNEC委員長は、来週の通商協議に向けた牽制なのか、
「トランプマンの強硬姿勢は変わってないから、中国はナメるなよ」
とも言っており、物別れに終わる可能性もあるので、
米中を始め世界的な貿易戦争リスクが収束するという期待は、
あくまでトランプマンが、自ら通商協議を呼び掛けて中国を招き、
ドル高容認発言をしたこと、中国の人民元高設定、
という点からら透けて見える個人的な推測ですけど、
昨日も書いた通り、今秋の中間選挙を見据え、
トランプマンが市場の重石となる貿易戦争で点数稼ぎをするよりも、
株高を始め市場を好転させて点数稼ぎをした方が良いと判断したならば、
ドル高容認発言も頷けるということです。

ちなみにトルコ・ロシアへの貿易戦争というか経済制裁の強硬姿勢は、
今のところ変わっておらず、リスクとしては燻ることになります。

そしてマクロ環境についても足元では鈍化傾向が続いており、
昨夜発表された米経済指標もマインド系のフィリー指数は鈍化、
住宅指標は相変わらずの鈍化が継続しており、欧州は鈍化傾向が最も色濃く
中国も鈍化傾向であり、我が国はマクロ指標の水準そのものが低く、
先行き懸念の原因でもある貿易戦争が収束しないと、
マクロ指標の悪化と共に金融引締めアレルギーの症状も悪化するので、
市場としては貿易戦争、それ次第の金融政策動向次第ですが、
それらの影響(症状)確認として、今後のマクロ指標も横睨みが必要です
(今夜はマインド系の米景気先行指数とミシガン大製造業の発表です)

企業業績についても、昨夜発表のウォルマート、シスコシステムズを始め
米国だけでなく日欧共に「足元」の業績は堅調なのですが、
本日早朝に発表されたエヌビディア、アプライドマテリアルズの決算は、
見通しが慎重だったことで時間外で下落しており(足元の業績は堅調)、
足元では米IT・ハイテクと共に半導体の先行き懸念も台頭しているので、
それを裏付けるような先行き懸念のマクロ指標が出てくると、
貿易戦争リスクと金融引締めアレルギーリスクが高まることになります。

以上の通りなので、貿易戦争さえ収束すれば、
マクロ・ミクロ両面での景気の「先行き」懸念が和らぐことで、
「足元」の堅調ぶりもピークアウトではなく、改めて評価され、
結果的に金融引締めアレルギーに対しても耐性があると判断されるので
とにかく現在の市場としては、貿易戦争が収束することが必須です。

貿易戦争以外で追い風になるものとしては、
米国は中間選挙、日本は自民党総裁に向けた新たな政策期待でおます。

以上の小難しい背景からは、燻ったままのリスクはありますが、
肝心の貿易戦争が収束しそうな期待と気配が窺える状況です。

小難しい背景を除く市場の動きとしても、
昨日の米中協議再開報道以降、米英欧の株式市場は反発となっており、
本日の日本株も日経平均よりもTOPIXの上昇幅が大きく(NT縮小)
規模別でも小型株は相変わらずながら(新興市場は反発)、
中型株は大型株よりも上昇しているので、
先進国の株式市場の動きだけを見れば、
貿易戦争が収束しそうな期待と気配が窺える動きです。

が、しかし・・・

米国株はダウの商いが膨らんだものの、SP500、ナスは薄商いであり、
米株全体としても薄商い、半導体SOXは小幅安、
(昨日のNVDAとAマテリアルズ決算の影響は今夜以降)、
英欧株も薄商い、本日の日本株は今年3番目の薄商いでなので、
期待と気配が窺えるものの、現時点では本気で信じて買っておらず、
ひとまず買い戻しておこうかな・・・というだけの動きであり、
貿易戦争に対する懐疑的な見方も感じます。

そしてトルコリスクで動いたり、加速した市場についても、
ドルについては冒頭で書いた通りですが、円とユーロの動きは限定的、
先進国の債券買い(金利低下)も継続中、
南欧は株・債券共に先進国の中では弱いまま・・・
震源地となったトルコはリラが戻しているものの、
トルコ株とトルコ債券は売られたままであり、
中国は人民元が反発したものの、上海株は本日も1.34%安となり、
2016年来の安値間近に迫っており、
他の新興国の通貨・債券・株価は売られたままの国も散見され、
反発している国も戻りは鈍く、原油・銅等の資源の反発も限定的ですから、
市場とトランプマンから貿易戦争収束への気配と期待が窺えるものの、
現時点ではまだ確信と言うには程遠い状況なので、
今夜の動きを含め、見極める必要はあります。

本日は週末なので、これにて失礼します。

良い週末をお過ごしください。

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