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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
足元と先行きのオイニーを嗅ぎ分けながら
こんばんはです。

市場に漂っている危険なオイニーとしては、
貿易戦争リスク、世界的な金融引締めによるマネーの逆流リスク、
そしてそれらが原因でもある「先行き」懸念というか、
もしかしてピークアウト?まさかバブル崩壊?
アップルの時価総額1兆ドル超えとか米IT・ハイテク株の崩れとか、
中国や新興国市場のガタ付き(資金流出)といったものは兆しなのか?
という最悪のオイニーも仄かに漂っておりますが・・・

一方で「足元」の企業業績は国内外共に堅調であり、
今秋には米中間選挙を控えているので(9月が自民党総裁選も)
それまでは良からぬことは起きない(起こさない)だろうとか、
中間選挙も勝利すれば、さらに次回の大統領選まで(東京五輪まで)
良からぬことは起きないだろうとの楽観的なオイニーも漂っております。

そんな良からぬオイニーとええオイニーが入り混じる状況ですが・・・

本日はSQ週の水曜日らしく、これといったきっかけもなく、
どっかの南蛮人か大人の都合だけで急落したこともあり、
終わってみれば売買代金は2.5兆円とやや商いは膨らんだのですが、
1日を通して見ると、寄りから10時までは商いを伴って上昇した後は、
商いも急激に細っての小幅高となり、
ロケットスタートで逃げ切るベン・ジョンソンのようでしたが、
13時45分頃からは後半で加速するカール・ルイスが、
坂道を下るかの如く商いも膨らみ、14時以降は下げ渋ったものの、
それなりに商いは膨らんだまま日経平均、トピ共に小幅安で終えたので、
少なくとも商いを伴った上昇ではなく(新興市場も薄商いでの上昇)、
パワー面での明確な方向性はまだ見えない状況です。
(米国を始め海の向こうも同様に薄商いが続いております)

足元では裁定買い残がトランプラリー以降に「限って」のボトム圏である
1.54兆円まで減少しており、信用買い残についても、
トランプラリー以降のボトム圏(2.5兆円以下)ではないものの、
今年最低水準の約3兆円まで減少しており(米株もやや減少)、
外国人も先々週までは細りながらも日本株の買い越しが続いている一方、
投機筋の円売りポジは3月以来の水準まで積みあがっており、
ドル買いポジも今年最高水準、ポンド売りは今年最高水準、
ユーロ買いは今年最低水準、肝心の米債券は売りポジが過去最高水準、
ついでに原油買いポジはやや減ったものの今年(過去)最高水準近辺、
金買いは今年最低水準という状況なので、
国内だけを見れば株高余地の大きい需給環境と言えるのですが、
世界の景気敏感株として無視できない海外・債券・為替・商品を含めると、
リスクオフ方向に動く余地が大きい需給環境なので、
結局は主役である米国を始め海の向こう次第と言えます。

需給面以外の市場を取り巻く環境としても、
海の向こうは米欧共に企業業績が堅調である一方、
マクロ面については、米国は一部の消費とマインド指標、住宅が低調ながら、
全体としては堅調なのですが、欧州は鈍化傾向が色濃くなっており、
それら実体面での特に「先行き」に影響する貿易戦争は真っ只中なので、
「足元」の物価も含むマクロ環境や企業業績が堅調な結果となり、
金融引締め観測が強まることで米金利上昇・ドル高となっても、
「先行き」懸念が払拭されないので、市場も大丈夫とは言えず、
2月のように金利上昇・ドル高アレルギー再発もあり得る状況です。

国内の需給面以外の市場を取り巻く環境としても、
海の向こうと同様、「足元」の企業業績は堅調なのですが、
マクロ指標は「足元」も「先行き」もイマイチであり
(本日の景気ウォッチャー調査は現状と先行き共に悪化)
それらの特に「先行き」への影響が直結する貿易戦争は、
米中間や米欧間だけでなく、輸入自動車関税を始め日米間においても、
貿易戦争は真っ只中であり、まずは9日からの日米通商協議次第なので、
週末に発表される4-6月期GDPも含む「足元」だけが堅調であろうとも
貿易戦争次第の「先行き」懸念が払拭されないと厳しい状況であり、
黒い銀行のテーパリング風味な措置すらも正当化されなくなります。
(そもそも本業の物価すらも目標達成には程遠い状況ですからね)

以上の通り、市場にとっても金融政策にとっても、
最も重要なのは「足元」よりも「先行き」なので、
「先行き」に影響する貿易戦争リスクが落ち着くか、
市場が織り込んだとか出尽くしと言える水準になるまでは、
需給的には巻き戻しのリスクオフとなる可能性が高い状況であり
巻き戻しとはならずに金利上昇・ドル高になったとしても、
株式市場を始め市場全体と実体経済がアレルギーを起こす可能性が高いので
結局は貿易戦争次第、トランプマンのサジ加減次第なのですが・・・

本日発表された中国の貿易収支は、
イジくり倒し放題でもある他の指標とは違い、
相手国の数字もあるだけにイジることも出来ない唯一?の指標であり、
(李克強指数もありますが、個人的には怪しいと思ってますw)
しかも対米も含めて堅調な結果となったので、
中国景気の「足元」は堅調と言うポジティブな見方が出来る一方、
トランプマンは23日から発動する追加の小さじな対中関税だけでなく、
来週から公聴会が始まる大サジな対中関税についても、
9月から強行する可能性が高まったと言えるので、
中国も「先行き」懸念が高まることになりますし、
貿易戦争の主役でもある米中間が落ち着かないことには、
我が国を含め世界的に貿易戦争リスクが燻ったままとなります。
(もしかしたら中国に強硬姿勢を貫く代わりに、、
 明日からの日米通商協議では譲歩してくれるかも・・・
 という密かな期待もあったりしますけどね(笑))

ということなので、貿易戦争が収束して「先行き」懸念が払拭されるか、
もしくは貿易戦争リスクが継続していても、
せめて市場が織り込んだとか出尽くしと言える水準になるか、
シンプルに米金利とドルはほどほどの適温相場となって、
商いを伴った株高にでもならない限り、慎重に構えておきましょう。
現状ではまだまだ巻き戻しのリスクオフや金利上昇アレルギーの再発、
まさかのマネーの大逆流も有り得る状況なので、楽観は禁物でおます。

そして目先としては、連日書いているので割愛しますが、
国内外ともに明日と明後日が節目なので、
節目を超えてどのような動きになるのかを見極めてからでも遅くはないです

新興市場については、冒頭でも書いた通り、
本日は上昇したものの相変わらずの薄商いでの続伸であり、
足元の下落局面での商いすらも超えてないアテにならん続伸なので、
シンプルに商いを伴った反発が「継続」するまでは、
テーマ株も含め引き続き慎重に構えておくべきですが・・・

ただし明日はマザ指数の寄与度がデカ過ぎるメルカリの決算、
次いで指数に組入れられ、寄与度がデカくなるMTGの決算が10日、
他の新興企業決算が本格化するのは明日以降ということからも、
新興市場も明日と明後日が節目になる可能性はありますが、
本格反発となるのは主力大型株からと言うのも相場の常ではあるので、
節目を経た動きを見極めてからでも遅くはないでしょうし、
良い意味での節目となるのかは、過度に期待せずに構えておきましょう。

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