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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
もしかして本気?も視野に入れて
こんばんはです。

本日はダパンプならぬトランプの「C'mon baby America」の招きに応じ、
中国のおじさん(商務次官)が8月末に訪米して通商協議を行うアルヨ
との報道を受け、一気に円安・株高となる騒ぎに・・・

ただし終わってみれば、日経平均は0.05%安の小幅続落、
TOPIXは0.64%安の続落、規模別で見れば、
大型は0.39%安、中型は0.77%安、小型は1.58%安、
さらにバリューは0.45%安、グロースは0.83%安、
新興市場はJQが0.62%安だったもののマザーズは1.33%安
東1の商いも2.58兆円程度という状況なので、
本気で米中通商協議再開を好感して買っている様子はなく、
相変わらずの閑散相場の中で、日経先物主導での買戻しに過ぎないです。

当然ながらNT倍率も13.15倍と鬼の水準に達しており、
TOPIXが日経を追いかける形でNT倍率が縮小するのであれば、
米中協議再開で世界的な貿易戦争リスクが和らぐことで先行き懸念も和らぎ
金利も上昇、イールドカーブ拡大で銀行株が買われ、
さらに輸入自動車関税懸念も和らぐことでトヨタ等の自動車株が買われ、
黒田薬局のETF買入枠の変更効果も相まって、
TOPIXが主導する(追いつく)日本株買いとなるはずですが、
本日は見ての通り、残念ながらそういった動きは見られまへん・・・

しかも黒田薬局は屁こいて盆休みを取っているからなのか、
本日ですらも企業支援のためのETFを12億円買っただけなので、
市場でのステルステーパリング疑惑が確信へと変わってしまい、
日本独自の金融引締めアレルギーが発症してもおかしくないです。
(デフレから脱却もしておらず、先進国の中でマクロが最も弱いだけに)

そんな我が国独自の新たな懸念は置いといて、
本日のきっかけ報道の当事者である米国は先物が反発しているものの、
上海株は0.63%安の続落となり(終値で2700pは死守)、
大して商いも膨らまず、人民元も大して戻すことなく終了しており、
中国も本気で米中協議再開を好感したような動きは見られまへん・・・

以上の通り、先進国と中国においては、トルコレスリングよりも、
実体経済の「先行き」に影響する貿易戦争リスクが収まらないことには、
そもそもの病である米国が主導する先進国の金融引締め姿勢による、
先進国の金利上昇・ドル高に対するアレルギーが再発するという現状なので
本日の米中通商協議再開(8月末から)報道をきっかけに、
本気で世界的な貿易戦争リスクが収まると市場が解釈したならば、
貿易戦争による先行き懸念も金融引締めアレルギーも解消され、
(中間選挙と自民党総裁選に向けた新たな政策期待も)
一気に金利上昇(ドル高)伴うリスクオンが到来してもおかしくないです。

ただし御存知の通り、現在は米金利上昇・ドル高によって新興国が、
通貨安を始め資金流出に見舞われていたところに、
トルコが炎上したことをきっかけに、ロシア、アルゼンチン等を始め、
特に経常赤字国、反米国家、資源国、そして中国の資金流出が加速し、
原油・銅等の商品も全面安、安全資産の金すらも売られ、
明らかなリスク資産売りの症状が現れているので、
米国を始め先進国が金利上昇・ドル高を伴うリスクオンになると、
これらの症状が悪化することになりますから、
米金利とドルは崩れずに程々の水準で維持という適温相場となり、
先進国も中国・新興国も商品も都合がよい形となる可能性の方が高いです。

以前にもトランプマンは、これらのアレルギーを配慮してなのか、
単にアメリカンファーストなのかわかりまへんけど、
「米金利低下・ドル安がええねん」とも公言しているのでね・・・

以上の通り、本日の動きを見る限りでは、
本気で貿易戦争リスクが収まると解釈した動きとは到底言えませんが、
現在の最も厄介なリスクが貿易戦争と金融引締めアレルギーであり、
特に先行きに影響する貿易戦争次第ではありますので、
トランプマンが中間選挙に向けて、貿易戦争で強行姿勢を維持するよりも、
マーケットをリスクオンにする方が追い風になると判断したからこそ、
「C'mon baby America」と中国に呼び掛けた可能性もあり、
来週から始まる対中関税公聴会を前に、
本気モードなリスクオンになることも想定して構えておきましょう。

日本の懸念材料である輸入自動車関税についても、
トランプマンが安倍ちゃんマンをまだ親友として見ているならば、
自民党総裁選の9月20日(予定)までは配慮するでしょうから、
海の向こうの貿易戦争リスクが落ち着けば、日本も海の向こうと共に、
本気のリスクオンとなることも想定して構えておきましょう。

そう言えば、米国との関係をこじらせているトルコとロシアは、
安倍ちゃんマンとの関係はかなり友好的ですから、
意外と総裁選前に両国と米国の仲裁役に躍り出て外交手腕の評価を上げ、
風見鶏な軍事オタク(イシバカボン)との差を見せつけ、
総裁選へ突入するかも(極めて個人的な推測ですw)

ということなので、本日の動きについては買戻しに過ぎないながらも、
十分に本気のリスクオンに転じてもおかしくないネタではあるので、
市場の動きで判断するならば、トルコリスクをきっかけに、
ドル高(円最強高)ユーロ安、新興国通貨安、人民元安、
南欧を除く先進国の債券高(金利低下)、新興国債券安(金利上昇)
先進国・新興国・中国の株安、原油安、銅安を始め商品安(金も)、
となっていたので、これらの動きが止まることはもちろんのこと、
我が国の市場目線では、冒頭で書いた歪な株高ではなく、
TOPIXが主導する商いを伴った株高となることが理想ですが、
せめて歪な日経(先物)主導の動きであろうとも、
商いを伴った株高・円安が継続するのであれば、
きっかけネタがネタだけに、割り切って乗ればいいでしょう。

くれぐれも本日時点では、トルコリスクも含めて落ち着いたとは言えず、
市場の動きとしても乗れる状況ではなく(IT・ハイテク・半導体売りも)、
足元のマクロ指標としても中国、欧州、日本は鈍化傾向であり、
米国も住宅指標、マインド系指標、一部の消費指標は鈍化傾向
という現実があることは忘れず、今夜以降の動きを見極めましょう。

新興市場については、いつも書いておりますが、
先に述べた海の向こうも含めた本気のリスクオンとはならず、
リスク資産売りが続いている限り、新興市場は過剰に売られ、
本格反発となるにしても、まずは海の向こうや国内主力大型株から、
というのが相場の常ではありますので、
まずは海の向こうと国内主力大型が本格反発となってから、
参戦することを考えるくらいのスタンスで構えておきましょう。
海の向こうや国内主力大型株とは違い、
新興市場は土台となる企業決算がイマイチだったので、
思惑や期待が好感される地合いとなるまでは厳しい状況でおます。

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