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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
国内だけでなく海の向こうの目先の節目も・・・
こんばんはです。

国内外の4-6月決算は概ね堅調、見通しの修正も限られているせいか、
随分と楽観的な見方と共に株価も踏ん張っておりますが、
業績とマクロ環境に直結する貿易戦争が落ち着いておらず、
根拠に乏しい貿易戦争に対する楽観論にも疑問を感じるばかりなので、
せめて市場が織り込んだといえる水準になっているならまだしも、
現時点では少なくとも先行きに関して安心するには程遠い状況です。

そもそも本日の日本株はハゲラッシュ(ハゲバンコ上昇)の賑わいもあり、
堅調に上昇したものの相変わらずの薄商いであり、
昨夜の米国も欧州も同様に薄商い、米長短金利差は縮小、
現在は米金利が上昇する一方でドル安とチグハグな動きであり、
商品は原油が薄商いでの反発、安全資産の金は安値圏ながら、
景気と中国の鏡でもある銅は安値圏と好悪入り混じっており、
新興国の資金流出は継続中(トルコはトリプル安)・・・、
てな感じで、市場の動きとしても好悪が入り混じっており、
本気の楽観モードとは程遠い状況です。

ただし本日の上海株だけは、やや商いを伴って反発しており(人民元も)、
さすがに2016年2月の安値を割るわけにはいかないアルヨ、
というガキデカ(習近平)の面子が窺える動きではあります。

そんな中国を除くアテにならん市場の動きと楽観論と共に、
イールドカーブの縮小や長短金利差の逆転も問題ないとの意見もあり、
それって日米英欧がゴリゴリの金融緩和をやったせいで、
債券市場が壊れとるだけやないのか?とも言いたくなりますし、
問題ないって単に機能不全なのでは?と言いたくもなります(笑)

そして我が国では週末に発表される4-6月期GDPは、
プラス成長になるとの予想が多いようで、
確かに大阪北部地震は6月半ばながら、西日本豪雨は6月末、
猛暑は7月以降なので、自然災害の影響は軽微とも言えますし、
外需企業の4-6月期業績も堅調ではありますが、
内需企業の4-6月期業績は低調なものも目立つイマイチ、
小売の4-6月の月次売上高は低調であり(7月もまだら模様)、
本日発表された6月実質賃金は2カ月連続で増加したものの、
6月消費支出は5カ月連続で減少、6月景気先行指数はマイナスなので、
4-6月期GDPが安心できるほど堅調なのか?という疑問も感じます。
(ちなみに明日は7月景気ウォッチャー調査と6月国際収支、
 明後日は7月オフィス空室率、6月機械受注と工作機械受注の発表も)

我が国は先進国の中で唯一、1-3月期のGDPがマイナス成長となり、
2期連続で4-6月期までマイナス成長となれば、
定義上はリセッション入りという称号を得るだけでなく、
足元ではデフレ脱却には程遠い低インフレも続いているので、
黒い銀行の異次元な金融緩和の効果はなかったと言われ兼ねず、
かと言って長期金利の上限余地拡大等の出口を探っとる場合か!とも言われ、
9月に総裁選を控える安倍ちゃんマンにとっても都合が悪いでしょうから、
今回の4-6月期GDPは、中国のようにとは言いませんが、
イジクリ倒してでもプラス成長で着地させたとしても、
説得力に欠けるというか無理くり感すら漂いそうですけどね・・・

(ちなみに欧州も昨夜を含め足元のマクロ指標は低調であり、
 英国と伊の政治リスクもやや再燃しております)

だからこそ終わった期に過ぎない4-6月期のGDPを含むマクロ指標、
4-6月期の企業業績よりも先行きが重要ですから、
先行きの影響に直結する貿易戦争が譲歩・決着等で落ち着きさえすれば、
GDPが低調だろうとも帳消しされるでしょうけど、
貿易戦争が落ち着かなければ、GDPが堅調だったとしても、
先行き懸念が払拭されないということになりますので、
貿易戦争の世界的なメインイベントである米中間と米欧間の戦いだけでなく
我が国にとっては9-10日の日米通商協議が重要でおます。

しかも8-9日には先に述べた国内のマクロ指標と特盛りの国内企業決算、
10日はSQという国内の需給イベント、国内主力企業決算も一巡するので
特に9-10日は日米通商協議も含め国内の節目と言えます。

海の向こうについても、貿易戦争は大丈夫や!
長短金利差の縮小も逆転も大丈夫や!という謎の楽観論はともかく、
金融引締めの先頭を走る米国の金利が上昇し(長期金利3%超え?)、
ドル高となれば米株、原油・商品が悲鳴を上げ、
中国・新興国からは資金流出が起きる金融引締めアレルギーは、
米国を始め先進国では克服したと言えず、2月のように再発の恐れがあり、
足元では中国・新興国では資金流出が起きている状況ですから、
(トルコはトリプル安、新興国の通貨と株価も軟調)
百歩譲って長短金利差の縮小や逆転が大丈夫だったり、
長短金利とドルがほどほどの水準で留まることを適温相場と解釈しても、
マクロ・ミクロの先行きに直結する貿易戦争が決着しないまま、
長短金利上昇・ドル高となれば、アレルギーが再発するでしょう。

従って来週からの対中追加関税を巡る公聴会動向であったり、
貿易戦争の全容判明と発動の有無が決まる9月も重要ですが、
それらを占う目安として9-10日の日米通商協議(NAFTAもある)
そして米金利とドルの動向目線では、
10日に発表の米7月消費者物価が重要と言えます。

米消費者物価が堅調な結果となれば、
利上げ観測の高まりで米金利上昇・ドル高となるのか・・・
それに屈せず米株高となるのか、アレルギーを再発するのか・・・
一方、米消費者物価が低調な結果となれば、
利上げ観測の後退で米金利低下・ドル安となるのか・・・
程よい米金利低下とドル安となって適温相場による米株高となるのか・・・
それとも足元で積み上がっている投機筋の米債券ショートとドルロングが
一気に巻き戻されるのも相まって(原油買いも高水準、金買いは低水準)、
リスク回避の米金利低下・ドル安・米株安となるのか・・・

以上の通り、海の向こう(米国)については、
来週以降の方が重要と言えるイベントは多いのですが、
目先(今週)の節目としては我が国と同様、9-10日と言えます。
(中国は明日に貿易収支、明後日は消費者物価と生産者物価の発表も)

ということなので、まさかまさかの急転直下で貿易戦争が解決でもしたら、
小難しいことは考えず、ひとまず中間選挙までは素直に乗ればいいですが、
貿易戦争に進展がなければ、国内外の今週の節目である9-10日までは、
先にも述べた現在の株式市場の薄商い、
債券・為替・商品のチグハグな動きが続いている限り、
アテにならん動きだと冷ややかに見て、慎重に構えておきましょう。

新興市場については、本日はマザが昨日と同水準の商いで反発したものの
継続してこそであり(JQと2部は相変わらずの薄商いでの続落)、
薄商いの主力大型株とは違って、先週からの商いを膨らませながらの売りが、
本日の反発だけで終わったとは言えないので、
小難しく考えず、シンプルに商いを伴った反発が「継続」するまでは、
テーマ株も含め引き続き慎重に構えておきましょう
ただし今週はマザ指数の寄与度がデカ過ぎるメルカリの決算が9日、
次いで指数に組入れられ、寄与度がデカくなるMTGの決算が10日、
他の新興企業決算が本格化するのは9日以降ということからも、
新興市場も9-10日が節目になる可能性はありますけど、
本格反発となるのは主力大型株からと言うのも相場の常ではあるので、
良い意味で節目となるのかは、過度に期待せずに構えておきましょう。

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