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不沈艦日記
マーケット展望などなど。
トンズラの動きは継続中
こんばんはです。

本日もトルコに対する日替わり定食な解釈は相変わらずですが、
中国・新興国の通貨、債券、株価、そして商品を見渡すと、
大変香ばしいオイニーが漂っており、ドル高にも関わらず米債券が買われ、
南欧以外の先進国でも債券が買われ、米株はIT・ハイテク・半導体が軟調
我が国では新興市場が大きく売られており、
マネーがトンズラしている(リスク資産売り)としか見えないのですが、
先進国の株価指数が踏ん張っていたり、何より薄商いだからなのか、
イマイチ緊張感に欠けており、大丈夫なのかと心配になるばかり(笑)

先進国としては解決してない「先行き」に影響する貿易戦争リスク、
それ次第で発症する金融引締めアレルギー次第とも言えますし、
新興国リスクについても、都合(地合い)の良い時は、
デカップリング論を持ち出して無視されることもありますが・・・

商品については、安くなればコスト安にはなれど、
リスクマネーの潤滑油でもある原油も崩れつつあり、
景気と中国の鏡である銅を始め資源は年初来安値となる全面安、
安全資産の金までが売られており(小麦と天然ガスは踏ん張っている)
実体経済からの需要という意味でも、リスクマネーの動きという意味でも、
かなり不穏な動きと言わざるを得ず、資源の大口顧客であると共に、
新興国とは言えない経済大国である中国市場も香ばしい動きであり、
さすがに無視できない香ばしさにしか見えないのですが・・・

改めて中国については、米国との貿易戦争次第の面はありますが、
足元では習隠蔽が可能なマクロ指標ですら鈍化傾向であり、
自由化されず介入しまくりの中国市場ですら、
上海株安は下げ止まらず2700p割れ目前に迫っており、
人民元安も止まらず、ついに債券も売られつつあり(金利上昇)
SHIBORの翌日物は危険水域ではないものの急上昇しており、
かなり香ばしさが増しております。

トルコについてはトリプル安からやや反発しておりますが、
米国との対立はなんら歩み寄りもなく、
こじれたままなので、落ち着いたとは言うには程遠い状況です。

他の新興国についても、そもそもは米金融引締めによって、
ドル高・新興国通貨安を始めとする資金流出が起きていたところに、
トルコきっかけで症状が悪化しており、
足元ではトルコ、露、ブラジル、アルゼンチン、南ア、ベトナム、印、
インドネシア、フィリピン、香港、NZ、豪、ノルウェー、ハンガリー、
ナイジェリア、チュニジア、イラン、クウェート、パキスタン
ベネズエラ、チリ、コロンビア、パラグアイ
といった経常赤字国&反米国家&資源国を中心に通貨安が加速しており、
その中でもトルコ、露、フィリピン、ベトナム、インドネシア、香港は、
トリプル安となっているので、せめてドル高が収まるなりしないと、
さすがに危うい状況と言わざるを得ないです。
(本日はベトナムのヒーハーっぷりが目立ちました)

しかもトルコリスクが欧州へ波及するとの懸念でユーロ安が続き、
さらに米経済だけは堅調と言うことで米金融引締め観測も維持されると、
結果的にドル高が継続して中国、トルコ、新興国の資金流出が続き、
中国とトルコとも経済的に密接な欧州景気懸念となることで、
さらなるユーロ安ドル高圧力となり、先に述べた資源安の加速も招き、
資源国にはさらなる資金流出・・・という負のスパイラルとなり、
さすがに米国だけ、先進国だけは大丈夫にはならんでしょう。

そういう意味では、さらに貿易戦争を激化させて、
米金融引締め観測を鈍化させることで
米金利低下・ドル安にすればええのか?というようにも見えますが、
それはさすがに先進国にもトドメを刺すことになるので冗談ですが、
貿易戦争を打ち切りにして、足元の資源安でのインフレ圧力低下を口実に、
米金融引締め観測を鈍化させれることが出来れば、
良い意味というか適温相場での米金利低下・ドル安となり、
先進国も中国・トルコ・新興国にも都合の良い市場環境となります。

従って目先としてはトルコリスクが解決するのも重要ですが、
根本的には、新興国とのコラボでの負のスパイラルにとってだけでなく、
先進国にとっても、「先行き」に影響する貿易戦争次第であり、
それ次第の金融引締め動向次第という状況に変わりはないので、
さすがに中間選挙を控えたトランプマンも、
何チャラショックが起きるまで貿易戦争を続けるとも思えないですし、
続けるにしても穴埋めできるだけの新たな政策を出すでしょうし、
(安倍ちゃんマンも9月の総裁選に向けて新たな政策が出るかも)
以前には「米金利低下・ドル安がええねん」と公言していたので、
自らが口先ツイートするか、子分であるパウエルおじさんが、
忖度して利上げ姿勢を鈍化させ、ドル高を抑えてくるとは思うだけに、
来週の対中追加関税(約2000億ドル)の公聴会、
ジャクソンホール会議は大注目のヤマ場と言えます。

一応、本日も最近は風化気味の45日前ルールの該当日であり、
米小売売上高等の米経済指標が大盛り、
香ばしい動きの半導体セクターのシスコシステムズ決算、
(明日はエヌビディアとAマテリアルズ決算、17日は米SQも)
という今週のヤマ場と言える日なので、来週のヤマ場での口実作りのために
本日は低調な結果となり、市場もガス抜きをした方が、
個人的には好ましい気もしますけどね・・・。
現在の需給面から見ても、下値のメドは7月安値あたりでしょうからね。

ただ・・・単なるガス抜きではなく、何チャラショックが起きたり、
貿易戦争が収まらずに本気で「先行き」懸念となってしまうと、
バリュー面での下支えも吹っ飛んでしまい、
薄商いで築かれたに過ぎない足元の需給環境も関係なく崩れるので、
トランプマンとパウエルおじさんには(国内では安倍ちゃんマンも)、
冒頭で書いた足元のリスク資産売りの動きも含め、
事態が深刻化する前に動いて頂きたいものです。

ということなので、目先ではトルコリスクが落ち着いたり、
今夜のヤマ場をきっかけに反発したとしても、
根本的には貿易戦争(穴埋め政策)と金融引締め動向次第なので、
まさかの商いを伴った株高が継続でもしない限り、
来週のヤマ場を見据え、明日も引き続き、慎重に構えておきましょう。

新興市場については、本日の動きを見ての通りであり、
いつも繰り返し書いている通りであり、さらに冒頭でも書いた通り、
いわゆるリスク資産売りの標的となっている状況です。
かと言って、昨日で一巡した新興企業決算は、
バリュー面で跳ね返せるほどの堅調な決算でもないので、
まずは海の向こうも含めたリスク資産売りが収まることですが、
とにかくシンプルに商いを伴った上昇が継続するまでは、
引き続き、テーマ株等も含め慎重に構えておくのが無難でおます。

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