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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
今夜と明日の目先の節目を見据え
こんばんはです。

足元では原油がやや崩れているものの、米長期金利が3%手前まで上昇、
米短期・2年金利はさらに上昇、ドル指数も高値圏、
米株はアップルの時価総額1兆ドル超えを含む薄商いでの高値圏、
英欧株も薄商いでの高値圏、日本株も薄商いでの高値圏、
さらに金は年初来安値圏、VIXはVIXショック前以来の低水準であり、
市場の水準的には随分とお気楽な水準ながら本気とは思えない薄商いのまま
今夜と明日の目先の節目を迎えるので、
果たしてこの動きが継続するのだろうか?という疑問も感じます。

しかもお気楽な動きの中で、FB等の一部のITハイテク株は軟調、
中国株は反発したものの2016年以来の安値圏、
景気と中国の鏡でもある銅は年初来安値圏というキナ臭い動きもあり、
何より「足元」の企業業績やマクロ環境が堅調だったとしても、
肝心の「先行き」に影響する貿易戦争リスクは燻ったままであり、
そうなると米金利上昇・ドル高アレルギーも克服したとは言えないです。

そして今夜は輸入自動車関税を含む日米通商協議が行われ(10日迄とも)、
明日は4-6月期GDP、SQ、国内主力企業の決算が一巡、
新興企業も本日のメルカリ、ミクシィ、そーせい(どれも低調な決算)、
明日のMTGを始め新興企業決算も本格化しており、
国内は明日までが目先の節目でおます。

海の向こうでも足元では、貿易戦争動向や米金融引締めアレルギー、
IT・ハイテク株動向(テスラの動向も含む)次第という状況ですが、
イベントとしても今夜に日米通商協議、米生産者物価、米30年債入札、
明日はIEA石油市場月報、米消費者物価を控えているので、
海の向こうでも今夜と明日が節目となる可能性は十分にあり得ます。
(15日は45日前ルール該当日、来週末は米SQという需給イベントも)

ついでに明日は金曜ロードショウでジブリの「ハウルの動く城」が放映され
明後日の土曜日は新月でもありますので、国内外の節目を通過すると共に、
「ハ売るの動く城」となるか「買うルの動く城」となるか・・・
お察しの通り、これはほぼ言いたかっただけですけどね(笑)

とにかく市場の土台となるのは景気の「足元」よりも「先行き」、
それらに基づいて決められる金融政策や財政政策(政治)が重要であり、
市場の動きとして重要なのは、それらに見合った水準と需給環境なのか、
動くきっかけとしてはイベントといったところですから、
企業業績やマクロ指標が「足元」で堅調であっても、
(日欧のマクロは鈍化傾向、米国はマインド系と住宅・消費がやや鈍化)
「先行き」を左右する上に金融政策の方向性も変わる貿易戦争が、
収束するか全容が判明しない限り、リスクオンにもならないでしょうし、
織り込み済にも出尽くしにもならないと言えます。

現在の貿易戦争は米中間の泥仕合がメインイベントと化しており、
経済規模からも米中の貿易戦争が泥沼化すると、
世界的な悪影響は避けられないでのすが、今夜からの日米通商協議にて、
関税撤回は厳しくとも、米欧間のように歩み寄りが見られると、
市場では米中間で新たなドンパチが起きるリスクを抱えながらも、
一時的には貿易戦争ネタが落ち着く可能性はあるので、
そうなると市場では「足元」の企業業績やマクロ指標よりも、
「先行き」への期待が勝ることになります。

そして米金利上昇・ドル高となってもアレルギーを発症せず、
商いを伴った米株高、原油も崩れず、中国市場も落ち着けば、
リスクオフ方向に巻き戻す余地の大きい需給環境も呑み込み、
欧州(英国)もユーロ安(ポンド安)商いの伴った英欧株高、
我が国もSQ通過と円安と相まって、商いの伴った株高
という健全なゴリゴリリスクオンとなりますが・・・

あくまで理想的なシナリオなので、米中間での貿易戦争が収束しない限り、
米金利上昇とドル高が過度に進むとアレルギーを発症するでしょうし、
トランプマンは公言通りに米金利とドルを抑え、
貿易戦争の悪影響や新興国の資金流出を軽減するつもりでしょうから、
米金利上昇・ドル高と商いを伴うゴリゴリリスクオンシナリオは、
かなり可能性が低いと見ておきましょう。

そうなると米金利とドルがリスクオフのように崩れるのではなく、
ほどほどの水準(米長期金利は3%を超えない等)に留める適温相場として
商いを伴った米株高、原油も崩れず、中国・新興国の資金流出も抑えると、
我が国もドル安であろうと円最弱安、商いの伴った株高となりますので、
中間選挙まで可能性として高いのは適温相場シナリオと言えそうです。

従って日米通商協議がこじれずに通過して貿易戦争リスクも軽減し、
米金利上昇・ドル高・株高というリスクオンシナリオは難しくとも、
過度な米金利低下・ドル安とならずに適温相場での米株高となれば、
黒田薬局のテーパリング観測リスクも過度に意識されずに円安となり、
さらにSQ通過、国内内主力企業決算が一巡、
輸入自動車関税リスクが軽減されることで、続落中のトヨタも反発し、
黒田薬局のETF買いの配分変更期待とも相まって(本日は出動なし)、
TOPIXが主導する株高となればいいのですが・・・

以上は9-10日の節目を通過後のポジティブシナリオなので、
ネガティブシナリオとしては、日米通商協議がこじれたり、
米中間の新たなドンパチが起きることで貿易戦争リスクが高まれば、
我が国はSQ、国内外共に45日前ルール近辺
海の向こうは来週がSQという需給イベントに加え、
繰り返し書いている通り、足元の投機筋の需給環境としても、
米金利低下(米債券高)ドル安、原油安、金高
というリスクオフとなる余地が高い需給状況なので、
節目をきっかけにこれらの巻き戻しが起きれば、
株式市場は需給的に軽くとも、貿易戦争による「先行き」懸念、
先にも述べた現在のお気楽水準も正当化されず、
金融引締めアレルギーの再発などなど理由を付けられ、
株式市場も崩れるリスクオフとなります。

さらに国内では4-6月期GDPが堅調だとしても過去のことだと無視され、
まさかの2期連続のマイナス成長という定義上のリセッション入りとなれば
黒田薬局の金融政策の柔軟化やテーパリング観測も否定されます。
明日の米消費者物価についても、堅調な結果になったとしても、
貿易戦争リスクが残ったままでは米金利上昇・ドル高アレルギーを再発し、
低調な結果となれば強気な米金融引締め姿勢は正当化されないので、
日米共に都合の悪い解釈をされ、リスクオフを加速させることになります。

以上の通り、ポジティブとネガティブのシナリオを書きましたが、
結局のところ小難しい背景としては、
先行きに影響する今夜からの日米通商協議を含む貿易戦争次第であり、
市場目線では債券・為替・原油が重要ながらもシンプルに見れば、
どのシナリオになろうとも米株次第という状況なので(商いも)、
明日の時点で判断して立ち回るのも自由ではありますが、
継続は力なりですから、週明けの動きを見てから動くのが無難でおます。

何より今のところは、貿易戦争次第ではありますけど、
足元の市場の動きや水準、需給環境から見ると、
ネガティブシナリオ(リスクオフ)となる可能性は十分にあり得ますのでね。

新興市場については、本日も相変わらずの薄商いでの横ばいとなり、
全くアテにならん踏ん張りだと言わざるを得ず、
本日は引け後に指数寄与度の最も大きいメルカリの決算が発表され、
ユニコーン企業だからかつてのアマゾンのような解釈も有り得ますが、
PTSでは売られ、マザ先も下げており、
他の指数寄与度の高いミクシィとそーせいの決算も低調、
指数に組入れられると2番目の寄与度となるMTGの決算は明日、
他の新興企業決算は本日から本格化しているので、
新興市場は悪い節目となる可能性が高くなっておりますが、
少なくとも明日については、商いの伴った反発になったとしても、
資金の集まっているテーマ株等も含め慎重に構えておくのが無難でおます。

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